1番の成長株
メインで見ていない長男6年生の前期リーグが終了。
超タイト日程で毎週試合が入り、梅雨と重なるから幾つかは延期になるかと予想していたら、まさかの短期梅雨に終わり、結局、最後までコンプリート。
低調スタートで心配しましたが、アウェーで巻き返し、けれども最終戦、リードしながらも残り5分で追いつかれるという相変わらずの勝負弱さ。
采配面でいうと、(結果論だけど)後半給水後に5年生を出した交代が裏目に出る形に。
5年生まではどちらかというとスタメンを引っ張ることが多かったけれど、2チーム体制となり下級生招集。その下級生に(というか、その親)気を使って、かなりの出場時間を、人によっては6年生を余裕で上回る出場時間を与える。スタメンは6年オンリーで、これまた結果論だけど、後半になるにつれてパフォーマンスが下がり、そのまま6年生使い続けたほうが、と6年親もストレスを溜めてるらしい。
別に5年のパフォーマンスが悪いとは思わないけどね。だから、5年が入ったからチームレベルが下がったとは思わない。ただ、同レベルなら、6年生優先して使ってほしいところ。
最終戦について語ると、前半早々に先制、その後も追加点取るチャンスはあったものの逃し続け、後半入る際にはもう2、3点取れるよ、と子どもたちから声が出る状態。それだけ押し込んでた、余裕があった。
が、それが故に必死さが今ひとつ。いつか取れる、いつか取れるでズルズルと。
一点差勝負でどうも勝ちきれないのなら、じゃあ、大差に持ち込もうよ。
その気概がない。
で、何より気になったのは後半給水時での雰囲気。
暑いからベンチタープで身体を休める。
身体を冷やすために氷水をぶっかけるのはいい。
でも、それでキャッキャッ騒いでる。
まだ、試合終わってない。けど、もう終わったかのように、勝ったかのような振る舞い。
これじゃいかんと再開前にベンチで円陣組んでネジ巻き直そうとしたけど、弛緩した空気はついぞ戻らず。
そりゃ、やられるわ。
例年がどんなレベルか判らん。子供なんてそんなもんなのかも知れん。
ただ、終わった後、ヘッドコーチに聞いてみるとあれはダメだね、と。
かなり程度が低いらしい。
そこで交代した子は、ベンチ内で応援するどころか、否定的でネガティブな言葉しか吐いてなかったらしい。
そういうとこホント駄目だよな、この学年。
息子がいる学年なので、厳しく見ちゃうところはあるのかもしれんが。
普段の練習でも集まるのが遅い。なので、備品の準備も遅い。目の前に水たまりがあって、低学年のためにスポンジで処理しなきゃいけなのにボール蹴って遊んでる。
サッカーに関係ない部分。
でも、こういうところしっかりしてないから、勝敗に関わってくる。
そんな中、前期リーグ通して1番の成長株は、確実に長男。
6年生上がった時点で、なんとかAチームのサイドバックとしてレギュラー返り咲き。
とはいえ、技術面は全く見劣りしないものの、運動能力、フィジカルに不安を抱える中、リーグ開始当初はハーフタイム時に5年生に交代が定番だった。
ところが、試合が進むに連れプレイタイムが伸びてゆき、最後の2試合はフル出場。1日2試合をフルで出たの、初めてでは。
とにかく運動量が半端なく、これはもう絶対的に外せない。他コーチも大絶賛でした。
多少ボールが回るようになってきた中で、技術はあるので、そこでミスはしない。欲を言えば、安全チョイスが多いので、もっと前につけるボールを増やしてほしいけど。
守備のポジショニングも間違いはないし、1対1はどうしてもスピード不足で後手を踏むことは多いが、最後ではしっかりと身体を投げ出すようになった。
ただ、今の絶好調を維持してる要因としては、絶え間ないオーバーラップ。
チーム自体が右肩上がりのシステムになっていることもあり、左サイドを一人で対応。右サイドを突破時の逆サイドからの詰めを毎回毎回しているのは、率直に言って驚異的。遅行タイプの攻めではないのに、毎度、間に合っているというのは、かなり早い段階から動き出している証拠。右サイドバックからのクロスをヘディングで合わせたシーンは、なかなかにレア。
ただ、惜しむらくは、その左からの上がりをチームとして有効に使えてないこと。そのオーバーラップ使ってやれよ、と思うこと多数。というか、正直、中盤からボールが回ってきたことないのでは。大抵は、右からの折返しや守備に引っかかったボールのこぼれが転がってくるだけ。
そうやって上手くボールが出てこない中、心折れずオーバーラップを繰り返すさまは凄いと思うけれど、ただただ勿体ない。
長男には上がりきってからヘイと呼ぶんじゃなくて、オーバーラップするぞ、とか、外回るぞ、とか声がけせいや、と伝えてるんだけど、恥ずかしいのか、なかなかやろうとしない。
ここ、しっかりやれるようになると、ボールも触れるようになるし、チーム力も格段に上がっていくんだけどなぁ。