運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

出席率で差をつけようとするのは是か否か

僕は前から言っているとおり、平等主義です。
それこそ、6年生の大事な公式戦だって、みんな、平等に出るべきだと思っている。
そんな正論、まかり通らないと判ってはいても。


えーと、まぁ、率直に言って、この僕の考えで正しいのか否かは判りません。
そのチームの置かれた状況、子供たちの状況。
平等に出そうが、実力主義で出そうが、全員が全員プラスになることはないだろうし、逆に全員がマイナスになることもないでしょう。


それでも、僕は全員を出してあげたいわけで。


それに対する反論としては、

  • 努力した子には報いてあげるべきだ。
  • 普段から練習に頑張ってきている子と休みがちな子を同列に扱うのか。
  • 頑張らなくても試合に出れるんだと子供たちが思ってしまうのも良くないのでは。


最後のについては、そんな奴いるのか?と思ってしまいますが。


実力順、頑張った順じゃないとフェアではないという言い分も判りますが、上手くなる下地ってのがそもそも不平等じゃないか、と思うわけで。
そもそもの運動神経に差が、と言い出したら話が進まなくなるので、そこは置いておくとして。


まぁ、圧倒的に成長の早い子が有利なわけですよ。
それも含めて、というのも判るけど、じゃあ、4月生まれの子と3月生まれの子では物理的に到達点が違うわけで。
それって、努力云々でもないよね。
熱心な親がそこまで計算して産み分けたなら、ぐうの音も出ないけど。


幼稚園の頃からサッカーを始めた子。
スポ少以外にもスクールに通っている子。
どっちもうちの子には当てはまりますが。

そりゃ、上手くなりますわ。
それだけサッカーやる機会が多くなれば。
もちろん本人が望んだ部分もあるでしょうが、多分に親の意思がそこには反映されているんじゃないの?


そういう機会が少ないのなら自主連を、というのだけれど、それだって、練習に付き合ってあげられるような余裕がない親もいるだろうし、近くに手頃な練習場所がないのかもしれない。
それは子供に積はないでしょ。


そもそものスポ少出席率だってそう。
もちろん、さぁ、コーチとしては毎回来てほしいな、とは思うよ。
けど、他の習い事が被っていたり、兄弟のイベントと重なっていたり、家族旅行・お出かけだってするべきだろうよ。
家族旅行も全然行かず、練習にフル出席の子なんて、むしろ大丈夫ですか?と心配したくなってしまう。
土日だよ。どこも行かないの? お前んとこの親はどうなってんの?
それって、子供たちは幸せなの?


えーと、次男坊は今年度、1回も休んでいません(笑)
長男も風邪で1日休んだだけだという。


ホント、こんな家庭のほうがおかしいと思うよ、マジで。


そういう致し方ない休みは除いて、そうじゃない時は来てくれる子に報いてあげたいのも判る。
でも、そうか・そうでない休みかなんて判んないし、休みたくない、行きたいという気持ちになってくれるかは、むしろこっち側の責任なのでは、と思うわけですよ。

上手けりゃ楽しい。
そんな子が来るのは当たり前。
そうじゃない子に楽しさを覚えさせて、サッカーをまたやりたいと思わせるようにするのが僕らでしょ。


団体競技である以上、試合に出れない子も出てくる。それは重々判っている。
でも、それを選ぶ物差しは、かように不平等をはらんだもので、本人たちの努力以外の部分も決して無視しえない範囲を占めている。


で、あるならば、その無視しえない範囲の割合が大きい低学年のうちはせめて、なんて思ってしまうわけですよ。
けど、まぁ、きっとその無視しえない範囲に金と労力をかけている方々からすると、それこそ不平等だと言い出すんだろうなぁ。