運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

19シーズン 清水エスパルス総括 MF&FW

MF

竹内 A
去年は離脱の時期が多かったキャプテンが、見事フル稼働してくれました。
ヘナト・アウグストもしくは河井、六平とタイプの違う相棒を試合ごとに携えながら、それに合わせて自分のプレースタイルを変え、見事、チームに足りないピースを与え続けてくれた。
大前元紀が抜けてから、プレーにおいても精神面の両方で引っ張るキャプテンというのが不在だったけれど、遂に出てきてくれたという印象。

ヘナト・アウグスト B
離脱の期間が多かったのでこの評価にしましたが、質という点においては竹内に勝るとも劣らない。
フィルター役としては完璧でしょう。しかも、意外と前に出ても仕事してくれるという。
ここ数年のエスパルスにいなかったタイプなので、ぐっと中盤の強度を上げてくれた。

六平 C
河井、竹内のバックアッパーとして優秀な存在。前目でも使える。チームに一人はいてほしい存在。
ただし、今のままだと下位互換にしかならないかなぁ、という印象。
もちろんチームには残ってほしいし、ただそこで彼の成長を促すにはそれこそレギュラー2人ぐらい離脱して、彼が主軸として動かなければ、という状況に追い込まれなければという気がしてて、でも、それってあまり嬉しくはない状態だよね‥‥。

河井 B
竹内がフル稼働してくれたのと、北川が途中移籍ということで、色んなポジション・色んな役目をこなしてくれました。
ただ、まぁ、自分が支えねば、という去年の状況じゃなかったがゆえに、貢献度してはそこそこのレベルで収まったのかな。
安定感は合って安心はできるけれど、年齢的にもちょっとスーパーなことは期待できないかなぁ。

金子 A
2桁得点を挙げた去年と比べると、攻撃での貢献度はそれほど高くなく。
ただし、豊富な運動量で、守備面ではポジションの修正をし続け、攻撃面ではドウグラスが孤立しないように動き続けたトータルでの貢献度は、昨シーズンより上ではなかろうか。
特に北川抜けてからは、ホントに金子が守備しつつも攻撃でも頑張ってくれたおかげで、得点が伸びていた側面があると思う。

西澤 S
多分に時勢が味方したところもあるけれど、今シーズンのMVP。
まずは篠田監督になって使われだしたこと。散々外しまくったマリノス戦で、けれども最後の最後に決勝点をもぎ取り、一気にチームを流れに乗せたこと。それで自身の自信がついたのか、決定力もぐんと上がり、ちょっと厳しいかな、と思わせるシュートでも決め切ってくれて、気づけば7得点。
ユース出身で、けれどもトップに上がれず、それでも大学を経てエスパルスに入団するという、オレンジのアイデンティティを改めて僕らに感じさせたという意味でも、今シーズンの顔でした。

中村 D
退団した白崎、村田、ケガでシーズンを棒に石毛、果ては途中で去った北川と、代わりに活躍を、と期待されたけれど、ノーインパクト。その座を西澤にかっさらわれる形に。
テクニカルな雰囲気を持ち合わせ、確実に攻撃にアクセントをつけられる選手で、特に後半に攻撃の形を変えられるエスパルスの布陣では貴重だっただけに、使いどころは豊富だっただろうに。


FW

ドウグラス A
超大黒柱。不整脈による出遅れが致命傷にならなかったのは、その後の彼自身の活躍によるもの。
特に押される展開が多い中、ロングボールを頭で触るのではなく、胸で受けるその身体能力は圧巻のもの。
北川が抜けて、あからさまにFWが少ない中、来シーズンも残ってくれるかが大きなポイント。

ジュニオールドゥトラ C
大分戦の同点弾こそ貴重だったものの、それ以外は根本的な能力に疑問符が付く出来に。
来日当初はコンディションも上がっておらず、まぁ、それも時間が解決してくれるだろうと思っていたら、結局最後までそのままで。