運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

試合に向けた前日練習

週末は、年2回の隣スポ少とのダービー戦(笑)でした。

まぁ、隣と言ってもまだまだ絡みの少ない学年なので、自分自身は意識していなかったのだけど、よくよく1年生を見ると、次男と同じ幼稚園出身の子もいて、最後の握手を交わしたときに「〇〇の父ちゃんでしょ。僕のこと覚えてる? △△だよ」などと言ってきたり。うん、そういやぁ、こんな奴もいたなぁ。
俄然ライバル心が。これから何度もまみえるだろうけれど、負けたくねえなぁ。

そのダービー戦と、前日にも事件があったので、その一部始終を。


普段の練習終わりのゲームでは、人数も意識せず、GKも置かず、みんなが多く絡めるようにボールを増やしてという形式で行っているのだけれど、ここ3週間ほどはペナルティエリアまで設定して、リアル試合と同じ条件で試合をさせるようにしていた。
前日もそのつもりで、かつ24人(ちょうど8人×3)を1人で(!)見なきゃいけなかったので、もう早々にゲームに入るつもりで。とはいえ、いきなりはまずいから、リフティング練習後、3チームに分けてドリブルリレーをすることに。

マーカーをジグザグにドリブルして、少し離したコーンをターンして、待っている味方にパス。このルールでリレー。
まずは練習させる。
その間、女の子、2人はいつもの女子会に勤しんでいたのだけれど、人数の関係上、本番では2人も入ってもらうことに。

で、スタートして、女の子の番になる。
まぁ、ぶっちゃけ上手ではないので、進むスピードは遅い。
そこに味方の男子から、容赦ない罵声が。

なんとかコーン付近まで到達したものの、そこで顔を覆い泣き出す女の子。

カチン!!

おい! お前ら!
味方にひどい言葉浴びせて、女の子、泣かせといて、へらへら笑っとんじゃねえわ!


雷を落としてやりました。

他の子はシュンとしていたけれど、一番上手い子がドリブルしだし、今度はその子が泣き出す羽目に。
挙句、ボールをほっぽり、隅っこに行きだし、力任せにブランコを蹴り上げる始末。

遊具、触んな。
そういう風に言われてんだろ。
お前のせいでグラウンド使えなくなったら、どうするつもりだ。

すると、次は木を蹴りだすという。

コーチがもう1人いれば、皆の練習任せて、構ってあげることもできたんだが。


この子、学年で一番上手な子なんだけど、性格的には難があるんだよなー。
すぐ人のせいにする癖がある。

この問題も問いただしてみると、
「だって、途中から入ってくるから、やり方わからなくて遅いんだ」

まぁな、確かに彼女たち、練習に参加していなかった非はある。
でも、だったら、待ってる間にやり方、教えてあげればいいじゃん。
そもそも、お前も結構、練習サボったりしてんじゃん。どの口がホザく、というか‥‥‥。

前々から、この子には言ってるんだけどなー。
上手なんだから、色んな面でみんなを引っ張っていきなよ、って。
上手いお前が練習サボったりすると、他の子もマネするだろ。
上手じゃない子に文句言うんじゃなくて、その子をカバーできるように、お前がフォローしてやってよ、って。

結局、次の日の試合、コートを作ってる最中に(反省はしたのか)はにかみながら寄ってきたから、改めて上記のこと伝えて、うん、判ったとは言ってたものの。

試合は大活躍。いっぱい点とってた。
でも、失点しちゃったねー、と皆に声をかけると、その子が、
「だって、キーパーの〇〇がシュートにびびってんだもん」
「え? キーパーのせいなの? そもそもシュートを打たせないようにしなきゃいけないよね」
「だって、コーチが全員で攻めろっていうからさ」
「攻め切っちゃえば、攻められることもなかったんだよね?」
「‥‥‥‥‥」

万事こんな感じです。


はー、怒っちゃいかんな、と思いつつも、僕も短気なので、瞬間的にカッとなってしまう。

コーチは基本楽しいけれど、たまにこういうどんよりした気分に陥ってしまう日があって、その時は何のためにやってんだろ、と思ってしまったり。

そんな嫌な気分を吹き飛ばしてくれた試合について、次回、書きます。