チャンピオンズリーグ準決勝 結局は個の能力
準決勝は波乱起きず。
どちらの試合でも目立ってしまったのは個の能力の差。
以前にも書いたけど、ライプツィヒの個の能力については、このレベルとなってしまってはお粗末と言わざるを得ないレベル。
ちょっとしたことなのだろうけれど、パスがピタッと足元に入っていかない。伸ばした足と、それによるトラップの乱れ。だから、次のプレイにスムーズに移れない。
途中から出てきたフォシュベリだけかな。精度という点でPSGと渡りあえていたのは。
一方、PSG。
ディ・マリア出場停止明け、ムパッペ怪我明けで、イカルディをベンチに置けたその布陣は、機動力という点においても、破壊力という点においても、世界最強クラス。
ネイマールの決定力以外は(笑)
彼らだけじゃないけどね。
それは得点シーンでよく判る。
2点目。
相手キーパーミスという点はあるにせよ、拾って難しい体制からもすぐに、そして足元にピタッとつけた縦パス。
それを苦もなく落としたネイマールのフリック。
そして、そのまま打ちたくなるところを落ち着いて収め、難なく決めたディ・マリア。
3点目も、ファウルを見逃された不運はあるにせよ、その前のプレイであそこまで入り込んだベルナトのオーバーラップから始まったものだし、最後のディ・マリアのクロス精度についていえば、残念ながらライプツィヒでは真似できないレベルのプレイだった。
それはリヨンvsバイエルンでも同じく。
さすがにあのバルサ戦のテンションを保てなかったのと戦術的に噛み合わせが悪かったのと、裏への走り込み、という点においては精度の高さをリヨンが見せたこともあり、内容的にはむしろリヨンが押していた前半戦を、けれども一撃でひっくり返してしまったのはニャブリの個の能力。
守り方としては決して間違ってなかったんだけどな。
体も当ててたし、少なくとも利き足ではシュート撃たせないように守ってたし。
ドリブルのコースと逆足であそこ飛ばされたらどうしょうもない。
結局のところ個人の能力というのは、ある意味、寂しいものではあるけど、お互い戦術的に行き着くとこまでくると、やはりそこが違いになってしまうということですね。
で、PSGとバイエルンのどっちを応援するかってところですが……今回はPSGで。
クラブとしては圧倒的にバイエルンの方が好きだと思ってたんだけど、うん、なんか、PSGに肩入れしたくなってしまって。
いや、ただただ8発食らってムカついてるってだけですが(笑)
敵の敵は味方というやつ。
そもそもなんでPSG、そんなに好きじゃなかったかっていうと、イブラヒモビッチが嫌いだったという。
奴もいなくなったし、そういや、嫌う理由もないよなぁと。
幸いにしてというか、PSGの中盤貧弱なんで、割り切ってリヨンみたく前走らせる戦術取れれば、全然チャンスあると思う。
つて、ここまで書いて、トゥヘルがその戦術取り入れる度量があるか、一抹の不安が。