運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

プレミアリーグ閉幕

ちと話題が古いですが。

ということで、シティ優勝。
リバプールプレミアリーグ初制覇叶わず。

とはいえ、リバプールには何の落ち度もないでしょう。
全部の試合見たわけではないので、あの試合、勝っていたら、なんていうのもあったのかもしれないけれど、そんなことよりも、こんなハイレベルな戦いを勝ちきったシティを褒めるべきでは。

えーと、まずはリバプール
サラーは昨シーズン、バロンドール級の活躍を見せ、あんなのは毎年出せるわけもなく。そこの不足部分を埋めたのはマネ。
サイドバック、上下動を何回繰り返すんねというロバートソンと、キック精度に優れたアレクサンダー・アーノルドは2人揃ってアシスト10。
仮にリバプールチャンピオンズリーグ優勝して、ネーションズリーグでオランダ優勝したら、ファン・ダイク、バロンドール取っちゃうんじゃね。それぐらいのDF。強くて上手い、世界最高のセンターバックです。

それに対して、シティ。
MVPはスターリングかな。唯一課題だったシュート精度がここ2年で、大きく飛躍。メッシもクリ・ロナも、最初はウィングだったのが、点を取るようになってからスター街道まっしぐらだったので、同じ道を歩むようになるかも。
スターリングは嫌いだけど(笑)

アグエロは相変わらず点取るし、シティの強みである中盤はシルバ、デ・ブルイネ、フェルナンジーニョが怪我や不調だったけれど、ギュンドンアンやベルナルド・シルバがその分を完璧な穴埋めをして。特にベルナルド・シルバは良かったよねー。ウィングとしても秀逸。

そして、ペップのサッカー。
ホーム最終戦のレスターとの試合は、完全にレスターを応援していましたが(笑)、結局、点が入ったのはコンパニのロングだったにせよ、あれだけボール持たれて真綿で首を絞めるように圧力かけられたら、そりゃ、どっかで決壊はするでしょう。
なんていうのかな、効率は決して良くないかもしれないけれど、勝つために1番確率の高いサッカーをしてるというか。

僕もポゼッション至高主義だけれど、ただのボール回しは好きではなく。
具体的には、中央へのクサビのパスをどれだけ出せるか。
えー、フットサルに慣れてしまっているので、いわゆるピヴォ当てをしたいという(笑)

ペップバルサ最盛期にエセ真似チームがJリーグにも増えたんだけど、外を回すだけで全然中に当てれてないんだもん。
あれじゃ相手は怖くない。

当然、真ん中は危険だから相手も絞る。
それを剥がすためにボールを回してポジションずらして、サイドも大きく使ってDFの距離も広げて。
突き刺すための布石がポゼッションなんだよ。
シティのサッカーを見ていると、それがよく判る。

中通すには速いパスじゃなきゃカットされるし、それを止めるためにトラップの技術がいる。

日本人選手が劣っているのは、このトラップだと僕は思ってる。
それがないから、速いパスもできないし、だからJリーグの中継を見ると遅いと感じてしまう。

来シーズンもペップが監督するのか知らないけど、まだ続けるなら優勝候補最筆頭でしょう。
あとはチャンピオンズリーグなんだろうけれど、あれは相当な運とある程度リアリストも必要になってくるからなぁ。