2人の監督解任
我が愛する2チーム、監督解任しましたね。
まぁ、本来は昨シーズンでクビだったわけで(苦笑)。
そんな中でも、招聘時の狙いとしてはある程度は成功したんじゃないの。
訳のわからん干し方は相変わらずで、ピァニッチは別としてカンテラーノのリキ・プッチは干したらいかんやろと思うけれど、若手を抜擢するという、彼のいいところは発揮されて、ペドリ、ミンゲサ、デスト、ガビ、ニコがレギュラークラスとしてチームに定着した。
それもこれも、ある意味、財政難のおかげじゃんとも言えるけれど、まぁ、これについてはクーマンに同情するほどに逆風で。
メッシ移籍確実だった一昨シーズン終了後から、翻意させたと思いきや、ラ・リーガの悪意もあってメッシを失う。
重要人物ではなかったにせよ、あれだけの実績があり、この怪我人続出の中、残っていれば貴重な戦力になったであろうグリーズマンも失い。
どんな名監督でも、これは厳しい。
これは厳しいけれど、代わりにルーク・デ・ヨングを獲得する所が、全くもって擁護できないところ。獲得発表された次のフットサル、我がチームではプチ祭り。とりあえずロングボール蹴り、ピボがヘディングで反らそうとする。失敗すれば、お前はルーク・デ・ヨングか、というツッコミ。だって、それだけのインパクトをもたらした、逆の意味での衝撃な移籍。
バルサスタイルに最も遠い選手を採ってしまったその行為で、バルセロニスタは見限ったってところでしょうね。
次の監督はシャビ。
バルサのレジェンド。
僕の大好きだった選手。
ペップみたいに名監督になってくれるといいけど。
ペップよりは依怙地な感じがする(笑)
ボールポゼッション+プジョルの形振り構わないライン押上げも加味したボールロストからの即時奪回が初期ペップの形で、きっとシャビもそれをやってくれるはず。
この形になったのは、ある意味、ペップの開き直りからでしたけどね。ホントのホントに最初期のペップはもっとマイルドだった。
チャンピオンズリーグ予備予選でホームで勝ったのはいいけれど、名も無きチームにアウェーで引き分け、ラ・リーガでは1敗1分けスタート。ポゼッションから有利な形でウィングに繋ぎ、そこで勝負というサッカーだったのが、コンディションの良かったフレブが早々に離脱。件のサッカースタイルはその危機から産まれた苦肉の策。
何が言いたいかというと、いきなりはうまくいかないということ。やろうとするサッカーは、特にバルサとしては絶対に間違ってないので、結果はしばらく置いておいて、スタイルを貫き続けてほしいところ。
あの面子だし。
さて、シャビはペップになれるのか、はたまたアーセナルでのアルテタと化すのか(笑)
いや、アーセナルの場合は笑っていられませが。
僕の場合、Jリーグはエルパルスしか見ないので、そこにおけるロティーナの功績はよく判りません。
正直、オサスナ時代のイメージしか残ってませんが、スペインでは珍しく守備的な戦術でジャイキリを繰り返していた印象。
攻撃に関しては全然形がないね。
そんな中で、ボランチから攻めのパスを出せる竹内を信頼しきらなかったし、アクセントになってセットプレーのキッカーとしても能力の発揮できる西澤の出番も少ないし、金子に至っては外に出しちゃうし。
チアゴ・サンタナは活躍してるけど、点取るだけのフォワードだし。いや、まぁ、それはそれでいいんだけど、じゃあ、それを最大限活かせるようにするべきでは。
攻撃は元々得意な監督ではない、という言い訳も聞こえてきそうだけれど、本来力を発揮すべき守備も崩壊。
基本的にというか、徹底的にラインを低くして後ろに人を余らせたい守備思想。
例えば、相手中盤やサイドバックから、ウィングにボールが出る。普通はそこにサイドバックが出ていってプレッシャーかけるのだが、そこに戻るのはそのパスの出先についていたサイドハーフ。サイドバックは余らせようとする。
それから再度パスが戻されるとそこには誰も行けない。ラインが低いので、ボランチも出ていけない。広大なスペースと時間を相手に与えることになる。しかも、エリア手前。だって、本来エリア外でとどまっていてほしいディフェンスラインがペナルティマーク付近まで下がってしまっているから。
日本代表のゴールキーパーを擁しながら、あれだけミドルを決められているという事実。
正直、時代遅れですね。
2000年代なら通用した守備も、ペップバルサ、ティキタカスペインが世を席巻して、どのチームもある程度ボールを保持できる現代では、とてもとても時代遅れ。アップデートできていない典型的な例。
運がないかなぁと思うのは、例えば同点で終盤になって、そこで決勝点奪えるような奇跡的な試合が通常あって、逆に今シーズンはそれを食らう確率が非常に高いかなぁ。普通だったらそのまま終わって、まぁ、勝ち点1取れてよかったね、という試合が非常に少ない。
それもこれも、そういった後ろ向きな守備を続けて、どうしても最終盤に支えきれなくなってるという証拠でしょう。
開幕前の大量補強、+ロティーナで台風の目になるのではと思われていたエスパルスですが、逆に時代錯誤なロートルに引っ張りまわされ、挙句、オリンピック中断でサイドの大量補強で予算を吐き出し、結局、生え抜き、これまでの功労者を冷遇し、別にそれで結果でてりゃ文句もないんだろうが全くの逆行で。
なんかゴトビと被りますね。好き勝手チーム引っ張りまわして、アイデンティティ無くして降格した、あの頃と。
今シーズンはなんとか残留して、次こそはチーム愛に溢れる人に任せたいなぁ。指導力の有無は別にしてもいいかな。
澤登じゃダメですか?
超後ろ向きな意見かもしれませんが、澤登が率いて、それで降格することになっても僕らは納得できる。