運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

試合に帯同した下級生の扱い

立場が違えば、という気もしますが。

いざ、自分がその立場に立ったらどうか。判らん。判らんけど、僕的には全員平等に出るべきだと思っていて、まぁ、そこに下級生が入るなら、ある程度、その権利は減じるべきかと思ってはいますが。

 

今回は愚痴です。

そのコーチを批判したいわけではなく、ただただ父親の立場からの愚痴です。

そういった立場は封印しなきゃと判ったうえでの愚痴です。

 

そのつもりでお読みください。

 

 

6年生Bチームのトーナメント戦に呼ばれた長男。

5年生で呼ばれていたのは、長男ともう1人の計2人。

6年生は、かつかつの8人。

 

結果から書いてしまうと、長男が出場したのは2試合目の前半の半分、10分のみ。80分中の10分。

 

もちろん出れるだけマシである。帯同したのに出番無しなんてよくある話。

でも、計10人しかいないんですよ。1回戦敗退で、2戦目は練習試合だったのに。

 

能力的に負けていたわけでは決してない(注:仮に負けていたとしたって、とは思う)。

アップ時にリフティングでグラウンドを横切って戻ってきて、という指令を唯一やりきったのは長男だったし、後述するが、少ない試合時間での出来は素晴らしかった。

 

一緒に後ろで見ていた6年生コーチ(この人はAチームを見ることが多い)は、この出来なら僕だったら1試合目の前半から5年生出しますけどね、と言ってくれていたし、キーパーコーチも、2試合目は5年生使ってあげればいいじゃん、と言ってくれていた。

 

前は5年生のBの子たちについて書いたけど、6年Bの子たちも同じ。

やる気がないように見える。

実際にないわけではないのだろうが、ないように見える。

 

barbarca.hatenablog.com

 

もちろん全員がそうだとは言わないけれどね。頑張ってた子もいた。

でも、チームスポーツ、1人、2人が頑張ってもどうにもならない。

 

試合前にコーチが予測をしろ、と声をかけていたが、まさにそれ。

プレイに関与してない際の動きが極端に少ない。

逆サイドにボールがある時、ポジションの修正をしていない。パスが出されてから走る。

 

それはやる気がないんじゃなくて、サッカーを判ってないだけ。

それも、その通り。でも、やっぱ違うと思う。

他人事感が強い。ボールが飛んできても、自分の近くに来ないと反応しない。相手がドリブルしていても、自分の前までこればそりゃ止めには入るけれど、そうでなけりゃ先回りして防ごうなんてしない。抜かれてもついていかない。

味方とのお見合いも多い。すぐ相手に任せようとする。

 

自信がないのかな。

勝負にこだわった試合なんかしたくなくて、エンジョイでボール蹴ってたいのかな(←僕もその口なので、その気持ち自体は否定しない)。

 

でも、それじゃあ、申し訳ないけれど、試合には出れないよね。

 

けれど、そのメンバーで1回戦やり切り。

前半1点で凌いだけれど、後半、立て続けに2失点。正直この時点で勝ちの目は潰えてるんだから、ベンチメンバー使ってもいいと思うのだけれど、長男じゃないほうの5年生が残り5分出場しただけ。

 

余談だけど、僕個人としては、負け濃厚だな、と思った時点でベンチメンバーに機会を与えたいと思っているんだけど、今のところ僕が出会ったコーチでそういう人いないね。最後まで引っ張る(多少はメンバーいじっても、骨格は変えない)人が多い。

あ、あいつ、諦めやがった、と思われたくないからか?? 

まぁ、僕自身、公式戦で采配振るったことないし、いざ、そうなったときに思い通りの行動とれるか、判らないけれど。

 

 

で、敗退が決まっての2試合目練習試合。

コーチが雷落としたのと、相手が弱かったのもあって、試合は優位な展開に。3点リードで、長男、前半半分から左サイドバックで出場。

ようやくの出番で長男、期するものがあったのと、こっちもようやくの出番で長男ばっか見てしまったところもあるけれど、本当に素晴らしい出来だった。

 

まずポジショニング。

守りで逆サイドにボールがある時も、歩みを止めず、しっかりとポジション修正。入ってくる相手に合わせ、マークも修正。

センターバックが上がった際には真ん中に入ってカバー。ロングボールにセンターバックが競りに行けば、こぼれ球で裏とられないように深めにポジション修正。

中央でのボールの奪い合いにも、積極的に絡みに行く。ごめん。これは6年生Bの子たちには見られないシーンだった。そこでもしっかりと体を張って、上級生に対しても一歩も引かない。惜しむらくは腰が引けてるので、ボールを取り切るまでに至らないところ。

 

まぁ、守りはしっかりできていたけれど、その長男の前に出ていた子が攻め大好きな子で、オーバーラップだけはきちんとこなしていたので、そこでギャップが生じんかなと心配しておりましたが、そこもそつなくこなしてくれる。

追い越すところまで行ったら100点満点だったけれど、きっちりとサイドハーフの後ろについて、いつでもパス受けられる位置にいたし、得意の中よりのポジションでセカンドボールを拾いつつ、サイドにパスを捌くというプレーも披露してくれた。

 

次男坊3年生の試合がこの後にあって、結局、僕は前半終了でグラウンドを後にするわけだが、この出来ならまた後半にチャンス貰えると信じていたら、これで終わりだったという。

 

 

いろんな思いが交差しているのは判る。

これまで出番の少なかったBの子たち。それこそ帯同したのに出れなかった日は多かったことだろう(ただ、16人帯同と10人帯同では全く意味合いが違うことは強調しておく)。

こういう時に試合に一杯出させてあげたいのも判る。

正直、5年生優遇されてて、色々と言いたいことが特に6年保護者たちにあって、それに対する気遣いがあるのも判る。

勝つことの喜びを与えてあげたい。けど、5年の力で勝っても嬉しくない。あわよくば6年Bの力だけで勝ちたい。それも判る。そして、それにお誂え向きのシチュエーションが来た。それも判る。

 

判るけど、判るけど、判るけど。

うん、これは完全に父親目線。

だったら、5年生いらんじゃん。

 

人数ギリだから、なんかあった時に必要なの。だから、いてくれ。その通り。

でも、何もなかったら出番少ないよ。

なんやそれ、そんなことのために息子を長時間拘束せんでくれ。

 

大人の事情も、6年生の思いも長男には関係ない。

いいプレイも見せて、リフティングもやってのけて、それでも試合だしてもらえないのってなんで、と聞かれても(聞かれてないけど)、僕は答えようがない。

今回はまだ練習と被ってなかったからいいけど、例えばアウェーで練習と被ってこの仕打ちなら、そっち休んで練習行ってボール蹴ってるほうがよっぽどいい。

 

6年生という枠組みではなく、もう1つ上位の団全体という視点から見てほしかったというのが率直な感想だけれど、その仕打ちを受けたのが息子でなかったら、ここまでのことを思わなかったかもしれないのもまた事実だし、僕自身が6年生コーチを経験していない(卒団まで間近で、コロナのせいで圧倒的に試合が少ないという特殊事情あり)のも事実である。

 

6年生コーチ、直に5年生と接してこなかったていうのも遠因であるのかな。

直に教えてりゃ、情だって湧くだろうから。

前の日の5年Bの試合では、4年生結構出場機会貰えてたのは、きっとメインコーチが4年生を合同で見ていることも影響しているだろうし、僕の場合だと3年生に2年生混じったら、やっぱし知ってる子だから、つい出場機会を与えてしまうことだろう。

 

そういうの含めて、いろんな学年を教えるってことも必要なんだろうな。