運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

3年生交流戦2

午後の話。

 

今更ながらに試合スケジュールを確認すると2試合連戦、その後、その連戦した相手と2試合再戦というスケジュール。

バランス考えて挑んだ2連戦だけど、1戦目は相手が強く負け、逆に2戦目は相手が弱く勝ち。

 

さて、後半戦どうしようか。

散々主力組が欲求不満抱えてるのと、午後初戦1戦目の相手コーチがなんかあれ、こっちの意向を聞かずに審判やりだして、かつ、こっちを下に見るような指示が多かったので、いや、まずは何よりここでガチ勝負しようぜ。その次はちょっと弱めだから、そこは経験浅い子で勝負だ。

 

というわけで、2試合休みの間に経験ある子達だけ呼び出して話する。

今日、色んな相手と試合してきたけど、最後はガチで勝負してみたいと思う。

まず、○○、キーパー上手かった。次もやってみて。それがチームにとって、1番助けになる。

それ以外の子、コーチは何も言わない、自分たちでポジション決めな。ただし、自分がやりたいポジションじゃなくて、みんなで相談して、チームとして1番強くなるようにポジション決めてご覧。経験浅い子も入ってくるから、それも考えて。

で、彼らが選択したのは、右サイドバックとトップに経験の浅い子を配置するという布陣。トップという目立つポジションをあえて自分たちで回さなかったところに本気度が伺えます。

 

試合は、まずなによりよく守ったね。センターバックの子が右もカバーしつつ、左サイドバックの子と連携しつつ強固な守備。

カウンター食らって、前方にパス出され、正直その縦パス、オフサイドだったけど、笛吹かれるず、ゴールは許したけど、その1点のみ。

一度大勝した相手に苦戦していて、イライラしてたっぽい相手コーチ、審判をしていたが、あえて見逃した?とは思ったけれど、こっちのパパコーチ、相手に聞こえるようにベンチでそんなこと言うなよ。はぁ。

 

センターハーフの子は体が大きくて、推進力が高いタイプ。よくボールを運んでくれました。ただ、怪我の功名でドリブルが長いんだよなぁ。トップならいいけど、センターハーフだとさすがに相手センターバックに捕まるな。

サイドハーフの子、うーん、実力通りの力は発揮できなかったかな。もっともっとドリブル突破できるはず。初めての芝でもたついたのかも。

左サイドは次男。うん、良かった。人並以上のスピードは無いから置き去りにするまではいかないけれど、それが故に取られないように何度も何度も切り返し、体揺らしてフェイントかけて、相手を抜きつつ、けど向こうもカバーが上手く、フリーでゴール前まで運べはなかったけれど、ドリブルするぞするぞと見せかけて、空いた位置にパスするところなど頼もしいものでした。

それまでイマイチだったけど、この試合、ガチで頑張れと言った瞬間、そこに本気出せるその意気は大事なところ。

 

最終プレイのコーナーキックからオウンゴールでなんとか引き分けに終わる。強い相手によく頑張ったね。

 

次は弱い相手、のはずだったんだけど、相手チームが3年生、4年生の2チーム体制で、4年生チームに対戦を替えてほしいと訴え。

心の中では、げっ、当てが外れたとは思ったけれど、断れるはずもなく、連戦で強いとこと戦うことに。

 

うーん、いい流れ作ってるし、経験浅い子、まだ半分しか出してあげれないけれど、もう1回ガチるか。

連戦なので、子供達にポジション決めさせる時間はなく、僕が決断。

トップに経験浅い子1人にしてしまうと攻めがきついので、えーい、いいや、今までやったことないけど、2-3-2だ。

 

次男坊と先の試合でセンターバックやってた子でディフェンス(さっき守りだったから、今度前やらせようとしたら、もう1回センターバックやりたいと言われた)。足の早い二人でツートップ。

中盤弱めだけど、いいや。これでいこう。

 

この采配ピタリと当たり、ツートップがそれぞれ1得点ずつ挙げる。

その片割れ、超疲れていたので、半分で経験浅い子に代える。

交代させた後に気づいたけど、センターバックの次男坊も超疲れてる。頑張ってはいるけれど、最後の一足が出ていかない模様。そりゃ、そうだよな。ただでさえスタミナ足りないところ、さっきの試合で出し切って、そっからまた1試合頑張れと言われたんだもんな。

 

1点返される。

中で審判してた僕は、そこでフォーメーション変更。ツートップの点とった子を右サイドハーフに落とし、ディフェンス1枚増やしてのスリーバックに。

急遽右サイドバックやってもらった子、おお、普段は全然ポジショニング駄目で右往左往してたのに、さっきキーパーやって俯瞰できるようになったのか、試合状況がそうさせたのか、しっかり守備の位置を守ってくれている。

けれども、攻められる我が軍。そして、ついに同点ゴール。

反撃に出たいところだけど、ワントップが経験浅い子なので、正直厳しい。

ただ、守れてはいる。疲労困憊、面子的にも難しい中、2戦ドローは悪くない。充分。ただ、追いつかれたという試合展開。これで守ってよしでいいのか。ここはゴールを目指すべきでは。チャレンジしてやられるのは仕方ない。子供達にチャレンジしろと言って僕自身がチャレンジを恐れてどうする。

 

迷った末の決断。残り2分。

えーい、再度の2-3-2だ。

センターバックの子に指示飛ばす。一番前行け。ツートップだ。サイドバックの2人。中入って二人で守れ。

センターバックの子、だいぶ後ろ髪引かれている。だって、点取られるよ。

取られてもいい。そこは気にするな。お前は点とることだけ考えて、前まで行ってこい。

強烈な後押しで駆けあがらせたら、都合よくその前に転がってくるボール。

采配大的中。まさかの決勝ゴール。

 

よくやった!!

そのまま、もう1回センターバック入って(笑)

 

いやぁ、無茶振りオンパレードだったけど、子供達がちゃんとついてきてくれて。

優秀の美を飾るわけじゃないけれど、きっとスタメン組は手応えを感じてくれたことでしょう。

僕的にも采配について色々考えさせてくれたし、子供達も思うところがあったんじゃないかな。

 

けれど、あまり出れなかった子。

これでも、半分は出した。でも、フルで出てる子いる。どう思うんだろう。

あくまで接するのは子供達。でも、まぁ、親御さんの気持ちには対面しなきゃいけない。

最後の挨拶で謝りました、保護者にも。最後の2試合、ごめんなさい。みんな、平等に出るべきなのに、僕の我儘で差が出ました。

全て僕のせい。

 

難しいところね、ホントに。