オリンピック準決勝 スペイン対日本
というわけで、遂に見られたスペイン代表。
が、生では観戦せず。
2時間遅れの録画観戦。一向に減っていかない録画残り時間。これ、まだ試合続いてるな。
後半途中で一緒に見ていた長男、眠いからと離脱。こりゃ、PKまで行ったなと飛ばし飛ばし見ていたら、いつの間にかアセンシオの決勝ゴール決まっているという。
なんでこんなことになったかというと、息子2人連れてフットサルに行っていたから。
その話はまた次回。
ちなみに、その日のコーディネートは父・スペイン代表、兄・アトレティコマドリー、弟・バルセロナという、とても判りやすい出で立ちでした(笑)
で、スペイン代表の話。
えーっと、イマイチ。
ブラジルに勝てるか、これ。
別に点取れんのはいい。
良い意味でも悪い意味でも点取ることよりも過程を優先させる、その姿勢は好きだし、ポゼッション率がそのまま得点に結びつかないのは良く判っている。
いや、ポゼッション率、低いけどね。
開始直後を除いて、60%を下回るのは、あのサッカー貫くには不十分。
ボール回しが悪いわけではない。フル代表に負けないぐらいにスムーズに動かせてる。
問題は取られた後。即時奪回が全然できていない。なので、日本にカウンター食らう。
ホント緩い守備だったよねー。
押し込んで、でも、相手のラインが揃ってる時にそうそうチャンスなんか作れず。けれど、押し込んでるからこそ、プレスがかかるはずなのに、その嵌め込みかたがチームとして出来ておらず。
フル代表なんか、押し込んでない時ですら、ガンガンボール取りに行っていたのに、その姿を微塵も見せず。
いくら自分たちがボール保持してても、相手が長くボール持ってりゃ、ポゼッション率、上がらんわな。
もちろんチャンスにも繫がらない。
ティキ・タカは、良い意味での省エネサッカーかもしれないけれど、それをもってしても8月の東京は暑すぎるってことなのかな。
まぁ、週2日ペースで延長戦まで戦ってりゃ、パフォーマンスも落ちるか。
アセンシオはスーパーゴール決めたので触れないけど、オヤルサバルとダニ・オルモ。
悪くない。この年代では主力級の主力。でも、まだ、この年代レベル。精度の物足りなさは露呈してしまったかな。
チャンスにはなりかけるんだけど、ラストパス1つとっても、ここで精度高ければってシーンが多かった。
あの二人、EURO2020も戦ったフル代表組なのは判るけれど、フル代表レベルだとAクラスには入れないBクラスレベル。そこが出てしまっている感じはする。
翻って言及すると、EURO2020、スペインが優勝できなかったのって、やはりその辺りの個の能力がまだまだ足りてなかったということにも通じる。
別にオヤルサバルとダニ・オルモが駄目と言うわけではないよ。現時点ではワールドクラスではないというだけ。
で、現時点でもワールドクラス? このまま成長したら世界最高峰にもなれるポテンシャルをもったペドリ。
こちらも今ひとつ。
悪くない。決して悪くない。けど、そのポテンシャルからしたら、もっと上のレベルを求めてしまう。
いかんせん試合を見れていないので、これまでの疲労の蓄積でこうなってるのかは判らないけれど。
ボール回しの中堅点としては非常に優秀。
周りからの信頼感も厚いのか、よくボールが集まる。彼にボールが入ると周りも動き出す。
しかし、中継点であるがゆえに、そこから無理したパスが出てこない。裏は狙ってるんだけれど、彼の中で成功率との天秤をかけているんでしょう、無難なパスが多くなっている。
もしかすると、先に書いたように即時奪回のプレスがかけれてないがために、冒険ができない。そこまで見越した上でのプレイ選択だったのかもしれない。
また、このオリンピック代表チームでいえば、攻撃のスイッチを入れる縦パスについては、負傷で欠場しているセバージョスが得意としていたプレイ。そういったタスクについてはそもそも与えられていないとも考えられる。
ペドリのもう1つの特徴である、自らが密集の中の狭いスペースでボールを受けるというシーンも見られず。
これもまた、中継点としての役割を担っている、そこで取られた際の守備が不安、そのペドリに誰がパスをだすのか、といった理由から、シーンの少なさに繋がっているでしょうか。
とにもかくにも決勝までたどり着いたけれど、いかんせん、これまでの戦いっぷりも判らないし、ブラジルの調子もなんとも判らないけれど、自信を持って勝てます、とは言い切れんなぁ。
そもそもちゃんと決勝戦、放送してくれるよね??