運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

初主審 素人の限界

先週末は、3年生の試合でした。

以前書いたように、今回から2チーム体制。
barbarca.hatenablog.com

この日は長男お休みの方でしたが、もちろん帯同することに。

結果的には余裕で優勝を果たすことに。うーん、均等割りしても十分に強い。
喜ばしいっちゃ喜ばしいんだけど、ホント、1回ぐらいぼろ負けしてくんないかなぁ。

うちのスポ少は代々、5、6年から尻上がりに強くなっていく(らしい。監督が、いつもそう言っているので)。
それは多分、小さいときにドリブルとか1対1の強さを覚えて、パスとかは後回しなんだけど、それを覚えだすと一気に強くなる?という循環なんだろうけれど、それをすっ飛ばしていないかと一抹の不安が。
いや、強いのに越したことはないけれど、根がネガティブなので。


そんな中、初めて主審をやってみました。
せっかく審判資格取ったのと、3年リーグは新米審判の育成の場でもあるという甘言に乗せられて(笑)

というわけで、その話を。

まずはいきなりやらかす。
子供たち整列させて、挨拶後フィールド中央まで行って、コイントスやってもいいけれど、無難にジャンケンさせて‥‥と、ここで気づく。

あ、ボール忘れた。

そういや整列前に、すでに一戦こなしたチームの試合球は置いてあって、それの空気の入りを確認しながら、相手チームのも確認しなきゃな、とは思っていたのだけれど、子供たちが来たらすべてぶっ飛ぶという。

主審がボールを持って中に入る。
サッカー部経験豊富な人は、それは当たり前のこととして認識できるんだろうけれど、12歳の時まで遡らなきゃいけないトーシロにはここが限界なのよ。

試合中に関しては、まぁ、そこそこ悪くはなかったか、と。
ファウル自体はとらなかったけれど、そもそもそんなプレイはなかったし。
一度ハンド?(味方のスローインにジャンプでボール触りに行って、手に当たった)というシーンがあって、子供たちは「ハンド!」と言って両チーム、プレイを止めちゃったんだけど、そこは毅然とした態度で「続ける。続ける。審判、笛鳴らしてないよ」と続行させたところは、隠れたプラスポイントだと思っている。

これまで取れなかったオフサイドも、取れました。
前に出ている子がいて、もともとそこに向けられたパスではなかったけれど、相手に当たってその子にこぼれた時も、うん、これもオフサイドだよね、ときちんと笛を鳴らすことができました。

ダメだったところ(笑)
本部に指摘されたところとか、これ実際どうなんだろうと判断(今でも)ついていないところ。

給水のタイミング。
前半後半の真ん中ぐらいで給水を取らせるのだけど、そういったときに限って、アウトプレーにならず。
ちょうどキーパーがキャッチして、初戦のうちのスポ少の試合でもそういうタイミングで止めていたので、これでもいいのか、とここで給水に。
そうしたら本部から「インプレーで止めてしまったので、ドロップボールから再開してください」
ドロップボールのやり方としては凄い上手(キーパーに「ドロップしたボール、すぐに手で取っていいよ」と声をかける、相手を呼び寄せない)と褒められはしたのだけれど、結局、インプレーで止めちゃいけなかったのか??

プレーを見る立ち位置。
これまで練習で吹いてきたときは、11人制の試合みたく、対角線に動きながら選手に近い位置で、と心がけていたのだけれど、これだとオフサイドラインをウォッチすることができず。
他のコーチのアドバイスから、本部側のサイドを上下動してラインも見つつ、逆サイドにボール行ったときは中央まで入って、という動き方をした。
これもイマイチだったみたい。
要は3年生なんか、そうそうパスが出てくることも少ないので、だったらより選手に近い位置で見てあげたほうが良いとのこと。もっと言うと、そのチームの特性を試合中に嗅ぎ分けて、オフサイドラインを見るのか、ボールの近くで見るのか、使い分けられると良いらしい。

笛の緩急。
聞いたときは、緩急って何やと思ったけれど(笑)
ピッと短く吹くのと、ピーと長く吹く使い分けが出来ていないとのこと。うん、全然意識していませんでした。
ボールが外に出た時(これもあからさまにわかるような時は吹かなくても良し)やプレーの再開時には短い笛を、オフサイドなど、選手が気づきにくいときには長い笛を、という使い分けをするとのこと。
これも多分、素人の限界。
サッカー部だった人は普段なんとなく聞いていた笛の音を真似ることができるんだろうけれど。

時計の止め方。
基本は当然止めないのだけれど、ここは止めたほうがいいの、と思うシーンが2度ほど。
靴ひもがほどけている子が二人いて。彼らの安全考えるなら、時計を止めて、結びなおさせたほうが良かったのかなぁ。
点が入った際の交代シーン。少年サッカーは基本、自由に出入りできるから止める必要は全くないのだけれど、キックオフ時に交代しようとすると、センターラインを跨ぐことに。交代途中でキックオフの笛吹いちゃうとセンターラインオーバーになっちゃうし。
結局、交代完了するまで待ったけれど、時間も結構かかってしまっていたから、その間ぐらいは時計を止めてあげても良かったかも。

そして、最大の失敗は、得点数を覚えていなかったこと(爆)
最後、子供たち整列させて「4-1だね」と声掛けたら、「違うよ、4-2だよ」という声が(汗)。そっか、終了間際の得点をカウントしていないのか。
意外とねー、覚わらんもんなんすよ、これ。いろんなところに頭使いながら動いているもんだから、ふとした瞬間に抜けちゃう。途中で、確かこれだけキックオフして、とか思い出しながら、よし、4-1だと念仏唱えだしたせいで、最後の点を忘れるという。
これはもうやっぱし、得点のたびに記録取らなきゃだめだね。そこをサボると間違える。


というわけで、最初の一歩は、部活経験の無さが足を引っ張る形に。
でも、まぁ、これは仕方がない。判っていたことだし、過去は変えられない。

足りないものを嘆くより、今できることが何かを探していこう。