運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

神様は、乗り越えられる試練しか与えない

ようやくの晴れ舞台。   

色々あったけれど、なんとか最終学年で花開き、県大会出場。

 

その県大会、2日前。

会社携帯に嫁から電話が入る。

うん? こっちに電話かけてくるって、相当な緊急事態。

親が交通事故にでもあって死んだか??

 

 

まさかの長男、コロナ感染の報。

 

おおお、マジか。

 

そういや、昨夜、コホコホはしてたけど、あの程度の咳、これまでだって何度だってあったし、お前、コロナじゃねえだろうな、と声掛けはしてたけど、実際にそんな風になるなんてこれっぽちも思っておらず。

 

 

自分たち家族もかかるかも、とか、そもそも長男の体調大丈夫か、とかよりも、まず最初に思ったのは県大会出場を楽しみにしていた長男のメンタル。

 

陽性を伝えられて、ぽろぽろと涙をこぼしていたらしい。

そりゃ、そうだわな。悔しいわな。

 

 

僕は割とサバサバ。

ぶっちゃけ県大会の舞台で勝ち進んでいけるとは思ってなかったし(オイ)。

長男の中ではどうだったのか知らないけれど、一番大事なのはこいつじゃねえよな、という思い。

先週にあった部活試合のほうが大事だったと思うし、来月組み込まれたスクールチームとの公式戦のほうが楽しみだし、リモートで出席は出来るんだろうけれど卒団式は絶対出席したいと思うし。

もちろんかからないに越したことはないけれど、最悪の事態ではなかった。

もう、いつどこでかかってもおかしくないのだから、今、このタイミングでよかった。

 

 

あと、僕が嬉しかったのは、長男が悔し泣きをしてくれたこと。

ここ半年の頑張りで、レギュラーの座をしっかりと奪い取ってくれた。出られたのに、という思いがあるから、悔しさに繋がる。

チームに迷惑をかけた、という思いもあるかもしれない。それも、今やチームに無くてはならないまでの存在感を見せるようになったから。

そこまでのレベルに至ってくれたことを僕は素直に嬉しく思う。

 

 

もうこの少年団で晴れの舞台を味わうチャンスは1度か2度くらいしかない。でも、ゼロじゃない。

中学になっても、クラブチームでサッカー続けると決めたんだ。これで終わりじゃない。

 

きっとこの悔しさが役に立つ時が来る。

 

 

ちなみに、その後、だんだんと家族感染広がっていき、長男が隔離期間を終えたころに僕がかかるという。

濃厚接触者扱いのせいで週末がなくなり、プラスで自分陽性のためにさらにもう1週無くなるという。

すでに長男はサッカー復帰してるというのに。

 

なんだかなー。

やっぱ僕も中途半端な感染対策せず、すぐかかりにいけばよかった。