運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

18-19 バルサ総括 FW

リオネル・メッシ  S

相変わらずハイクオリティ。

デビュー当初は加齢による衰えが早そうな選手だな、と思っていたけれど、現状、それは見られず。

とはいえ、さすがに回復力に陰りが見えてきたのか、試合に出たがりの彼にしては(チームの成績的に余裕があったというのも理由だろうけれど)珍しく素直に監督の指示に従い、ターンオーバーを実施。最終盤までコンディションが落ちていないどころか、むしろ上向きな状態だったからこそ、リバプール戦の敗退が惜しい。

それでも、例年以上に、あいつなら何とかしてくれる感を醸し出してくれたのは、それだけのクオリティを見せつけたということでしょう。

 

ルイス・スアレス A

前半は怪我を抱えながらのプレーで成績も伸びず、周りを心配させたけれど、後半に入ってからはパーフェクト。パーフェクトすぎて、彼がいないときにチームのクオリティが下がってしまい、そんなときのために控えを試すということもできず。

スアレスだけではないけど、高齢化しているだけにネクストを探していきたいところではあるけれど、ことセンターFWについては適任者が見つからず。来シーズンもフル稼働してもらえるように、大事に使っていきましょう。

 

フィリペ・コウチーニョ C

途中、周りとのコンビネーションもあってきて、これならBかな、と思っていた時期もありましたが、大事な試合で並の選手以下のパフォーマンスしか見せれなかったところがこの採点に。

最後の崩しに関する閃きは、もう申し分なく。ただ、それが結果に結びつかないところが運のないところではあるのだけれど、いつぞやにも書いたけど、そこは簡単にやればいいでしょ、ってところで簡単にボールロストしてしまうなどのぎくしゃく感が一番残念なところ。

ここまでの技術があるんだから、歯車の一つになりきっても存在感は十分だろうに、ちょっとしたプレーについつい自分を出していってしまう、その中途半端さが、例えばセスクだったり、僕だったり(笑)と似ているので大好きです。

 

デンベレ B

規律を守るようになり、コンディションが上がった年末の時期は、最もカンプ・ノウを沸かせた選手だったかもしれない。

けど、怪我がち。いないときが多い。一番いてほしかったリバプール戦2ndレグも結局ベンチ外。そもそも1戦目でトドメさせたじゃん、ってのもあるし。

ポテンシャルは特大かもしれませんが、この怪我の多さでは大成しないのでは。メッシみたいに食生活から見直してフィジカルを鍛え上げる真面目さも無さそうだしなぁ。

 

マウコム D

出てきた時のプレーぶりは決して悪くなく。そこそこ使ってあげても、と思わせる選手なんだけど、あれだけ出場機会が限られているのは、やはり僕らの目では判らない何か欠点があるってことなのか。

そういう状態なら高く売れるときに売って、というのがいいのかも。右サイドはいいんだけれど、左サイドになると途端にワクワク感が減ってしまうのもマイナスポイント。

 

ムニル  D

結局、バルサを出ていくことに。セビージャでそこそこ出場機会を得ているみたいだけど。

わりとポテンシャルを評価されていた彼だけど、僕的には同時期にデビューしたサンドロのほうを評価していたなぁ。

特に前半はスアレスのコンディションが上がらなかっただけに、センターFWとしてもプレー出来ていたら、生き残れていたかもね。

 

ボアテング E

えーと、結果的には何しに来た(笑)

彼にとって不幸だったのは、スアレスの控えで取ったのにスアレスが絶好調になってしまったというのと、プレースタイルがあまりにバルサに合っていなかったということ。

とはいえ、後者については最初から判っていたことで、むしろ合わないがゆえに、いないタイプが故にアクセントになり得る存在だったのに。

まぁ、この辺りは絶対的なクオリティが足りてないってことかと。