運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

EURO2020 一回り終えて

正確には一回り強ですが。

ベストマッチは、デンマークvsベルギーかな。
エリクセンを失い、1戦目はその衝撃に飲み込まれたままだったけど、2戦目は逆に魂を込めて優勝候補に真っ向勝負。
3バックを採用し、完全マンツーマンのミラーゲーム。その意外な戦術に驚いたのか、前と後ろの距離が空いたベルギーに効果的にヒット。これよ、これ。マンツーマンが基本の子供たちに教科書として教えたいぐらいの内容で終えた前半。惜しむらくは、そこで追加点を取れなかったこと。ここはもう、本当に残念だけれど、選手の年俸の差に違いがあったということかな。
一方、ベルギー。怪我明けで温存していたデ・ブルイネ、エデン・アザールヴィツェルを投入。決勝トーナメントまで温めておいて、という考え方もあったんだろうけれど、見事に後退がはまったということもあって、この段階でこういう戦いをこなせたというのは良かったのかも。
デ・ブルイネはもう文句なし。上手さと強さを兼ね備え。アザールは、初戦もそうだったけど、あれ、意外とコンディションいいぞ。
そして、ヴィツェルの存在でかいかな。ティーレマンスが十分ゲームメイカーの役割をこなしてくれているんだけど、ちょっと我を出しすぎるというか、チャレンジングな球出しが目につくんだよなー。セスク・ファブレガスみたく。そういうやつ、大好きだけど(笑)。ただ、前線にあれだけタレントいるんだし、確率の高い球出ししておくほうが結果的にはいいのかな、と感じていて。ヴィツェル入ってくると、そのあたりの役割をきちっとこなしてくれて、ティーレマンスも前に上がっていけるという好循環を作り出していた。
でも、さすがだね。同点ゴールのシーン。それまでミスのなかったデンマーク守備陣が一瞬かぶったところを見逃さず、ルカクがドリブルで突き進み、ゴールまで決めてしまうところ。上にも書いたけれど、これが年俸の差ということでしょう。

一方、同じくフランスの対抗馬と目されていたイングランド。1回り目のクロアチア戦は好勝負だったけど、スコットランドとは大きな見せ場もなく、スコアレスドロー
ポゼッションは丁寧にやってはいたけれど、結局のところ、相手守備陣形の外で回しているだけ。自慢のスリートップもディフェンスラインに張り付いちゃってるし、インテリオールも真ん中で受けるという意識も希薄。当てれるシーン、なくはなかったけど、アンカーのライスもクサビのボールを全然出せず。まぁ、ここ、弱点だね。それこそさっき書いたヴィツェルティーレマンスだったり、ジョルジーニョ、ロドリ、クロースあたりだったら、十分に通せるだけの時間的余裕はあった。ウィンクスみたいなタイプを入れておかないと、現代サッカーは苦労するよね。

そして、同様にポゼッションしまくったけれど、スコアレスに終わった我がスペイン。
途中でのポゼッション率85%って、そんな数字初めて見たよ……。全体通しても75%って。相手、スウェーデンだぜ。
とはいえ、点とれず、勝てなかったのは確か。まぁ、モラタが決めてりゃね、ってことなんだけど。モラタって、決定力高い印象持ってたんだけど、実際に試合でその能力をそんなに見せたことないんだよなぁ、と思ってて、ついにその答えに思い当たりました。第1期ユベントス時代の対マドリーに対する決定力の高さが強烈な印象で残っているだけ(笑)
そんなモラタ、僕は好きですけどね。最前線でディフェンスライン押し下げながら、パスを受けるために顔を出してくれるし、パスサッカーで不足しがちなドリブルでの運びもできるし。けど、やっぱ点とってくれないとね。
イングランドなんかよりは全然中央にボール当てれてたし、悲観するような内容ではない。きちんとティキ・タカしてくれてたしね。ただ、当初から判っていたことだけれど、流れを変えられる交代カードがない。前線は同タイプが並ぶし。トラオレは流れ変えれるかもね。ただ、あの展開で彼を入れても活きない。
中盤もなぁ、思った以上にコケが前線まで飛び出してチャンス作ってくれてたのはありがたいんだけれど、サウールとか、右サイドバックアスピリクエタいれてマルコス・ジョレンテ上げるとか、2列目から追い越せる選手がいないなぁ、という印象。もしくはカナーレスみたいな前でアクセントのついたパス出せる奴、メンバーに入れておけば。ファビアン・ルイス、なんとかその役割、担ってくれないかなぁ。
アゴはダメだよ。あれ、入ると逆に遅くなるから。スタメンからとか、優位な状態から使う分にはいいけど、膠着状態を抜け出すのには適さない。
ペドリも頑張ってたけどね。中のスペースで受けようとする動きは秀逸。ただ、18歳になんでもかんでも背負わせるチームってどうなのって思うし、今シーズンの終盤で感じたのは、ペドリってシュート下手だよね?? エリア内で決定的に近いシュートふかして、いや、いや、そのシーンを作り出せるのが偉いんだ、って擁護してきたけど、なんか、そういうの多くね? そういうところもイニエスタに似ています(爆)。

最後にもう1チーム書きたい。
イタリアが調子よいと思われてるけど、スイスはまだしも、トルコに勝っても何の自慢にもならんぜ。それだけトルコがひどかった。
ポゼッションする、奪われた瞬間にハイプレスする、そこで取れなかったらしっかりブロック作ってリトリートする、というのが現在のスタイルの中で、なんだあの下手くそなブロックの作り方は。ちょっと近年、思い出せないぐらいのひどさ。
まーね、練習時間の限られる代表だとこんなもんだよね、なんて思っていたら、他のチームはちゃんとやれとるやないか。お前んとこ、どうなってんね。
前線・中盤が無駄につつきに行く、時代錯誤的に低いディフェンスライン、バイタルエリアぽっかり。せめて中を切る位置取りしておけばまだましなのに、だーれも中を閉めない。いくらイタリアがポゼッション寄りのチームに変貌したといえ、あれだけバレッラに中で、しかもアンカーの後ろでパスを受け取らせるって、完全にディフェンス組織が崩壊している。だって、先制点の時、あの位置でバレッラ、何秒間フリーでポジション取りしていたよ。パスコース切るとか、ディフェンスライン上げるだとか、いくらでもできただろうに。
トラップもぽろぽろこぼすし。チャルハノールがものすごく上手く見える。いや、上手いよ、上手いと思うけどさ、これまた他のチームでもぴたっと足元止めてる選手がほとんどなのにさ。
ほんとに久々にひどいものを見ました。現代サッカーに逆行してるぞ、あのチーム。

シモン・ケアー

デンマーク代表のキャプテンです。

 

あのエリクセン倒れるの報から、数時間。

まずは、エリクセン、意識も戻り、チームメイトにも試合を再開してほしいとオンラインでメッセージ。

とにもかくにも命を繋いだことは、本当にもう、サッカーの勝敗どうこうじゃなく素晴らしいこと。

 

結局のところ、2時間後に試合再開。

延期の選択肢もあったようだけれど、オンラインでのエリクセンのメッセージもあり、デンマーク代表全員の総意の元、試合再開。

俺、まだ試合見てない。だから、どんなふうに敗れてなのか判らない。

けど、再開して、そんな極限状態で試合を再開させたデンマークイレブンに敬意。

 

色々報道見ると、キャプテンのシモン・ケアー、すぐに駆け寄り気道確保を試みたそうな。緊急治療をしている様を見せないように、チームメイトにエリクセンを囲うように指示し、緊急事態で下りてきたエリクセンの家族にも対応して。

 

なんというリーダーシップ。

いや、もう、これは凄い。

とにかく脱帽。

 

試合は再開されて。

結局、シモン・ケアーは途中で交代したらしいんだけど、いや、そりゃそうでしょ。あんな事態に出くわして、それでも冷静にやるべきことをこなして、けど、そりゃあ心の中で動揺もあっただろうに、それをひた隠してやるべきことをやってみせて、その上でサッカーやれって。

 

もう間違いなく彼が今大会のEURO、MVPでいい。

それだけ人命は尊い

彼がキャプテンだったことが不幸中の幸い。

エリクセン

EURO2020開幕、ってなタイトルで次回更新かなと思っていたけれど、まさかの事態に。

 

エリクセン倒れる。

 

フィンランド戦、ビデオで見ている最中。前半終了間際、左サイドでのスローイン。投げられたボールが、変なところ、例えば顔面にでも当たっただけかと安易に思っていたけれど、VTR見てみると足元フラフラ、倒れて虚ろな目付き。これはヤバい。しかも、エリクセン

いつまでたっても運ばれないエリクセン。それどころか、呼ばれる家族。おい、おい、勘弁してくれよ。控室に戻るフィンランド。ようやく運ばれていくエリクセンデンマークもピッチから去る。再開の目処がたたない試合。いや、そりゃそうだろ。それどこではない。

いつまでも再開されない試合会場を写しているわけにもいかず、映像は開幕戦後半に。早送り。開幕戦終了し、最後にコペンハーゲンのスタジアムに。

 

エリクセンの意識が戻りました」

 

 

号泣。

もちろん好きな選手というのはあるけれど、いや、いや、家族を持つ1人の人間として、こんな悲劇がなんとか最悪の事態を回避できたことに安堵。

最近、知人も倒れていて。いや、もう、そんなの繰り返されたくない。

 

まだ情報が全然判んなくて、元々エリクセンの心臓に問題があったのか、そんなに暑くはなかったはずだけど、夏場の、しかも昼というコンディションに問題があったのか。

可能性はあるよね。それこそ、目の前で子供達が倒れる可能性。本気でその瞬間、自分の判断一つで人の生死が変わる可能性があるわけで。もちろんそんなことは頭の中では判っていて、けど、まぁ、その可能性ってどれだけの大きさのもんよ、なんて思っていたけれど、そんな生易しいものではないよと、ガツンと頭を殴られた気分。

 

エリクセンは大好きな選手。スパーズでのユニフォーム2着持ってる。インテルのも欲しいし、デンマーク代表のもガチで欲しい。

状態のいい選手をすっと使い、その気になれば自分でも持っていける。

まさに自分の理想を体現するようなプレイスタイル。

モウリーニョの嫌がらせでインテル移籍となってしまったけれど、マドリーに行っちゃうんだろうな。いや、いや、バルサに来てくれると超嬉しいんだけど、なんて思っていた。

 

ともかく生きていてくれて良かった!!!!

今大会の復帰は難しいんだろうけれど、ぜひ早期に戻ってきてもらって、来年のワールドカップで10番をつけて勇姿を見せてほしい。

ブレイスウェイトはあれだけど、ホイヴィア、ディレイニーポウルセン、クリステンセン、ケアー、ヴァス、そしてカスパー・シュマイケルと素敵な選手が揃ってるじゃん。

そのど真ん中にエリクセンがいなきゃ。もう一回、そのデンマークの挑戦が見たい。

 

ちょうど今、試合が再開されて戦ってるのかな。

頑張れ、デンマーク代表!!

EURO2020始動

ワールドサッカーダイジェストだけでなく、Numberでも特集が組まれたEURO2020。

いやぁ、オリンピックがあんな状態なので、始まるという実感が全然なかったけれど、ついにやれるんだというワクワクを感じるようになってきました。

 

当初の予定通り、各国での分散開催もできそう。しかも、有観客。

日本はずっと有観客だったので、別にその光景が非日常だったわけではないけれど、やっぱ、いいもだんよね。FAカップもそうだし、チャンピオンズリーグもそう。決勝戦で見られたサポーターが爆発する姿は、いよいよ僕らが待ち望んだものが帰ってきたんだなあ、と思わせてくれる。

ワクチン様々。インド型クラスターは不安だけれど、あそこまで好き勝手やれるのは嬉しいところ。

マスク外すまで至らなくても、子供たちのサッカーが脅かされるようなことがなくなるといいね。

 

 

で、EURO2020。

圧倒的に強そうなのは、ワールドカップ王者のフランス。

3年前のワールドカップは、層は厚いんだけれど、試合を決めきりそうなSランクの選手がいないなぁ、優勝するまでは至らんだろうなぁ、と見事に予想を外しましたが(笑)、その層の厚さを保ったまま、個の能力を上げてきた感じ。

エムパぺは、もう文句なくワールドクラス。グリーズマンバルサでは調子よくはないけれど、むしろそのことで、代表時の活躍度がクローズアップされることに。ジルーとのコンビで、以前と同じように危険な存在になってきそう。

当時、世界最高CBだと思ったウンティティは消えてしまったけれど、キンベンベとラングレが台頭。リュカ・エルナンデスもいる。

流れを変えるジョーカーも、コマン、デンベレ、ルマールがいる。デンベレ(笑) ある意味、全く計算できない選手ではあるが、これだけ層が厚ければ、調子のいい者から起用するということができる。

 

うん。強そうね、圧倒的に。

気になるのはベンゼマの存在。

異分子であることには違いないし、パフォーマンス的には選ばれるレベルにあるとはいえ、チームメイトが彼の復帰をどれだけ歓迎しているのか。

それと、プレイスタイル。大きく動き回って、ボールに絡んで、利他的にも振る舞えて、ってグリーズマンともろかぶり。バックアッパーという位置づけならいいのだが、両者が並び立っても機能しなさそう。

 

個人的に応援しているのはスペインだけど、フランスと比べると2段階ぐらい落ちるかな。

超絶な強さでEURO2008を優勝し、その勢いのままワールドカップ優勝。そのまま、EURO2012も優勝したけれど、これは過去の遺産で食いつないだだけ。

ティキ・タカ終焉で、時代の趨勢はハイプレス。サイドアタッカー色の強いメンバー構成、より点を取ることに特化できるモラタとジェラール・モレノ

面子的には新しいスペインのサッカーを、ということかもしれないが(バルサでトリデンテを全面に出してチャンピオンズリーグとったルイス・エンリケが監督だし)、それでも強いスペインを見せるにはティキ・タカ。それを担える選手が今回は少なすぎるかな。

でも、応援するけど。

 

そのスペインの後追いで、これまたワールドチャンピオンになったドイツ。

同じく低迷(笑)

無骨なドイツ人が、優雅なボール回しを手に入れたら、今度は無骨さを前に出すサッカーが流行り、いつの間にかその武器を無くしていたという。

昨年のバイエルンのような戦いができるかだよね。ミュラーが復帰して、ゴレツカもニャブリもいて、後ろでキミッヒが支えて。

けど、レバンドフスキいない。クロースも、そのサッカーに合うとは思えない。

いい選手はいるんだけど、まだ駆け出しというか、まだまだワールドクラスと言える存在が少ないかな。

 

代わりに、優勝候補の対抗馬と挙げられているのが、イングランドとベルギー。

 

1年ほど前にも書きましたが、やたらと評判のいいイングランド

レバンドフスキと並んで正に世界最高峰のCF、ハリー・ケインを擁し、脇を固めるサイドアタッカーも優秀。しかも、若いのがドンドン出てくる。そりゃ、評価も上がりますな。

が、その優秀なサイドアタッカーの中でも、得点力を兼ね揃え覚醒したと思わせたスターリングが今シーズンは不調。それと、やっぱ中盤貧弱。

それと屈強だなと思っていたセンターバック。いや、屈強だとは思うよ。でも、屈強だけでフランス、ベルギー、その下のスペイン、ドイツすら止めれるか?? 不安。

 

ベルギー。

黄金世代の集大成なるか。いや、次のワールドカップ1年後だから、ラストチャンスというわけではないが。

アザール不調だけど、だからこそ代表で自信を取り戻すということも。いや、ないか。そういうレベルのコンディション不良ではない。けど、アザールいなくても、代役はいる。メルテンスや弟くんいるし、ツートップにしてもいい。

替えの効かないのはデ・ブライネのほう。チャンピオンズリーグ決勝での負傷からの回復具合はいかがなものか。

一方、インテルでの活躍で、ついに殻を破ったと評価されるルカク。えーと、僕は信用してません(笑)。所詮、雑魚専。トーナメント入っても活躍できるかというと……。

それ以上に心配なのはディフェンスライン。アルデルバイレルト、ヴェルトンゲン健在とはいえ、むしろまだその二人にまだ頼っている現況って。3年前と比べて、明らかに劣った部分。

 

というわけで、ワールドカップからの推移を見てみると、フランスは充実の一途を辿り、他列国は逆にスケールダウンしているという。

死の国脱出に力を使い過ぎなければ、順当に優勝しちゃうんだろうか。

人は涙見せずに大人になれない

桑田佳祐は、結構この歌詞を書くのが好き。

1番最初に好きになったアーティストはサザンオールスターズでした。

 

いや、もちろんサザンの話をしたいわけではない。

したいのはチャンピオンズリーグ勝戦の話。

 

シティ、初の決勝進出から、けれどもやっぱり初優勝はできんかったなー。

初決勝→初優勝したのは96-97シーズンのドルトムント以来出ていない。

 

2年前のスパーズが決勝まで進んだ時にも書いたような覚えがあるけれど、そういうチームとしての経験値という目に見えない何かが効いてきちゃうんだよな、ビックイヤー獲得するには。

一度は涙を流さないと届かない。

 

ラストワンプレイでリーグ制覇に導き、チームに新たな歴史をもたらしたアグエロの流した涙。グッときますね、あれ。

 

怪我で途中交代のデ・ブライネの涙。敗戦で倒れ込んだジンチェンコ。

あー、やっぱりチャンピオンズリーグ決勝っていうのは、それこそビッグクラブに所属する選手であっても人生の中で一度立てるかどうかぐらいの舞台なんだなぁと思い知らされる。そこに賭ける並々ならぬ決意。

去年のネイマールの涙には何も感じなかったけれど(笑)。あれはなんか嘘くさい。

 

さて、シティ。

長いリーグ戦では、あの戦い方を継続することが最も確率が高かったんだろうけれど、いざ一発勝負でかつリードされた際に、流れを変えられるような流動性まではなかったのかな。

スターリングとマフレズが押さえられ、この展開ではフェラン・トーレスのスピードも生きないだろうし、アグエロ入れるしかないんだろうけれど、そこにボールを入れるデ・ブライネが不慮の負傷でいなくなり、代役できそうなベルナルド・シウバも引っ込めてしまう。

今季絶好調だったギュンドンアンに賭けたってとこだろうけれど、あれはきちんとゴール前まで押し込めた際に力を発揮するわけで、そこまでの道筋を示せてない状態では事態を好転させれるはずもなく。

 

もちろん、この1試合でどうこうってのはアンフェアだし、むしろ上手くやったチェルシーを褒めるべき。

しっかりスリーバックで後ろを固め、ウィングに仕事をさせず、カンテが縦横無尽に動き回る。シティにポゼッションは譲ったけど、カイル・ウォーカーが自身のスプリント力に頼った無茶な持ち出しが目立ったということは、かなりの息苦しさを与えていたということでしょう。

 

もしも普段リーグ戦で当たらない他国チームとだったら、普段のサッカーで圧倒していたかもしれないけれど、何回も予行練習を繰り返したチームが相手だったのは初出場のチームとしてはかなり不利だったのかも。

ラ・リーガ、アトレティコ優勝

などとタイトルを書きつつ、中身はバルサへの愚痴ですが。

 

アトレティコ優勝は喜ばしいことだけれど、バルサ、マドリーのシーズン前から予想されたクオリティー低下も相まって、正直、近年の中ではレベルの低い争いになってしまったかな。

 

アトレティコ

スタートダッシュ大成功。いきなりチャンピオンズリーグ初戦でバイエルンに大敗したけれど、スアレス加入で得点力、大幅アップ。守備も相変わらず固い。

これ、このままブッちぎれるんじゃないと期待したのも束の間、失点増える、スアレス止まる。

チャンピオンズリーグチェルシー相手に、いいところなく敗退。トゥヘルに監督変わって、イケイケ状態のところにぶち当たった不運はあるにせよ、スペイン勢の中では最も期待を持てたチームだったのに、何もないまま負けたのは残念極まりない。

 

その間にバルサ、マドリー、猛追。

が、安定感がない。

追いついたと思ったら、ホームで格下相手に負ける。

ダチョウ倶楽部かとツッコミをしたくなるぐらいに、どうぞどうぞのオンパレードで、そのうち、セビージャが大型連勝でまさかの大逆転かと見せかけ、こちらもやっぱり大事なマドリーとの直接対決前にビルバオに遅れをとるという。

なんやねん、お前もか。

 

最終節、アトレティコもマドリーも逆転勝利でなんとか体裁は保ったものの、なんか両チーム、そのまま敗戦で終わるんじゃなかろうかという試合展開。

まさに、今シーズンを象徴した試合でしたね。

 

まぁ、長らく2代巨塔時代があって、クリロナ抜けてもなんとかモドリッチ、クロース、ベンゼマが奮起しているとはいえ、それを越える若手の突き上げもなく過渡期にすらならないマドリーと、遂にメッシ退団で揺れたバルサでは、リーグとしての競争力は保てんわなぁ。

 

 

で、バルサですよ。

 

メッシがついにキレて、一年たって残留の目も出てきたけれど、もういなくなった後のチーム構成を待ったなしに構築しなきゃいけなくなり、壊し屋のクーマンを招聘。

もう何もかもぶっ壊れ、ガチでチャンピオンズリーグ出れないぐらいになるのではないかと、ある意味、ワクワクしてたぐらいだったのに、蓋を開けてみれば、一応は優勝争いしての3位。軽く捻られはしたが、チャンピオンズリーグでも決勝トーナメントまでは進み、コパ・デル・レイでは優勝。

 

あれ? 普通だな、これ(笑)

 

崩壊しなかったことを喜ぶべきか、革命も後退もなく、ただ無為に1年が過ぎてしまったと嘆くべきか。

いや、後者だろ。

クーマンに期待してたの、これじゃないから。

 

脱メッシをテーマにスタートしたシーズンは、アンス・ファティは早々に壊れて離脱機関が長くなってしまったのもあり、結局、途中からメッシ頼み。

最終的には3バックで固め、中盤の構成も代り映えせず、機能しているとは思えないグリーズマンとの2トップ。

メッシもメッシで、30ゴールはもちろん凄いんだけれど、あっさりとボール取られるシーンも目立ち、衰えは隠せんですな。

残ってはほしいけれど、残ったところであまりに大きな存在感がゆえに、チーム改革が進んでいかないのが目に見えるわけで、なんか近年のアルゼンチン代表と被るぞ。

 

デスト、アラウホ、ミンゲサ。ディフェンスラインで若手を積極的に使ったのはクーマンの功績。守備での若手抜擢は、ミスると失点に直結することもあって、あのペップでさえ、バルサ時代では後ろの選手で冒険することが少なかったのもあり、これは評価できる。

が、中盤、バルサにとっては生命線ともいうべきエリアでの抜擢はなく。ペドリは良かったよ。あれは今シーズンのナンバーワンヒット。でも、これはクーマンの功績というよりは、あの宝石を見つけてきたスカウトが凄い。

その一方で、リキ・プッチを干し、アレニャに至ってはレンタル移籍。まぁ、ヘタフェのサッカーがあれだったにせよ、あのグレードのチームで存在感を示せない時点で絶対的なクオリティーが不足している証拠なのかも。

ブスケツのプレイ振りが良かったのはあるにせよ、ピアニッチの出番はほとんどなく。結局、ペドリ、フレンキー・デ・ヨングの3人の次が出てこないことに。次のチョイスが怪我上がりのセルジ・ロベルトって。

 

フレンキー・デ・ヨングの使い方にも文句をつけたい。

クーマンが最も信頼してる選手というのは判る。けれど、スリーバッグやらせたり、アンカーやらせたり、ダブルボランチ組ませたり、インテリオールやらせたり。

今のバルサにおいては、彼の持ち出しは数少ない武器の1つ。その良さを活かすには、ダブルボランチかインテリオール。

ダブルボランチはシーズン当初試していたけれど、チームとして合わないため早々に断念。なら、インテリオール一択だろうに。

 

最も許せんのは、後半戦のクラシコ、アウェイでのマドリー戦の采配。

暴風雨が吹き荒れる中、2点ビハインド。ただ、後半、デ・ヨングの飛び出しから反撃の一発。デ・ヨングの動きを全く相手は捉えてないし、この勢いのままなら同点も、というところで、即座にブスケツに代えてセルジ・ロベルト。まぁ、セルジ・ロベルトもアンカーできるか。より攻撃的な形にか。

などと思っていたら、まさかデ・ヨングをアンカーに下げるという。

おい、おい、何を馬鹿な事してんの。

案の定、前への推進力が無くなり、バルサの追い上げムードが一気に沈黙するという謎采配。

 

あんなもんですけどね、クーマンなんて。

結局、自分が信頼する選手に頼り切るだけ。

采配力なんて、ハナから期待していない。それにしても、程度の低すぎるアホ采配だったな、あれは。

 

アホといえば、その件のクラシコ、いきなり登場した超ダサい限定ユニフォーム。

今シーズンのユニ、かっこいいなぁと思っていたから、さぁ、そのユニフォームでこれからマドリー撃破と勢い込んだところで、あれ見せられたこちらのドヨーンとした気分。

どうしてもバルサっての土地柄、カタルーニャとの関係性からああいったユニフォームを出さなきゃいかんのだろうが、それにしてもダサすぎた。

 

で、そのダサすぎたユニフォーム、1試合こっきりかと思いきや、なぜ大事なカンプノウでのアトレティコ戦、大一番にもう1回引っ張り出したorz....

クラシコで敗退したゲンの悪いユニをここであえて持ち出す、その考えが全く分からない。あのユニがもう1回出てきた瞬間に、あ、これ、逆転優勝無理だ、と思ったのは僕だけじゃないでしょう。

なぜ、自らフラグを立てる……。クーマンだけならまだしも、フロントも何考えてんの……。

 

壮大なボケをかまして、最終盤で急ブレーキをかけやがった我がチーム。

来シーズンどうなってくんでしょうね。

 

 

その前に頑張ってEURO、スペイン代表応援しよ。

はてさて今シーズンのエスパルスは

開幕戦アウェー、アントラーズ

押されて終盤に先制点挙げられるものの、10分間に3点挙げ、ある意味ラッキーな勝利。

 

ホーム開幕戦、アビスパ

降格を争うライバル?

ただ、申し訳ない。選手の絶対的なクオリティの差は確実に見られ、チームとしての差は大きいかな。ただ、試合展開も相まって確実に勝利を挙げなきゃいけないところ、最終盤の失点でドロー。

直接フリーキックが壁に当たってゴールということで些か不運なところもあったけれど、そもそもあんなとこでフリーキックを与えている時点で。

 

まぁ、2試合合計で見れば妥当な結果だし、何はともあれ白星先行している事実は心強いところ。

 

正直、昨年開幕戦で見せてくれたサッカーの方がワクワクドキドキしたけど、結果が伴わくていいわけでもないし。

 

 

監督がロティーナということで、基本は守備から入るサッカー。

引き気味のところからスタートして、出てきたところをディフェンダーがアタックするのではなく、中盤の選手がポジションを修正するというやり方。

3年前と同じやり方かな。

 

攻撃に関しては、ちょっと形が見えず。

サイドの選手が目一杯幅をとって、それがゆえにサイドバックがオーバーラップするスペースはなく、中盤の選手が中から追い越していく形が、1番殺傷能力が高いのかな。

攻める時間帯は決して多くないけれど、やたら点取れてるのが不思議。

これも3年前とそっくり。

 

主導権握ってどれくらい攻めれるのか見たいとこですけどね。

今日、アビスパ戦なんてそれができる絶好のチャンスだったのに、先制点とった途端、重心が低くなるという。オー、マイ、ゴット。

 

 

エスパルスしか見ていない人間からすると、うーん、西澤や金子入れた方が機能するんじゃないの、と言いたくなる。

アゴサンタナの体の張ったポストプレイは認めるけれど、基本的にはエリア内でしか勝負できないタイプかな。

カルリーリョスを左置くより中に配置して、左は西澤に任せた方がチャンスできるような。セットプレイの精度も上がるだろうし。

 

守備のやり方からすると、金子は適任なような。いくらでも、そして素早くポジション修正できるスタミナ持ってるし。

突破力、チャンスメイクという点では西澤に劣るものとはいえ、じゃあ、中山がその辺り、秀でているかといえばそんなこともないし。

 

果たしてエウシーニョがこのサッカーに合うかと言われれば疑問符だけど、ビハインド時に入ってきて十分流れを変えられる選手ではあるし、ヘナトはもう文句なくやってくれそう。

中盤からの飛び出しが肝なのであれば、鈴木唯人は適任の人材。

これだけの選手がまだ後に控えていると思うと、チームとしては心強いのか。

 

 

一部でダークホースと言われているらしいが、現時点での目標はあくまで残留。

2試合見た限り、結果は残しているけれど、手応えを感じれる程でもない。

しばらく悪い意味でのドキドキは続きそうです。

 

 

最後に権田の話題。

全く日本代表に興味はないので、加人すると聞いた当初は、ああ、昔、代表にいた人ね、ってな感じに思っていたけど、フットサル仲間に聞いたところ、現役日本代表とのこと。

 

うん、流石にレベル高い。

特にロングボールの対処。前への守備範囲が広く、安心感も半端ない。

 

いいプレイを見せる度、一緒に見てる息子に、さすが日本代表様だよなー、なんて話しているけれど、様をつけているあたり、日本代表を軽視している証拠。