運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

19/20シーズン リーガ・エスパニョーラ バルセロナvsレアル・マドリー

平日開催。
会社行く前に見終わろうとすると、少なくとも5時前に起きる必要ありで、子供たちにも告知していたら、次男坊がまさかの3時半起き。いや、いや、試合始まる前やないか。
挙句に調子に乗って、ハーフタイムには長男を強制的に起こすという。

そんな我が家にとってレアな経験をした日でしたが、スコアレスドローと盛り上がりに欠ける展開に。
独立運動というキーワードでバルサにとって大事な試合だったんだろうが、クライフの追悼試合といい、そういうときにヘタるな。

とはいえ、それ以上にマドリーの個々の選手のクオリティを褒めるべきか。
マンツーマンディフェンスをやり切ったのは、簡単に剥がされない選手の能力の高さがあったからこそ。中盤まで運ばれた際のリトリートが見事。
また、ことごとくセカンドボールを拾えず、波の相手であればそこからのプレス→カウンターもできただろうに、やっぱり、皆、上手いわ。ボールの奪回にあれほど苦労して、奪ったポジションも低いとなれば、そうそう得点の匂いのする攻撃もできず。ポゼナッチョにはまった感じ。

もちろん、バルサの選手もいいところありました。
スアレスのポストプレイ。普段は割と淡白で、あっさり取られてしまうことも多いけれど、後半はほぼ成功してたんじゃないかな。解説も言っていたけれど、ボールを動かしながら受けるというやり方は、厳密には僕の中でポストプレイと呼ばず。ああやって、がっちり体で相手を受けて、そこから動かずボールを収めることこそ、ポストプレイ。
デ・ヨングの推進力。相手の立ち位置を見て運ぶドリブルは素敵だし、近年のバルサに欠けていたものかな(衰える前のイニエスタ以来)。センスの良さを感じられます。今シーズンのユニ、グリーズマン買っちゃったけれど、これだけ活躍しているのを見るとデ・ヨングにしておけばよかった(笑)
テア・シュテーゲンのキック。わざと彼にはプレッシャーにいかないという作戦をとったマドリーだったけれど、それをあざ笑うかのようにスアレスにつけた低速ライナーは圧巻の一言。この試合で最高のスーパープレーは、あれだったんじゃなかろうか。ノーマークはダメだね、あいつ。ボールを取るためじゃなくて、蹴らせるためにプレッシャーが必要。
サイドバックにポジション変更した後のセルジ・ロベルト。別段セメードがダメだったと思わないけれど、交代後に活性したのは多分に彼の影響がでかかったからでしょう。ただ、ユニを持っているぐらい大好きな選手だけれど、中盤でのプレーを見ると絶対的なクオリティとしては物足りないのかな。


選手はいいんですよ。頑張ったと思う。ただ、監督が。
あれだけマドリーの試合プランによって押された前半から、とはいえ、ハーフタイムがあるんだから、そこで有効的な手を打つのが監督の仕事でしょう。後半の早い時間にビダル投入したのは評価するとしても、選手交代なしで試合を動かせなかったところがバルベルデの限界かと。
ジダンもモチベーターでしかないと思うのだけれど、その相手に策で上回れるというのは‥‥‥。