運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

クーマン バルセロナ好発進

基本、怖し屋でしかない監督なので、期待はしていませんが、とりあえずバルセロナ好発進。

右サイドのグリーズマンはほぼ置物として、偽9番から降りてくるメッシを、いい意味で無視できているコウチーニョとアンス・ファティがボールを引き出し、かつ危険なプレイを見せ、単なるボールキープに納まらず。
特に、コウチーニョ、いいね。
もちろん左サイドでもプレイできるけれど、そこでボールを貰っても、決定的なパスを出すよりボール回しが求められるバルサにおいては、中央でもっとボールに触れたほうが彼のスキルの高さも生かせるし、なによりコウチーニョが楽しそう。
まぁ、僕はコウチーニョが大好きなわけであるが、フットサルっぽい動きするところが多分好感持ってるんだろうな。足裏でぴたっと止めて、相手を食いつかせてかわすところとか、ケプラのうごきで、2歩動いて逆を取るところとか。
もうホント素敵です。
背番号も14に戻って。僕、7が嫌いなので(笑)。こっちのほうがいいですな。「14」はバルサにとって特別な数字でもあるし。

オランダの監督ということで、それなりにボールキープを重視しつつ、後ろからどんどん選手が追い越していく様は見ていて楽しい。
デ・ヨングが横にいてボール回しに絡んでくれるから、ブスケツも前に上がっていけるし。
押し込んでいるから、ネガティブ・トランジションからの即時プレスも効いている。

上手く言ってる時はスペクタクルだし、バルセロナって感じのサッカー見せてくれますな。


不安点は2つ。

セルタ戦、1人退場になったのもあるけれど、いやいや、その前からそうだったけれど、ディフェンスラインとピボーテの間、いわゆるヴァイタルエリアに縦パスを入れられすぎ。
セルタがそこを狙ってくるチーム戦術を用いているとしても。
現代サッカー、ゲーゲンプレスも大事だけど、そこ外された後のリトリートディフェンスも大事。というか、そこでチャンスを作らせないからこそ、お互い、前線でのプレスが重要になってくる。
あそこまでパンパン入れられると、正直、ディフェンスの体を為していないと言わざるを得ない。
ピボーテの2人のポジショニングも良くないんだろうし、前線からのパスコース限定も出来ていないんだろうね。
メッシさん、カウンター食らいそうになった時には守備を頑張るようになったけれど、リトリート時はやっぱりサボるね(笑)。
おい、そこついてかないとサイドバック困るぞ、っていうシーンが多かった。

あとは、選手層。
1つのポジションに2人、っていうのがビッククラブでは常識なんだけど、今のところ、1.5人って感じですな。
前線、壊れたら誰がやる? デンベレ? その前にあいつが壊れそうですな。トリンコンもペドリもまだまだ役不足だし。
ピボーテ故障したら、ピャニッチ? 期待の(?)新戦力がベンチに入っていながら出場機会ないっていうのは、コンディション不足か、監督に信頼されていないのか。アレニャとかリキ・プッチを起用してほしいところだけど、クーマン、その気、なさそうだし。
国内リーグとチャンピオンズリーグ、どちらも優勝狙うチームとしては、あまりにも心もとない選手層。


上手くいっているうちはいいんだろうけれど、そのうち、クーマン、暴走するんだろうなぁ。
それはそれで楽しみなんだけど(笑)
どうせ壊すなら徹底的に。そのために、クーマン、呼ばれたんでしょ。
ただ、未来への遺産は残さなきゃいけないから、是非若手を起用していってほしいし、デ・ヨングコウチーニョらのモチベーションを下げないようにいってほしいところ。

まぁ、まだまだ期待はしてません。
ただ、とりあえず刹那的には楽しめそうでよかった。

けど、とりあえずクリスティアーノ・ロナウドにやられるとムカつくので、ユベントス戦には全精力を傾けてほしい。