長男 初公式戦
というわけで、初体験。
これまで練習試合はこなしてきたけれど、なんか試合前にちゃんと並んで、交代もちゃんとしていて、大人たちが勝敗を気にしてという状況で、長男は何か感じるところがあったのでしょうか。
えーと、僕も、他の学年は見に行っていたけれど、当事者として関わるのは始めてだったので、色々思うところはありました。
要約すると、疲れた(笑)
3年生なのでちょっと小さめのコート2面作り、パイプゴールも4つ作り。
コーチ4人いて、ベテランもいるお母さんがいても、こんなに時間かかって疲れるもんか。
最後の片付けは、ぶっちゃけ見学に来てたお父さん連中、さっさと帰らずに片付けしてから帰れや、と思いました(笑)
まぁ、でも、色々やったおかげで近くで息子を見れるのは明らかにプラス。どっちがいいかを選ぶの自分自身。
けど、後述するけれど、長男を見れない試合もあったりして。でも、それでもコーチの立場がいいなぁ。
計3チームでのワンデイ大会。
長男はスタメンから。
1試合目の後半はキーパーやっていたけれど、2試合目はフル出場。基本バックの真ん中やっていて、右行ったり左行ったりしていたけれど、最終的には交代はしなかったっぽい。
本人に話を聞いてみると、前の方をやりたいらしい(というか、守備が好きじゃない? 体ぶつけるのが好きじゃない?)が、まぁ、親のひいき目はあるにせよ、うん、ちょっとバックから外せんな。
まだ三年生で基本ドリブルしか教えてないもんだから仕方ないんだけど、バックのポジションを指示していても、なんかみんな、するすると前に上がっていってしまうし(笑)。特にそこでボール持ってしまうと、ドリブルで突っ込んで後ろがスカスカになってしまう。
その辺のリスク管理できるのが、長男とあと2人ぐらい。
長男には、公式戦に関しては我慢して後ろやってくれ、と夕食時に説明。
その分、練習試合時に僕の権限でポジション決めれるときは、前の方をやらしてあげました。
結果的には優勝できて、最後にみんなで写真撮影したんだけど、笑顔が眩しいね。
優勝に貢献した人も活躍できた人も、結局、公式戦には出れなかった人も、やはり勝つっていうのは嬉しかったのかな。
で、長男の試合を見れなかった件。
うちの人数、余裕で2チーム作れるぐらい、いました。
他にも2チーム作れるところもあったし、2面作ったので、練習試合も並行で。
1試合目終わって、2試合目、うちは休憩だったんだけど、その2チーム作れるところと練習試合。
メインコーチは審判があったので、僕が参加者を決めることに。メインコーチからはさっき出てない子たちを多めに、と言われていたけれど、もちろんそのつもり。
そつなく試合を終え、さぁ、3試合目の公式戦。
さっき練習試合でメインで出てた子たち、ごめん、またあとでいっぱい試合させてあげるから、またベンチで待ってておくれ、と思っていたら、その試合の途中で休んでいるチームから練習試合をやろうと。
メインコーチ「ごめん、指揮とってやって」
僕「お? お?」
おー、公式戦そっちのけでやるんかい。
いや、正直、公式戦気になるし、長男の出来も気になるし。
けど、片手間で両方の試合見るのは、練習試合に出てる子たちに失礼。ここは親という立場より、コーチという立場を全うすべき。
というわけで、練習試合を見ることに。
普段は基本、メインコーチにお任せしていますが、こうやって指揮をとれるのは楽しいです。指揮っていったって、メンバーとポジション決めるだけだけど。
前半は適当にポジション決めて。
そこで良かった子、悪かった子。後半は、もちろん色んなところ経験してほしいからごろっとポジション変えたけど、そこも自分の意図を持って変えて、その時に想像通りの動きを見せてくれる子、化ける子供。その変化を見るのがすごく楽しい。
トップなんだけど、広範囲に動いて、後ろが困ったときにパスを引き出そうとしてくれる子。バックの真ん中に置いたら、リスクマネージメントしてくれるのは嬉しいんだけど、キーパーの前まで下がっていたり。でも、やっぱり守りでも広範囲にカバーしてくれて。
引っ込み思案な子が、でも、中盤の真ん中で、肩で息するほど一生懸命走ってドリブルしてくれて。バックの真ん中どうかな、と試してみたら、ちょっと前に上がり気味なきらいはあるけれど、ボール奪った後は、上手く外に逃げながら前に当ててくれたり。頭のいい子なんだなぁ。
ちょっと手がかかるやんちゃな子。基本移り気なんだけど、爆発力はあって、結構、練習試合ではバックのサイドからずどんと突破してみせたりするんだけど、じゃあ、中盤のサイドに置いたらどうかなと試したら、さっぱりダメで(笑)。あー、この子は色んな事やらせるより、単純なタスクの方が力を発揮できるんだな、とか。
特に普段はスタメン組の陰に隠れてしまう彼らだけど、もちろん個性はあるし、能力だって全然負けていない。むしろ局面によっては、スタメン組より上手に出来ていた。
最終ラインからトップがサイドに流れていたところにつけて、逆サイドの中盤が空いたトップに入り込んできて、最終的にあわなかったけれど、そこにボールが出て、なんてシーンはスタメン組では全くありませんでした。
上に書いたとおり、人によっては公式戦には出れなかった子もいたけれど、試合自体は十分に経験させてあげれたし、自分たち自身がメインになってチームを引っ張るという体験は、きっと彼らの成長になったはず。
それを間近でみれたのは、長男を間近で見る以上に幸せな、コーチ冥利につきる瞬間でした。