運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

全員出しながら勝つために

3年生、大会に向けて単独練習したことは、前回書きました。

 

練習の最後は、4年生の胸を借りて試合。

日曜日は、なんと3年生、在席16名、全て参加だったため、バランス良くなるように2つに分けて試合に臨んだ。

 

ポジションについては、自分たちで決めさせた。条件は、自分がやりたいポジションで、ではなくて、どうやったら一番強くなれるか相談してみんなのポジションを決めることと、試合途中でうまくいってないようなら、コーチがポジションチェンジするから、それを素直に受け入れること。

 

両チームとも、キーパーは中堅どころを選択。

まだサッカー初めて間もない初心者がそれぞれ1人ずついるけれど、前半チームは右サイドバックに配置。

大エースはトップに。

 

サイドバックは正直、不安だったけど、他二人のディフェンダーは守備意識の強い子だし、右ミッドフィルダーについても試合前に左の子と交換。多分こっちの子のほうが、広範囲に動いてフォローしてくれそうだから。

あれ、○○って左利きじゃなかったっけ、それなら左サイドのほうがいいんじゃない、と誘導尋問から、さり気なく左右を入れ変えさせたところも高得点ポイントか、と。

 

試合前に、右ミッド、ディフェンダー二人の子にこそっと耳打ち。

あの子、まだ慣れてないからフォロー頼むな。お前らなら出来ると信じているから。

 

結果的には、上手く行きましたね。

大エースは縦横無尽に前線を走り回ってくれて、懸案だった右サイドも、手前の子がしっかりとフィルター、他二人のディフェンスも上手くスライドしてケアしてくれて。

サイドバックの子も、あまり大きくは動いてないけれど、相手が来たときはきちんと邪魔してくれて。

 

対する後半チーム。

逆に初心者の子をトップに。

上手い子3枚を中盤に並べるという形。

 

これはこれでいい形かな、と思っていたけれど、全く機能せず。

 

まずトップの子。

さっきの子とは違って、今度は動きすぎ。

具体的には最終ラインまで下がってきて、いや、まあ、頑張って守備していると言えば聞こえがいいが、ただ単にフラフラしているだけ。

攻めになっても、最終ラインの裏に残ってオフサイド取れないという。

 

もう1人、右サイドバックの子。

実力的にはレギュラーになる子なんだけど、ダメだ、こいつも判ってない。

あっちにフラフラ、こっちにフラフラ。

2人フラフラいるとカオス状態。

 

1点はとったものの、それを遥かに超えるゴールをぶち込まれることに。

 

こりゃ、いかん。

ここは僕の采配力磨く場面だと思って、ポジションチェンジどころか、システム変更。

そのフラフラ2人をツートップにして、前に張らせる。残りのディフェンス2人をミッド左右に上げて、中盤から二人下げて二人でセンターバックをやらせる。

 

応急処置、成功。

そこからは点とられなかったかな。

 

 

いやぁ、思ったことは、ディフェンスを任せられる子って超貴重。

エースレベルになると能力で後ろもやれちゃうんだけど、やっぱし点取るために前で使いたくて。

後ろで我慢強くディフェンスできる子。ありがとう。君のおかげでチームが点取れるんだよ。

 

そう思うと、長男って、采配者からすると本当にありがたい存在だったんだよなぁ。

ただ、だからといって、本人がやりたいポジションがそうとも限らないし、前も後ろもできるけど、前しかできない子のために後ろばかりで使うのもなんか違うなぁ、とも思うし。

難しいところです。