運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

2年生 初の単独試合

厳密には1・2年生合同だったのですが、うちはほら、まだ1年生1人しかいないので。

3チームでのぐるぐる回し。

前回書いた記事のとおり、3年生には団子サッカーからの脱却を目指してはいるけれど、まだ2年生。
広がってポジションを取るような練習もしていないよね。パスの練習をしていないよね。
練習をしていないようなことを、いきなり試合でやれ、なんてことを君たちにコーチは言う気はありません。
なので、いつも通りどんどんボールを取りに行って、ガンガンドリブルしなさい。
さぁ、行っておいで、ってな感じで送り出しました。

正直なところ、うちの次男坊もそうだけど、チームプレイ的なことを他チームで覚えだしている子もいるし、やらせればそういう子たちはそれなりに出来ると思ってる。
でも、スポ少のコーチとしては、スポ少での練習が全てであって、それに基づいた指揮取らないとアンフェアじゃないのかな。
仮にそれでチームがいい成績上げれたとしても、スポ少にしか来てない子が置いてきぼり食らうのは僕は好かん

せっかくの試合なので、それなりにカウンターでピンチも食らって、じゃあ、ちょっとポジショニングも考えようか、という展開を夢想していましたが、そこまで至らず。
勿論相手が半分1年生だった、というのはあるんだろうけれど、自軍は圧倒的な戦績。
合算すると20点ぐらい取ってる。取られたのは1点だけ。
ボールに群がって奪って、そこからドリブル。取られてもすぐ取り返す。
だって、みんな、ボールに寄ってるから。ゲーゲンプレスも真っ青の即時撤回。
まして、うちはドリブルに特化した練習しているから、ボールを運ぶ力も優れている。

まぁ、別に今の時点で結果どうこう言う気はないですけどね。
このサッカー、来年も通じるとは思ってないし。ただの最大瞬間風速。

それでも、やっぱこの年代は自己中、エゴの塊。それは人間の性。しょうがない。
その子たちを無理やり縛り付けて窮屈な思いさせるよりは、発散させて、その中でスキルを磨いていってくれればいい。

もっと広がって、パス受けられるところはどこだー、なんて相手チームからは声飛んでいましたが、まぁ、無理だよね、それはまだ。
そんなポジション取りに気を使うよりも、ごちゃごちゃした展開でボールを取り切る、そんな中でもボールを運ぶ。
少なくともこの日の試合において、スキルを磨けたのはうちの子たちだったと思います。
ポジショニング・パスは将来的に必要になるからね。早く始めたい、というのも判るけれど。
効率的ではないなぁ、と思うし、僕自身がパス特化の人間なので、子供たちにはぜひドリブルができるように今の時期を大切にしてほしい。


次男坊の出来。

得点ゼロです(笑)

1つ決定的なのがあったかな。ただし、枠にも入れれず。
それ見たベンチに座っている父ちゃんが一言、「これで、あいつ、晩飯の唐揚げが1つ減ったな」。


まぁ、別段、悪くはなかったです。
ドリブルで相手も抜けてたし。最後まで行ききらんかったのと、遠くからシュートを打つタイプではないので、ゴール前の密集まで突破できなかっただけで。

広いほうにするするっと抜くのは得意なんだけど、少しでも相手が追い付いてくると、切り返しちゃうんだよね。その相手は振れるんだけど、次に群がってきた集団に囲まれるというシーン多数。
あの試合展開においては、切り返さずに、相手が寄ってきてもそのまま縦に抜くっていうのが正解だったんだろうけれど、切り返してるのも、僕や長男みたいに相手にぶつかるのが怖い(笑)わけではなくて、要するに次男坊的には相手の逆を取ってるだけなんだよね。
今は団子サッカーで、それやると波に飲み込まれるけれど、今後、大きくなった時にどっちが有効ですか、と言われれば、次男坊のプレイが正解。
実際、相手の人数が少ないときなら抜けていたし。
だから、これはこれで続けていってくれればいい。

後はポジショニングだね。
もうあいつ、色々判ってるから。
ガンガン群がっていく味方から少し後ろにポジションとって、守りを意識している。実際、それでカウンター防いだこともあったし。
パスが出てこないの知ってるから、攻撃時にパスを受けれるポジション取りするまではしていなかったけど、周りに気を使うというか、例えば味方の子のドリブルが大きくなって自分の前にこぼれる。前までだったら、遠慮せず奪ってドリブルしていたところを、その味方の子が触れそうな譲ってフォローに回っている。

別チームで動き方も覚えてきてるからね。
そこでは自分が最年少レベルで周りが色々助けてくれているところを、スポ少では助ける側に回っているというか。

もちろん親としては活躍してくれれば嬉しいし、前半はもっと行けよ、コラ、とも思いましたが、1つ階段を上がった場所でプレイしてるのかな、この子は、と思ったら、それはそれで良し、思うままにやらせてあげよう。そんな感じで次男を見ていました。