運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

2021-22シーズン バルセロナ総括 GK&DF

チャンピオンズリーグ・グループステージ敗退から始まって、どうなることかと思っていたら、何とか最後はラ・リーガ2位フィニッシュまで持ってこれたので最低ノルマはクリアしたとはいえ、フランクフルト戦ぐらいからの体たらくを見せられると辛い評価しかくだせない。


GK
テア・シュテーゲン C
悪い、ってわけではないんだけどね。
彼の最大の特徴であるフィード能力、足技というのは健在だったけれど、例年見せてくれるような、これすげえなというシーンは見当たらず。
また、セービング能力という点からすると、例えばクルトワやオブラクからすると一段落ちるのかな、というのが正直な印象。件のカンプ・ノウ、フランクフルト戦の2点目。もちろんコースにいった素晴らしいシュートだったんだけど、クルトワなら弾いてたんだろうな。厳しい試合だからこそ、チームを救うプレイ見たかったけれど、ここが限界なのかな、というのを感じてしまったので。


DF
デスト C
怪我で欠場も多かったしね。
序盤ではウィングで起用されることもあり、例えばジョルディ・アルバと比べても単純な突破力はあるんだろうけれど、それがチームとしての武器になるほどではなく。まだ若いし、決してクォリティが足りないわけではないのだけれど、果たして世界最高クラスまで行けるかとなると。


ジェラール・ピケ C
年齢の割に衰えもなく、そこそこ安心して見てられたけれど、これまた欠場の期間が長かったので、この評価に。
アラウホが絶対的なディフェンスリーダーになりつつあるとはいえ、その次がなかなか出てこないので、まだまだピケに頼るシーンは増えそう。


アラウホ A
今シーズンMVP。
強くて、早くて、フィード能力も抜群。ヴィニシウスを抑えたように、右サイドバックでも使える。
じっくり育ててきた甲斐があったね。バルサ的な能力も兼ね備えつつ、強いセンターバックというのはこれまでにいなかったタイプ。ぜひコンディションを崩さず、ポストピケの座を絶対のものにしてほしい。


ダニエウ・アウベス B
うーん、Bにはしたけど、多分に印象に左右されているかなぁ。
バルサのポゼッショナルプレイを理解していて、復帰当初からかなり中に絞る独特なポジション。メンバー外されたヨーロッパリーグでは、トラオレじゃなくアウベス入れておけば、と嘆くシーン多発。印象としては、さすがダニエウ・アウベスなんだろうけれど。
ただ、一つ一つのシーンをピックアップすると、さすがに衰えた印象。1年契約延長しても全然やれるんだろうけれど、まぁ、これ以上は、っていう感があるかなぁ。


ラングレ D
貴重な左利き、エリック・ガルシアにはないフィジカルを兼ね備え、レギュラーにはなれずとも、バックアッパーとしては存在感を見せてほしかったところ。
ただ、特徴のある選手ではあるので、見限るには早いかな。まだまだできる選手。ジョルディ・アルバ以外の左サイドバックいないし。


ジョルディ・アルバ A
盟友メッシがいなくなって、コンビネーションで崩していく選手なので、一番きつくなるのかもと心配していましたが、キャリアハイかと思わせる活躍。貴重な戦力です。
ただ、次の選手が出てこないのは不安だ。


セルジ・ロベルト E
怪我でほぼ試合に出られず。
ダニエウ・アウベスの去就が判らないけれど、彼も残ってデストも残るのであれば、右サイドバックでは余剰戦力。
中盤も出来るのがストロングポイントだけれど、ここもガビ、ニコが台頭してきて、正直、セルジ・ロベルト起用するより彼らを使うわなぁ。
困った時に役立つユーティリティープレーヤーが怪我で不在では。


ミンゲサ D
攻撃ではやはり物足りないし、カンテラ育ちとは言えボール回しに長けているわけではないし、守備で存在感を見せるわけでもないし。ちょっと使いどころに困るなぁ。
攻撃のデスト、守備のミンゲサの位置づけなんだろうけれど、チャビのサッカー的には守備的なサイドバックは馴染まないんだろうなぁ。


エリック・ガルシア C
守備の弱さ、フィジカルの拙さを露呈。
まぁ、その辺は正直判っていたところだし、それ以上にフィード能力を発揮してくれればいいんだけど。
チャビサッカーにはまる選手ではあると思うので、来シーズンに期待。