いいものはパクる
素人でまっさらなので、プライドもへったくれもない。
これいいな、と思ったものは躊躇なくパクる(笑)
他チームの試合を見て、いいと思ったものはどんどん真似してます。
大抵は、次男が選手登録しているスクール側のチーム。
あそこのコーチを僕はすごい信頼しております。
最終的には少年団所属というのが判っていながら、きちんと2人の息子を見てくれている。
長男がまだ1年生のころかな。僕、あの子、すごい気に入っているんですよ、このまま残ってほしいぐらい、と言ってくれて。さらに、すごいなと思ったのは、実は長男、負けず嫌いということを見抜いていたということ。
のほほんとした見た目だし、プレイ的にもがつがつしてないので、なかなかそれと思われないんだけど、実は負けず嫌い。それをたかが半年指導していただけで見抜くとは。
俺、たぶん気づかんなぁ(笑)
そんなコーチが試合中に実践しているのは、インプレイ中だというのに、子供をタッチライン際に呼び寄せ、指導をしているということ。
指示魔って意味じゃないよ。むしろ普段はあまり指示しない。でも、気になったことがあると呼び寄せて、きちんと話をする。
もちろんインプレイなので、試合は進んでいる。けど、それを意に介さない。
恐ろしいなと思うのは、子供たちも慣れっこで全然試合を気にせず、コーチの話を聞いてる。早く戻らなきゃ、なんて気配を一切出さない。
むしろ、たまに子供たちが寄って来る時がある。さっきのプレイどうだった、ああだった、と意見を聞きにきたりする。
これを公式戦の最中でもやりだしたりする。
いやぁ、いいと思います。
その瞬間に振り替えるのがベストだし、試合の結果よりも育成を重要視している。
子供たちも疑問に感じたことがあれば、その場で確認しようとしている。
よし、真似しよう。
というわけで、先日の練習試合で早速実践。
プレイ中に次男を呼び寄せる。
せっかくサイドから2、3枚剥がしてドリブルして数的優位になってるのに、寄ってきた相手に突っ込むのは不利じゃない? さすがのお前でも、あの塊の中は難しいだろうよ。お前のところによって来てるんだから、他の子、フリーになってるぜ。毎回その形で止まってて勿体ないから、今度は味方使ってごらんよ。
その間、次男坊、早く試合に戻りたく、ウズウズ、ソワソワ。
お前、あっちのチームで慣れとるんじゃねえのか(笑)
まー、とにもかくにも実践終了。
他のコーチにも、今みたいに途中で気になることあったら、試合中でも構わず呼び寄せていいですからねと話す。
チーム全体でそういう意識持てるようになるといいね。
そして、もう一ついいな、と思うのは、上級生に審判をやらせているところ。
流石に公式戦はあかんけど、練習試合のレベルであれば。
これもいいよね。子供の成長に繋がる。
審判をやるのは絶対に勉強になるし。ゲームの流れを読むようになるだろうし、審判の大変さも判ってくれるだろうし。
なにより僕らが審判やらなくて楽だ(笑)
というわけで、相手方に了解を取ったうえで、長男に審判をやらせてみる。
雑にゴールキックを始めたのを見逃していたり、選手の邪魔になっちゃいけないと逃げるのはいいけれどボールから目を離して走ってしまってたりと、ちょいちょいミスってる部分はあったにせよ、おおむねいい感じ。
子供たちが混乱するようなシーンは見られなかったし、スローインでどっちボールかもきちんと声かけて説明していた。
ハイライトはこのシーン。
我がチームが相手ペナルティエリアまで侵入。打ったシュートが相手顔面にヒット。その子、泣き出すが、ボールはまだ生きており、我がチーム、チャンス。ボールに群がる両軍。その中、顔面に当たった子、立ったまま泣いている。
ピー。
長男、試合を止める。
ナイス判断。
怪我しているわけではないんだろうけれど、痛がっているのなら止めてあげればいい。とはいえ、チャンスボールではあるのでなかなか止めるのに勇気がいったところ、誰に言われるでもなく自分の判断で笛を鳴らしたのは偉い。
ドロップボールで再開というのも判っていて、ボールキープしてたのはこっちだから、こっちボールからスタートさせようとしていたけれど、残念、そこまでは判んないか。基本はボール持ってた側スタートなんだけど、エリア内だったので問答無用にキーパーに取らせるというのが正解です。
僕が中まで入って行って、ドロップボール→キーパーキャッチで再開させました。
長男にもいい経験になっただろうから、また挑戦してみよう。
長男、もうやりたくないと言ってたけど。