運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

最初で最後 公式戦での親子ゲンカ

スクール側のチームが人数少なく、僕がコーチやっててスポ少チームがメインになると判ったうえで、低学年の間は選手登録してくれないかと打診された次男。

もちろん先んだって経験積めるのはいいことだしと快諾。基本、スポ少側を優先。ただ、選手登録が必要とされる試合については迷惑かけてはいけないと、練習レベルであればスポ少の活動を後回しにして、試合優先。

次男、試合でも、スポ少の活動被るようなら、僕自身はスポ少優先で次男試合にはついていきませんでした。

 

が、今回は3年生の練習を欠席して、次男坊の試合を優先させることに。

だって、うちのチームとの対戦だったので。

4年の試合。低学年の間、見てたのは僕なので、彼らの試合を見れるという点でもちょうどいい。

 

アウェーの試合会場に連れ立っていくと、4年生から、あれ、〇〇もいる、試合に呼ばれたの、と。4年生、人数少ないので、ガチ助っ人かと思ったらしい。

いや、違うよ。あいつは向こう。

スクールチームも来ていたので、そそくさと追いやる。寂しそうな次男。一学年上とはいえ、当然顔見知りで一緒に練習してきた仲。名残惜しそう。

 

僕としてはフラットでいたいなぁと思っていて。

パパコーチはしているけど、息子を教えたい、息子を近くで見ていたいという気持ちより、少しでもサッカー好きな子を増やしたいという思いのほうが強い。

なので、許されるなら、息子がいる、いないを別にして、スポーツ少年団には所属続けたいなと思ってる。

だから、別に息子を同じチームにする、という意識は少なくて、本人の意志が一番大事だから、次男が向こうに行きたいなら、止める気はない。

そのつもりで、本人にも話はしたんだけど、選手登録を向こうでした時に聞いたら、いや、スポ少がいい、という返答。僕に気を使ったか?とも思っていたけれど、こういうの見ると、ガチでこっちがいいと思ってるみたい。

 

で、無理言って同行させてもらってるので、もちろん審判やりますよ。

いや、ぜひ、やらせてください。

 

1試合目、スクールチームvs会場提供チームの笛を吹きました。

 

いやぁ、息子のいる試合って、やりにくいもんだね。

途中で、めっちゃ声かけそうになる(笑)

この間のスポ少側の大会でいい動きをしていた左サイドバックでの出場だったので、さて、大きいコート、別のチームではどうかな、と気にしていると、うん、いかん、いかん。ボールから目を離しそうになる。

結局、次男、そっちのけで試合に集中することに。なんのことはない。いつもに戻っただけ。

 

で、次男坊。

サイドバックの守備もそつなくこなし、低い位置からのドリブルが多くて、そこはいかがなものかと思ったら、次のシーンではすっとグラウンダーで裏に出してみたりと、色々と自分で工夫している様は見られました。

どっちかというとバランスなんて考えてないだけかなぁ、とも思うけれど、しっかり前に詰めてペナルティエリア近辺でボールを拾うシーンも多く。

うーん、十分にサイドバックでも使えるなぁ。スポ少側でもこの位置で次男坊使う余裕があれば、だいぶ幅が広がる予感だけど、それができるくらいのメンバー編成組めるかは僕の育成次第か。

 

後半は得意のサイドハーフで出場。

逆足の右サイドだけどね。

僕は中央タイプだけど、サイドに広がるなら左サイドが好きで。縦に行くスピードはないので、それなら利き足で持った時に視野を確保できるほうがいい。

次男の場合、僕ほどスピードが遅いわけでもないけれど、まぁ、人並程度。それでも、左から縦に行くほうが好きで、わりとそこからシュート打つかと思わせてのクロスボールも上手で、左サイドのほうが得意なのかなぁ。

けれど、サッカーマニアとしては、是非、逆足からカットインをしてほしく。右サイドの精度をあげてほしいと思っている中、そのポジションでの出場。

 

結局のところ、利き足の左で持ちたいので、どんどん中に入ってくることに。

それが功を奏して、ゴールに向かって縦に走る、左で触りたいから横に避ける、を繰り返して、ジグザグどころか直角気味に相手をかわす次男。

パス主体のチームで、ああいうのがいるとリズム変わるわぁ。

見事に2点ゲット。

 

このまま行くとハットトリックも、と期待させるところに立ちはだかるはお父ちゃん。

裏に出されたパスに反応した次男に、オフサイド判定。

そう簡単にハットトリックできると思うなよ(笑)

 

まぁ、それは冗談だけど。

身体半分ぐらい出てたかな。

普段ならそんな微妙なの流すけど、我が子に手心加えちゃいかんという戒めと、大量リードしてたので、その補正と。

 

なんとか無事に努めあげましたよ、審判。

まさか自分の子が出てると相手チームも気づかなかったんじゃないかな。

 

で、うちのスポ少との試合。

次男、左サイドバックでフル出場。

正直、前目で使われてたら、もっと脅威を与えれてたかな。ドリブルで、エリア内に入って来たときには、マジでヤバいと思ったし。

ガンガン守備する様は良し。抜かれない様に身体投げだす様もよし。

次男的には、空気読まず、俺、立ちはだかりますんで的なプレイは全然出来てた。それなりに脅威を与えていたし、まぁ、どっちのほうが思い入れ強いと分かっていながら、立ち位置弁えながら、自身の一生懸命を貫けたかな。

 

最初で最後。これで終わり。

面と向かって、あいつには言わないです。

でも、うん、上手いね。

その将来性を犠牲にしてまで、うちのスポ少に囲い込むのが正しいのかと思わないけれど、本人が楽しいと思えるかどうかが一番大事だと思うから。

 

さぁ、このあとは一緒に頑張ろうか。