左手が寂しい
車を運転しだして約20年、初めて交通事故にあいました。
会社に向かう早朝、県道に出るまでの細い路地。こちら側が一旦停止のところもあるし、逆にこちらが優先のところもある。
こちら側からも向こう側からも見通しの悪い箇所。優先道路はこちら。
ライトが近づいてきてるのは気づいていて、でもこっち優先だし、そのライトの近づき方から当然、一旦停止するだろうと思いきや、まさかのタイミングで出てくる相手。
こっちの車がもう通過途中なのに、出てきやがる。絶対に何も確認してねえ。むしろこれより早く飛び出してきてくれれば、こっちがブレーキかけれたのに。
あえなく左脇腹に突っ込まれる。
ぶつかる直前で気づいていたし、助手席側だし、細い路地、お互い、そこまでスピード出せるわけもなく、怪我になるような衝撃は無し。
不幸中の幸い?
子供を乗せてなくてよかった。
子供乗せてたら、もっと激昂してたでしょうけどね。
一旦停止しろよ、こっち優先だろうが、と即座に文句言うと、すみませんの一声。
それ以上、言ってもしょうがないし、冷静に警察へ通報。
お互い怪我ないと、実地検分も可愛いもの。
お互いの言い分聞いて、それでおしまい。到着から、10分程度。
なんとも拍子抜け。
どうも本当は自車だけでなく、相手の車も写真撮ったりしておいたほうがよかったっぽいのだけれど、何もできず。
このあたりが事故童貞。
それとも、意外にテンパってたのか。
交渉ごとは全て保険屋任せ。
こっちの車も動いていたこともあり、8-2で妥結。
完全に向こうのせいなのに、支払いが生じるってなんだかなぁ。
はぁ、アホらしい。
左のドアは2枚とも大破、交換。
助手席は外から開きません。でも、中から開くってどういうこと。
修理費用、しめて50万弱。
5年乗ってるし、いっそ買い換えようかな、とフットサル仲間に相談したら、買い換えればいいんじゃね。
でも、多分また同じ車種買うぞ、と伝えたら、じゃあ修理しろ。
なので、修理に回す。
あえて車種は明かさないけれど、スモールクラスの乗用車。
車関係の仕事に就いてはいるものの、移動手段以上の存在ではなく、ハッキリ言って興味ない。安いのでいい。さすがに軽自動車は嫌だけど。
その中で唯一拘っているのは、マニュアルに乗りたいということ。
だって、運転しててつまらん。踏んだら動くってつまらん。カチャカチャやっていたい。
元々、我が家にあった車が全てマニュアルだったため、それに対する耐性もついていたこともあるし、免許とってもそれしかないんだからマニュアル車に乗るしかないし。
社会人になって車を持つようになっても、当然マニュアル。
妻はオートマ限定なので、色々面倒くさいですけどね(汗)
子供も産まれ、そろそろミニバン買うかとなった時に、僕のも妻のも同じようなスモールクラスだったけど、どちらかを買い替えることになり、僕のの方が長く乗っていたので、妻のを残すことに。
妻は育休中だったので、通勤用に妻のを乗り出したんだけど、これがもう本当につまんない。
あれは僕の中で黒歴史。あんなに運転が苦痛だったことはない。
予定では廃車レベルまで乗るつもりだったのが、2年で我慢の限界。車を持ってなかった妹夫婦にあげて、再びのマニュアル車購入。
至福の時を過ごしていたら、この事故。
修理に3週間。
車持ってきますと電話かけると、いいけど、代車が古いワゴンRしかありません、と言われる。
あー、うーん、それはやだね。
あと1日待てば新型ミライースが戻ってきます、その次は新型ワゴンRです。
あー、うーん、軽ばっかやね。
もう少し待つとヴォクシーが。
なんでいきなりデカくなった! そんなデカイの車庫に入らんし。
もういいです、古いのでいいです、としたはいいが、もう古すぎて軽トラに乗ってる感覚。いや、軽トラ乗ったことないけど、多分、想像するにこんな感じ。
音源、CDとラジオしかないし。通退勤途中に好きな音楽聞くのストレス発散にしていたのに。
シフトレバー、センターラインじゃなくて、前面ディスプレイから斜め上に飛び出てるタイプだし。最初、どうやってドライブに入れるか判らんかったよ。
日除けバイザー。後ろに鏡ついてない。平日フットサル、コンタクト入れれず、体育館のトイレまで駆け込んだよ。
1番嫌なのは左手の置き場。
普段こちょこちょギヤチェンジしている左手の置き場に困る。
ミニバン乗ってる時は、動かしはしないけどシフトレバーに添えたり、肘掛けに乗せたりでそんな気にならないけど、何もない空間にダラリと垂れ下がる左腕が物悲しい。
あと2週間ちょい、耐えられるかな。
海外出張してる気分。帰国の日はいつかなと指折り数えてる。