運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

最後の対外試合

母校小学校サッカー部、活動も今年まで。

先週末、最後の対外試合が行われました。

 

長男は歴代最後のキャプテン就任で、見事、背番号10とトップ下のポジションゲット。

試合はもちろん見に行ったけど、うん、やっぱあの落ち着きはさすが。トラップはぴたっと止まるし、そこからの意図のあるショートパスの正確性は圧倒的でした。だって、他の子、ロングキックばっかだったし。

11人制の試合でスペースも狭く、なかなか得点が入らない中、最終盤に意を決してカットインする様もカッコよかったです。

 

残念だったのは守備時のカバーレンジが狭いこと。あえて動きを小さくして真ん中のスペースを空けないようにしてるとも言えるけど、それだけでは、ね。

スポ少ではサイドバックを担っているけど、中盤真ん中でファーストチョイスにならないのは、このあたりが原因。

 

相手は、スポ少スタメン3人擁して、こっちは長男スタメンだが、残り3人控え組と、ガチンコで当たると分が悪いかな、とビビっておりましたが、相手がやたら人数いたのと一人が予定あって遅刻してきたため、3人が同時にピッチに立つ時間はなく、なんとか引き分けで終わる。

 

ただ、向こうの出来もイマイチだったかな。

キャプテンの子はボランチに位置し、(長男とは大違いで)縦横無尽にピッチを駆け回り、ボール回収。

僕が思わず、あいつ、邪魔やなぁと呟き、他のスポ少保護者が笑うというシーンも。

この子は素晴らしかったとして、残り2人はドリブルでブッちぎられるかと思いきや、スポ少組に止められるならまだしも、他の子にも割とストップされる事態に。

もちろん2年半部活やってきたので全くの初心者ではないにせよ、走るのもたどたどしいのがいる中、こんなにも抜けないもんかねとびっくり。

低学年で通用していたプレイが高学年では効かなくなる、とはよく聞きますが、このレベルでもそうなら、クラブチーム相手にはなおのこと、と思いました。

 

あと、興味深かったのは先生方の審判。

おお、11人制だから久々に見たぞ、線審

その線審、しゃしゃり出すぎ(笑)

 

ファウルスローがあった瞬間にバッと旗を上げる。

いや、まぁ、確かにファウルスローだけど、なにもそこまで鬼の首を取ったかのようにアピールせんでも。

海外サッカーだと超雑に投げること多いので、多分この先生、線審したら全部ファウルスロー取られるでしょうね(笑)

正規な投げ方じゃなくても、それで有利に働くわけじゃないので、ある程度、見逃してあげればいいのに。

ちなみに僕が受け持っている4年生、これまで1度だけスローインの練習しました。でも、それは投げ方の練習じゃない。そんなの試合通じて覚えていってもらえばいいので。

教えたのはどこに投げたほうがいいのかと、それを踏まえて受ける子はどう動いたほうがいいのか。

 

もう1つ気になったのは、オフサイドの判定。

ボールが蹴られた瞬間に、これまた見つけてやったぜと言わんばかりに振りあげられるフラッグ。

今のルールだとラインから出ていた選手がボールに触れてから、少なくともその選手がボールに対してプレイする意志を示した上でのジャッジなんですけどね。

代表戦ぐらいしか見ない人からすると、最近のオフサイドジャッジが遅いのはVARがあるからと感じているんでしょうね。

 

 

さて、これで我が母校のサッカー部も活動終了。

自分がいたその場所が無くなってしまうのは率直に言って残念で、いざその瞬間が訪れると漠然と感じていたそれよりずっと寂しい気持ちになりました。

普段スポ少見ている人間からすると、ずっとレベルが低くおままごとに近い様だったとしても、そのおままごとを経て、サッカーを好きになった僕のような人間がいるわけで。

 

うん、重ね重ね残念。