まさかの事態に巻き込まれる事、2度。
まずは、シューズが水浸しに。
備品を僕が持っていく日で、ビブスやら笛やらで、カゴ2つで両手が塞がる。着替えの入ったバックは背負うからいいとして、フットサルシューズと水筒まで持てないので、カゴに入れ込むしかない。
さて、着替え終わって、いざシューズに手を伸ばすと、うん、なんだい、この水滴は。
げ、もしかして。
前にも一度あったんだけれど、上蓋の止水Oリングが外れてて、ちょぼちょぼと水がこぼれていた。
しかも、運の悪いことにシューズ右足がそれを受ける形に。
なみなみと注がれ、完全に水たまり状態。
ただの水だったのが不幸中の幸い。
水を捨て、消毒用にと渡されていた雑巾にアップ中、染み込ませたけれど、十分程度じゃ、乾ききるわけないよな。
右足がヒンヤリしながらプレイ。
そして、お次は忘れ物。
仕事帰りに長男連れて向かった体育館。
バックに手を突っ込んだ瞬間、気づく。
あれ、なんか、荷物少なくね?
すぐさま朝の出来事をフラッシュバック。
そういや、短パン探して入れなきゃ、と思っていたけど、ユニフォーム選ぶの夢中になって、それで……。
改めてバックの中、探してみたけれど、あるわけないわな。入れた覚えがないんだもん。
仕方ない。この作業ズボンでやるのか。
汗だくのまま、この格好で帰るのは仕方ないにせよ、ダブダブの長ズボンで、ベルトかちゃかちゃさせながらボール蹴るのか。
嫌だ。かっこ悪い。
思い出せ。
車の中にないのか。
いや、いや、シューズやボールなら転がってるかもしれんが、ズボンなんかあるかや。
と、その時、天啓のように思い出す。
あ、審判服があった。
先日の公式戦、審判は他コーチにお願いしたけど、念の為と車に積んでおいたのをそのままにしていたんだった。
九死に一生を得る。
丈が短くて恥ずかしいけれど、贅沢言ってる場合じゃねえや。
審判資格とった恩恵を1番感じたのは多分この日。