運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

あっさり終わった

長男たち6年生の公式戦が全て終了しました。

あっさりと。

 

最後に残った2つの大会。

1つは優勝も狙えたトーナメント大会。あっさり1回戦負け。

もう1つは優勝までは難しそうだけど、ベスト4までは行けそうで、そこで格上に勝てるか大一番、のつもりだったのに、これまたあっさりと予選リーグ敗退。

コロナのせいで県大会に参加できなかった僕ら親子としてはもう一度晴れ舞台を願ってましたが、遥かに届かず。

 

これ勝ち抜いていったら超過密日程じゃん、なんて言ってたら、スカスカのスケジュールになってしまった。

 

何度も書いているように、個の能力では抜群に高かった彼らが、チームとしては全く噛み合わない。

1+1を3にも4にもするのがチームの力なのに、2で留まるどころか、2にすらなってないんじゃないかと思うことが度々。

 

前期に引き分けた相手。押せ押せの展開で、こちらが優勢だった相手。

後期でボコスコに殴られ大敗。ハーフタイムで戻ってくる最中に、あいつが悪い、こいつが悪いと言い合い。何やってんの。人のせいにするより、まず自分だろ。

そのバカどもを諌める奴もいない。キャプテンの子は頑張ってたよ。あいつは本当に凄い奴だった。どんなに文句言われようとも言い返さず、チームが壊れないように気を使ってた。

でも、1人だけじゃ無理でしょ。キャプテンを補佐するのが出てこなかった。チーム全体のことを考えてて発言できるのがもう1人いたのだけど、怪我してた時期もあったし、残念ながらスタメンではなかった。

スタメンの中では、その役割、長男がするべきだった。サッカーの実力も認められていて、誰かとぶつかる性格でもなく、でも、そんな奴が勇気出して声かけたら、あいつらも耳を傾けたんじゃない。

 

最後の試合の日も、アウェーの現地集合だから各々が来る時間にズレが出るのは仕方ないにせよ、遅く来た子ほど、ぺちゃくちゃ喋りながら着換えが遅い。もう相手チーム、アップを始めてるというのに。

着替済んだ子も、そのチームメイトを急がせるわけでもなく、キャッキャッと味方のボールを遠くに蹴って遊んでるだけ。アップの意味判ってる? 怪我防止の柔軟運動判ってる?

こりゃ、負けるなと思ったら、案の定。

 

1試合目勝つとそれだけで大喜び。すぐ2試合目始まるからベンチで休んでろと指示しても、仲間にチョッカイかけて、息切らしたまま2試合目に。

お前ら、1年間試合やってきて、2試合とも勝ったこと、超格下相手との連戦1回のみ。それを判っていながら、何回同じことを繰り返すの。

 

まだまだサッカー好きになりきれてないんだよなぁ、と思っていた。

いや、俺ら、サッカー好きだよと言い返されるだろうけど、お前ら、違うんだよ。お前らはサッカーをするのが好きなだけ。自分のやりたいことだけやって、気持ちよくなるのが好きなだけ。

味方がいて、相手がいて、駆け引きがあって、戦術があって、うまく行かないことも多々あるけれど、それを乗り越えて楽しむのがサッカー。

そんなサッカーを好きと言えるレベルではない。

 

そう思っていたけれど、年明けからの体たらくみてると、サッカーをするのが好きレベルですらなかったのかも。

楽しいことしたいだけ。別にそれがサッカーである必要ない。お喋りでもいいし、ゲームでもいい。たまたまサッカーチームにいるから、サッカーやって楽しもうとするけれど、うまくいかなきゃすぐ投げ出す。サッカーで楽しむために準備するわけでもなく、その準備時間もキャッキャッ遊んで、肝心のサッカーで楽しめない。べつにそれでいい。キャッキャッ遊んだ時間は楽しかったから。

 

率直に言って残念でした。

低学年の頃、ベテランコーチから今はこんなんだけど、6年生になる頃には落ち着くから、と言われてましたが、結局、最後まで変わりませんでした。