18-19 バルサ総括 GK&DF
尻切れトンボ感が半端ない今シーズンのバルサですが、まずは各選手の総括を。
いきなりですが、ほぼSに近いAということで。
なんというか、文句のつけようの無い出来。スーパーセーブでチームを勝利に導いた回数こそ減ったとはいえ、それは要するに特にリーガにおいて圧倒的すぎて、そもそもそんな状況に追いやられなかったというだけ。
モダン型GKとしてアリソンも評価高いけど、直接対決だったチャンピオンズリーグ準決勝で、アリソンがぽろぽろトラップを後ろにこぼしていたのに対し、テア・シュテーゲンがピタッと止めてフィードしていたのを見ると
、モダン型という括りでは彼が世界一かと。
GKという括りではオブラク世界一だと思っているので、ぜひ乗り越えるとともに、ドイツ代表でも正GKを目指してほしい。
シレッセン D
そんなテア・シュテーゲンに対して、どうしてもセカンドGKになってしまうの仕方ない。そんな中でカップ要因として試合に出れるチャンスを怪我でみすみす棒に振ってしまっては、渋い評価を下さざるを得ない。
ジェラール・ピケ A
当たり外れの大きい選手ですが(笑)、今シーズンは大当たりに。
ともかく体が切れているのか、釣り出されて、ああ、このままぶっちぎられるのかな、という不利なシーンでも体を投げ出して止めてくれて。
後述するけれど、昨シーズンまでの相棒だったウンティティが冴えなかっただけにピケの好調は最終ラインに落ち着きを与えてくれました。
無謀とも思えるオーバーラップは相変わらずだけど。
ラングレ A
ウンティティの不調を物の見事に埋めてくれました。
正直バックアッパーという立ち域だったと思うけれど、そこでチャンスをものにするのは立派。
バルサDFに今一つ足りなかった力強さをカバーしてくれて、一定水準以上の技術を持つ選手。
ウンティティ D
W杯を制して、同胞のバランよりあからさまに上にという評価を下していて、シーズン始まる前はモダン型という肩書なしでも世界一ナンバーワンと思っていたけれど、怪我で離脱しているうちにファン・ダイクに大きく水をあけられる結果に。
怪我はある程度しょうがないにしても、デ・リフト来るかも説がまことしやかに流されていて、そうなると更に序列が下がる可能性あるけれど、ウンティティの潜在能力を最大限に発揮できるチームはバルサだと思うので、残留して頑張ってほしい。
ベルマーレン C
ウンティティの怪我もあり、バックアッパーとして残された彼。必要最低限の責務は果たしてくれましたが。
まぁ、やっぱ怪我が多いので、レギュラー怪我した時に助けてほしいと思っても、そもそもそいつが怪我してるという。
ジョルディ・アルバの控えがいないこともおり、左サイドバックとしても存在感発揮できてたら、また違ってたんだろうけれど。
セルジ・ロベルト B
とりあえずは右サイドバックのファーストチョイス。
プラスでインサイドハーフやウィングも、平均的にこなしてしまうのが彼のいいところ。
まぁ、僕は彼が大好きでネーム入りのユニフォームを持っていたりするのだが、それはどうしても器用貧乏というレッテルを脱しきれないその凡人っぷりが僕に似ていて大好きでありつつ、クラシコなどで活躍してしまう確変ぶりがとても頼もしく思っていたりするのだけれども、今シーズンは、そのプラス評価である大舞台での覚醒が見られなかったためにB評価であるだけで、クオリティ自体は全く持って昨シーズンから変わってはいない。
変わっていないというのは、つまり殻を破りきれていないということにもなるんだろうけれど。
ネルソン・セメード B
まだまだセルジ・ロベルトからレギュラーダッシュには至らず、大事な試合でのファーストチョイスにはならなかったけれども、安心してみていられるクォリティに。
A評価を出すには、もう一つ武器が欲しいところ。黒人選手的なバネは感じられて、単純な突破力ならセルジ・ロベルト以上なんだろうけれど、チームとしての武器までには至らず。
この部門ではMVPでしょう。
相変わらずメッシとのコンビで左サイドを切り裂いて、アシストを量産。無尽蔵なスタミナでのアップダウンも見事。
リバプールとの2ndレグで、キーパーと1対1になりながらも、やりすぎでメッシに出してしまったところが唯一のミスでしょうか(笑)
特に今シーズン、特筆すべきなのは、ディーニュが抜けて控えがいなかったところ。たまに休むことはあっても、ほぼ出ずっぱり、かつ怪我もせずパフォーマンスも落ちなかったという。彼が仮に離脱するようなことがあったのなら、リーガでもここまでの独走をすることはなかったでしょう。
ムリージョ E
何しに来た(笑)
一回も見てねえよ。