運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

EURO2020 GSを終えて

辛くもスペイン、決勝トーナメント進出。

終戦、5得点したとはいえ、いきなりのPK失敗、高校生でもやらないだろうという相手キーパーのお粗末すぎるオウンゴールで先制と、決して手放しでは喜べない内容。挙句に2位通過で、トーナメント1回戦はクロアチアと。いきなりイングランドやらベルギーやらとやらさせる死のグループ連中よりかましだけど。
ただ、冷静になってメンバー見てみると、うん、優勝できるようなメンバーじゃないよなぁ。ベスト8といったところ。ベスト4入るにはインパクトが弱い。

そんな中ではブスケツの復帰はでかいかな。ロドリよりも危うさがあって、なんか詰められて取られそうってシーンは多いんだけど、そこで取られずに、むしろ自分に引き寄せておいての縦パスが秀逸。今シーズンの好調を維持しております。
ブスケツってチームの調子がいいときは目立たず、逆に上手くいってないときには彼の良さが前面に出るという。つまり、それは今のバルサとスペインが(以下自粛)。


その他のチームでいうと、フランスの強さがいまいち見えんなぁ。死のグループとはいえ、そこ突破を目標に置かず、コンディションを大会終盤にあわせているだけならいいんだけど。
今どきのチームなんで、なんとなぁくボール回しはできるんだけど、そっから先は?? ドイツ戦の1点はポグバの即興が効果的だっただけだし、ポルトガル戦の2点目も裏1本。1点目のPKは絶対ミスジャッジ(笑)。VARあるのに、なぜあれがまかり通る?
前線3枚が全く有機的な動きができてないですね。心配した通り。ムパッペの突破はやっぱり破壊力抜群だけど、単発攻撃でしかないし、ベンゼマ自身の得点力はあるが、代わりにグリーズマンが死ぬという。
ジルー使ったほうがいいんじゃないかなぁ。ジルー自体は僕は評価していないけれど、チームとしてはそっちのほうがいい。


強いなぁと感じているのはベルギー。
アザール、デ・ブルイネ、ヴィツェルを徐々に試運転させつつ、全体のパフォーマンスが上がっていってる状態。展開としては理想。1回戦からハードな相手だけど。
心配なのはDF陣と、これまたどうしても雑魚専の印象がぬぐえないルカク。彼はインテルでの活躍を通じて、本当のワールドクラスになれたのでしょうか。


個人的に注目しているのはデンマーク
エリクセンが抜けて、絶対的なクオリティは確実に落ちてはいるが、全体の気迫は見る者を熱くさせる。最終戦のロシア戦も非常に良かった。
ぜひ次も勝って、準々決勝までは残ってほしい。さすがにその次までは厳しいんだろうけれど……。


さて、今回は3位チームも上がれるというレギュレーション。
僕自身、メジャー大会でこういう方式で見るの、初めてなんじゃないかな。
最初はどんなもんやねんと思っていたけれど、(件のスペインがそれに巻き込まれそうなのもあって)日々変わる状況、気になる他リーグ。とてもスリリングな展開で楽しかったというのが率直な感想。
ただなぁ、24チーム中16チーム残るっていうのはどうなのよ。死のグループといったって、結局3強、すべて残ったわけだし、グループステージであのチームが、なんて展開はなく。
楽しかったけど、毎回、この形は嫌だな。出場国が増えるってことは、予選の緊張感が薄まるってことにも通じるだろうし。