運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

6年生 最後の試合

新四年生初陣の午後、6年生最後の試合がありました。

正確には来週に大会はあるのだけど、僕はそこには帯同しないし、少なくともホームで戦うのはこれが最後。

 

グラウンドは終始、素晴らしい雰囲気でしたね。

最後ということもあり、観客の数も多く。けれども、過度な声援が飛び交うこともなく、絶妙な拍手で子供達の後押しをして。保護者も成長した証をしっかりと見せつけてくれました。

 

この年代、隣スポ少とはずっと負け続けていたけれど、ようやく高学年で戦えるようになり、直近の公式戦で初勝利をあげ、という戦績を残してきましたが、最終戦は2-0と快勝。

 

内容が素晴らしかった。

しっかりとディフェンスラインでボールを繋ぎ、意図のある縦パスを何本も入れ。前からのプレスも狙い通りにハマって。最後なんて、相手、ロングボール蹴るしかなかったしね。

 

凄かったのは左サイドバックからサイドチェンジクロスを逆サイドのサイドバックに送り届けたシーン。

イニエスタからダニエウ・アウベスかと思った(笑)

まさか少年サッカーでこんなハイレベルなプレイを見れるとは。

 

僕がコーチ始めた頃は、1年生だった長男と一緒に、2年生だった彼らと練習してたな。

その頃から背も高く、足も長くて目立ってた子。お兄ちゃんも、スポ少のエースで期待も高く。

でも、そこまで存在感を見せれず。ポテンシャルはあるんだろうけど、メンタル面の弱さもあって、レギュラーになるかならないかの瀬戸際をうろうろ。

けれど、最終試合では見事にスタメンの座を勝ち取っただけでなく、左足一閃、勝負を決定づける追加点を奪ってくれて。

 

大きくなったな、上手くなったな、成長したな。

初めて出会ったときは、こんなに小さかったのに。

こうやって5年間、成長の軌跡を見られて楽しかったな、幸せだったな。

 

そして、ふと気づくこと。

ああ、これで終わりなんだ、この子のプレイを見ることも。

 

今まで何気なく見ていたこと。

当たり前のようにそこにあった風景。

それがもう終わってしまうんだ、無くなってしまうんだ。

寂しさにかられて、思わず泣きそうになってしまった。

 

今まで最も濃厚に付き合ってきたこの学年もいよいよ卒団。

来年、長男たちが卒団する頃にはどんな思いを描くんだろう。