運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

わざわざ親の前で語ろうとは思わないけれど

うちのスポ少、メインは地域リーグですが、それとは別で近所スポ少グループのリーグ戦もあったりします。

 

ここ2年間、コロナ影響でやれてませんでしたが。

なので、長男学年での予習もできず。

地域リーグはガチメンバーでも、その分、こちら側のリーグ戦は普段出れてない子を中心にするとは聞いていたけど。

 

勝敗度外視とは言わんけれど、チームの底上げ必要だし、そういったメンバー構成で行きますと宣言したら、監督からは勝負に拘れと言われるし。

いや、子供達には拘れと言いますよ。ただ、毎回同じメンバー出して、それで勝って、わーい、わーい、しててもチームとしての成長はないと思うので。

 

 

で、第一節。

その後、トレマがあるのも判ってたので忖度したスタメンに。

次男含めた主力4人は2-2に分かれて、前半の半分ずつの出場。

最初の2人、いつでも出してもらえるという安心感があるのか、すこぶる動きが悪い。全然だめ。そうこうしているうちにオウンゴールで先制される。

次に出す傍らを呼びつけて話する。

今日のあの2人、全く良くない。前半給水タイムで代えるから。いいか、4人全員出てるわけじゃないから、いつも以上に運動量あげないと上手くいかないぞ。それと、ぶっちゃけ今日は普段、試合時間が短い子をメインに出すから、お前はこの前半半分だけの出番にするつもり。それでも、勝負にはこだわれ。この短い時間でチームの助けになれるように、一生懸命走ってこい。

 

元々、試合前に将来を見据えて今日は色々試すからと語っていたので薄々気づいていたのか、特に文句の表情も見せず、むしろ気合の入った表情でピッチに入っていった彼。

ミッド真ん中で文句のつけようのない運動量で、縦横無尽に動き回る。

同じく途中で入り、家で話をしていて、この試合の立ち位置が判っている次男がミドルシュートを決め、前半は同点で折り返すことに。

 

さぁ、後半。

団に入ったばかりの子も出して、むしろその子は前半に出してあげときゃバランス取れたなと後で反省したけれど、ともかく主力4人は揃ってベンチ。

子供達には、いいか、この4人は出さない。君らだけの力で勝ってこい。全員が力合わせないと勝てないぞ、と送り出す。

 

正直、相手が強くなかったのもあったけれど、主力なしでも一進一退の攻防を繰り広げる。うん、頼もしい。

推進力ある子を1番前に置いて突進。うん、ドリブルで抜けて、シュートまで行けそうなんだけど、左足で打とうとせんのかい。

3年生の1番上手な子。キーパーかわしたまでは完璧だけど、その後、枠にしずめられない。

ピンチも度々あって。センターバックが完全に置いてけぼりをくらい、いくら少年サッカーとは言え、なかなか見ないレベルに余裕のあった一対一のシーンが2度あったけれど、相手のドリブルが大きくなったのとゴールポスト直撃で難を逃れる。

 

このままで推移して、なんとか決勝点あげてほしかったところだけれど、ミッド真ん中の子が疲労困憊だったのと、フォワードまでボールが入らなくなってしまったので、ここまでかな。

上手くやれたら勝ち点3取れるかな、っていう色気もあったし。

 

残り3分で主力2人投入。

僅かな時間ながら最後の最後でビックチャンスを作り上げるも、シュートまで打てず。

あえなく引き分け。

 

ただ、まぁ、主力をあえて使わなかった中でも互角には戦えていたし、特に4年生は責任感のあるプレーぶりを見せてくれていたかな。

その中で勝てたら更に成長を加速できたかなとも思うけれど、そこは相手との兼ね合いもあるし、これは仕方ない。

 

その後のトレマは主力も存分に出てもらって優位に進める。

これぐらいは、やってくれるでしょう。

 

で、保護者側はどんなふうに思ってるのか気になって、一緒に来ていた嫁に後で聞いてみたら、トレマの結果が試合で出てたらよかったねー、と喋ってったんだって。

 

うーん、そういう問題ではないんだけどな。

人選が全然違うんだから。

 

メンバー構成見て、それと判らんかな。

あえて親に対して説明しようとは思わないけれど。

 

いや、一度、過去に語ったことはあるんだけどね。全員ではないけれど。

 

地域リーグはガチでやります。

なので、わざわざアウェーの遠いところまで来てもらっても、全く出れない子が出てきます。

なるたけそうならないようにしていきたいですが、可能性は排除できません。

(実際のところ、これまでは全員分出場時間確保できているけれど。しかも、それなりに)

その分、出れない子については、近所スポ少のリーグ戦があるので、そちらで出場機会を確保するようにします。

 

まぁ、覚えてないわな。

 

元々コミュニケーション取るのは得意じゃないので(そんな奴がコーチするな、って話ですが)、そこまで親御さんと頻繁に喋ったりしていないけれど、そのあたり、ホントはやっていかなきゃいけないよなぁ。

僕の弱点です。

人生初の松葉杖

最近、仕事が超忙しい。

 

7月になっての初日、金曜日に法定残業ギリギリの8時間。

しかも、土曜日出れないかの打診。

嫌です。だって、リーグ戦あって、僕、采配しなきゃいけないから。息子オンリーであればむしろ我慢する(実際、長男のリーグ戦初戦は休日出勤を優先させた)けれど、他の子にまで影響及ぶのであれば、僕は我儘を述べる。たとえそれで、僕の会社の立ち位置が危うくなったとしても。

 

翌週。

平日フットサルの野望も叶えられず、日当たり5時間以上の残業を強いられる。

うちの会社、MAX75時間/月という定めあるけれど、20日までに使い果たしそうな雰囲気。

 

ストレスフル。

 

そんな水曜帰り際、右足に違和感。

なんか足つくと痛い。

が、そんなこと今までだってあったので気にせずにいたが、翌朝出社時も同じ感じ。

ぐるぐる足首回すと痛い。捻挫のときみたい。

ただ、全く身に覚えがない。先週フットサルの疲れ? その割に症状出てくるの遅いし、ピンポイントで右足だけって。

 

しかたなく仕事に取りかかる。間の悪いことに、立ち仕事ばっか。

途中で痛みひどくなってきて、足引きずりながら。

こんな日でも残業。けど、もうめちゃくちゃ痛くなってきて、テンション激下がり。ともかく、家帰って湿布貼りたい。

 

その湿布貼って、ちょっとは良くなるかと思いきや、むしろ翌朝悪化。

何もしなくても痛い。足つくと我慢できないくらい。壁やらもたれかかるものがないと移動困難。もしくは、左足での片足ケンケンで動くしかない。

 

会社行かなきゃいけないんだけど、これは無理。

朝は休んで整形外科に。すぐ治るだなんて思ってないけれど、松葉杖貰って動けるようにはしよう。

 

まぁ、正直この頃には原因の当たりはついていて。

 

まずはレントゲン撮ってもらう。

骨には異状なし。

うん、それが何より。痛みさえ消えればフットサルできる。

 

医者の一言、

「うーん、じゃあ、痛風なかぁ」

 

僕も一言、

「うーん、たぶん、そうじゃないかと思います」

 

いつかなるとは思ってたけどね。

前々から尿酸値高かったし、最近、一応気を使ってビールは避けるようにしてたけど、あの酒量じゃね。

 

傷んだ関節部に痛み止めの注射。

そして、痛み止めの飲み薬に湿布。

とにかく薬で痛みを抑え込めということらしい。

 

金曜日だし、そのまま1日休んでいたかったけれど、上述のとおり、どうしても会社行かなきゃいけなかったので、松葉杖要望。

人生初の松葉杖でございます。

 

右足が地面につかないように松葉杖ついているんだけど、その右足に何も巻いてないため、見る人が見たら即座に痛風だとバレるという。

 

どうせいつかなると思ってたし、これはこれでネタになるから、コーチが松葉杖ついてるぜと子供達の度肝抜かせる気満々でいたんだけど、思いの外、回復が早く。

痛み止めが効いたってのもあるんだろうけれど、その金曜夕方には松葉杖無しでなんとか動けるぐらいに。超痛いけど。

翌土曜日は足引きずりながらではあるけれど、松葉杖なんかに頼る状態では全くなく。

この回復の速さも痛風である証拠。

 

痛風って言っても、症状軽かったんだろね。

ヒドイのになると、赤く腫れあがって、身動きとれんて言うし。

最大瞬間風速がこんなもんで、一週間程度で治ってしまうんなら、うーん、生活習慣を改善しないままで終わりそう。

 

僕も子どもたちも素人丸出し

アウェー公式戦。

 

前も一度あったけど、あの時は2試合目からの登場で余裕あり。

今回は1試合目から。かつ、前時間で利用者がいるらしく、その時間前より入るなと言われ、それを守ってギリに入ったとして45分しかない。

 

うーん、嫌な予感。

でも、そこをしっかりと子供達にも親にも伝えていない僕が悪い。

 

案の定、到着が遅れ、子供たちが備品を運び出すのにも時間がかかる。

ようやくユニフォーム着替えだしたと思ったら、ダラダラ、グダグダとソックス履くのに時間かかる。

暑いのでそうそうに切り上げ、選手証チェックに向かい、その後、トイレ行きたいと大量離脱。それは仕方ないにせよ、ゆっくり歩いて向かい、戻ってくる頃には相手はもう整列してスタンバイ。こっちはベンチもタープもまだ運べてなくて、いるメンバーであくせく運んでいるのに、トイレメンバーはやっぱりゆっくり歩いて戻ってくる。

キーパー長袖ユニがないと慌てて荷物置き場を探すが、見当たらず、何故か保護者、というか嫁が観覧席側に持っていっているという。

 

ドタバタ劇。

スタメン選んで、行ってこいというのに精一杯。

とても試合どころではない。

ベンチ振り返ってみりゃ、ホントはベンチメンバー、ビブス着てなきゃいけないのに、誰一人用意してないし。

 

はい。

完全にやらかしました。

試合慣れしてない集団。

間違った意味でのアウェーの洗礼。

 

一応、子どもたちの前で俺も悪かったと謝りつつも、君らは君らでしっかりしなきゃいかんと言ったものの、まぁ、失態犯してんのは僕の方だわな。

 

コーチ始めて5年も経つんだけどな。

この成長速度の遅さ、なんとかならんものか。

1番の成長株

メインで見ていない長男6年生の前期リーグが終了。

 

超タイト日程で毎週試合が入り、梅雨と重なるから幾つかは延期になるかと予想していたら、まさかの短期梅雨に終わり、結局、最後までコンプリート。

低調スタートで心配しましたが、アウェーで巻き返し、けれども最終戦、リードしながらも残り5分で追いつかれるという相変わらずの勝負弱さ。

 

采配面でいうと、(結果論だけど)後半給水後に5年生を出した交代が裏目に出る形に。

5年生まではどちらかというとスタメンを引っ張ることが多かったけれど、2チーム体制となり下級生招集。その下級生に(というか、その親)気を使って、かなりの出場時間を、人によっては6年生を余裕で上回る出場時間を与える。スタメンは6年オンリーで、これまた結果論だけど、後半になるにつれてパフォーマンスが下がり、そのまま6年生使い続けたほうが、と6年親もストレスを溜めてるらしい。

別に5年のパフォーマンスが悪いとは思わないけどね。だから、5年が入ったからチームレベルが下がったとは思わない。ただ、同レベルなら、6年生優先して使ってほしいところ。

 

終戦について語ると、前半早々に先制、その後も追加点取るチャンスはあったものの逃し続け、後半入る際にはもう2、3点取れるよ、と子どもたちから声が出る状態。それだけ押し込んでた、余裕があった。

が、それが故に必死さが今ひとつ。いつか取れる、いつか取れるでズルズルと。

一点差勝負でどうも勝ちきれないのなら、じゃあ、大差に持ち込もうよ。

その気概がない。

 

で、何より気になったのは後半給水時での雰囲気。

暑いからベンチタープで身体を休める。

身体を冷やすために氷水をぶっかけるのはいい。

でも、それでキャッキャッ騒いでる。

まだ、試合終わってない。けど、もう終わったかのように、勝ったかのような振る舞い。

これじゃいかんと再開前にベンチで円陣組んでネジ巻き直そうとしたけど、弛緩した空気はついぞ戻らず。

そりゃ、やられるわ。

 

例年がどんなレベルか判らん。子供なんてそんなもんなのかも知れん。

ただ、終わった後、ヘッドコーチに聞いてみるとあれはダメだね、と。

かなり程度が低いらしい。

そこで交代した子は、ベンチ内で応援するどころか、否定的でネガティブな言葉しか吐いてなかったらしい。

 

そういうとこホント駄目だよな、この学年。

息子がいる学年なので、厳しく見ちゃうところはあるのかもしれんが。

普段の練習でも集まるのが遅い。なので、備品の準備も遅い。目の前に水たまりがあって、低学年のためにスポンジで処理しなきゃいけなのにボール蹴って遊んでる。

サッカーに関係ない部分。

でも、こういうところしっかりしてないから、勝敗に関わってくる。

 

そんな中、前期リーグ通して1番の成長株は、確実に長男。

6年生上がった時点で、なんとかAチームのサイドバックとしてレギュラー返り咲き。

とはいえ、技術面は全く見劣りしないものの、運動能力、フィジカルに不安を抱える中、リーグ開始当初はハーフタイム時に5年生に交代が定番だった。

ところが、試合が進むに連れプレイタイムが伸びてゆき、最後の2試合はフル出場。1日2試合をフルで出たの、初めてでは。

とにかく運動量が半端なく、これはもう絶対的に外せない。他コーチも大絶賛でした。

 

多少ボールが回るようになってきた中で、技術はあるので、そこでミスはしない。欲を言えば、安全チョイスが多いので、もっと前につけるボールを増やしてほしいけど。

守備のポジショニングも間違いはないし、1対1はどうしてもスピード不足で後手を踏むことは多いが、最後ではしっかりと身体を投げ出すようになった。

 

ただ、今の絶好調を維持してる要因としては、絶え間ないオーバーラップ。

チーム自体が右肩上がりのシステムになっていることもあり、左サイドを一人で対応。右サイドを突破時の逆サイドからの詰めを毎回毎回しているのは、率直に言って驚異的。遅行タイプの攻めではないのに、毎度、間に合っているというのは、かなり早い段階から動き出している証拠。右サイドバックからのクロスをヘディングで合わせたシーンは、なかなかにレア。

 

ただ、惜しむらくは、その左からの上がりをチームとして有効に使えてないこと。そのオーバーラップ使ってやれよ、と思うこと多数。というか、正直、中盤からボールが回ってきたことないのでは。大抵は、右からの折返しや守備に引っかかったボールのこぼれが転がってくるだけ。

そうやって上手くボールが出てこない中、心折れずオーバーラップを繰り返すさまは凄いと思うけれど、ただただ勿体ない。

 

長男には上がりきってからヘイと呼ぶんじゃなくて、オーバーラップするぞ、とか、外回るぞ、とか声がけせいや、と伝えてるんだけど、恥ずかしいのか、なかなかやろうとしない。

ここ、しっかりやれるようになると、ボールも触れるようになるし、チーム力も格段に上がっていくんだけどなぁ。

 

意識させようとしてること

長男が6年生にいるのである程度、予習できているので僕はまだマシなほうなのかもしれないが、学年ごとにどこまでのレベルを求めて、どういった練習をしていけばいいのか、正直、五里霧中。

 

低学年の頃は良かった。

とにかくドリブル、パスすんな、という団の指導方針に従っていれば良かったし、そんなかでも覚えてほしいことを教えていけばよかった。

先輩コーチの練習メニューをじっくり見れて、それを下の学年に応用できていたし。

 

3年生にもなってくると、そろそろパスも、と色気が出てくる。

いや、いや、ホントはまだドリブル一本でいいと思っている。

ただ、能動的にパスを出し始める子も多くなり、ドリブル一辺倒で弱い相手に中央突破かまして喜びを覚えてしまい、結果、それしかできなくなった長男学年見てると、時と場合によっては頭ごなしにボールを回せと指示することも必要なのかなと思うようになる。

 

レベル的には、次男学年は3年時からパスを覚えさせるレベルにはあった。

ただ、そればっかになってもいけないので、基本はドリブルメイン。例えば、2対1の練習の際にも、ドリブルで行けるなら行っちゃえばいいんだよ、ドリブル成功させるために相手にパスを意識させてごらん、という声かけをしていた。

 

4年生になり、クラブチーム行く子もおり、全体のレベルが下がる。

ただ、逆にこれでみんなでボールを運ばないと、守らないと勝てないよというのが否応なしに判ってしまったので、それはそれでいいかなと思っている。

 

コロナも落ち着いて、試合がドンドン入ってきて、練習でも大きいコートでするようになってきて。

動き方分からず運動量が少ない子、逆に動きすぎてカオスになってる子、サイドが得意なのは判るけど外一辺倒な子、サイドに置いても中に入りたがる子。

例年、こんな感じです。でも、4年生は一番長く接しているし、その子の性格もよく判っているから、各自の動きの癖を知るのは楽しいし、それを矯正して上手く行くようになるとなお嬉しい。

 

そんな中で子供達にまず意識させていることは、しっかりとディフェンスラインを上げること。

 

別にオフサイドを取りたいわけではない。

足の遅い僕としては、ロングボール蹴るモーションに入ったら後ろに走り出しておけばいいと思っている。

 

まだまだオーバーラップや前を追い越す動きなんてできないけれど、いつかは必要になると判っているし、攻め込んでいるのにぼーっと深いディフェンスラインのままでいるのは勿体ない。

攻め込んでいるのならセンターラインまで上がろう。相手サイドハーフがもっと下がっているなら、サイドバックは追っかけて、その位置までは上がってしまおう。

スペースを潰して、セカンドボールを狙いたい。

 

個々の能力に差があって、戦術理解度もマチマチ。ボールを繋ごうにも上手く行かないし、割合としてはまだまだドリブルが多い。

攻撃での戦術度を高められたらカッコイイけど、それは難しい。ボール持ってる子、受け手、第3の動き。相互で理解させていくのは難しい。頭ごなしに、このポジションを取れと指示するのは好きじゃないし。

けれど、ディフェンスラインの上下は難しくない。もちろん相手がいる話だけど、基本的には自分の考えだけで完結できる。相手が下がるなら、それを追っかけて自分は上がろう。攻め込んでいるならオフサイドとれるから、センターラインまで上がってしまおう。

しつこく言い続けていると、消極的な子もしっかり前まで詰めてくれて、そこでセカンドボールを拾えてたりする。

 

今のところ、唯一に近いチームの決まり事。

逆にこれができてない子は試合に起用しにくい。後ろで残られるとオフサイド取れん。ライン上げたのが仇になる。

ヒドイのになると、センターハーフで置いても、センターバックの裏でウロウロしてたりする。3年生だけどね。ボールを運ぶ能力も高いし、根性もあるから色んなポジションで活躍してくれそうだけど、致命的にポジショニングが判ってない。

そのうち、直るんだろうけれどね。個の足し算では劣勢のところ、チームの決め事を守れないのは厳しい。

 

ただ、そういう子は少なくて、何も言わずとも意識は高くなってきた。

たまに言うけどね。復習しないと身についていかないから。

次の段階として、攻められているときは中盤もしっかり戻ることを訴えているけど、これはまだまだ。戻り過ぎも困るし、まぁ、なんとなく感覚的にヤバい感を感じ取れるかにもよるし。

いや、指導者がそんな曖昧なことを言ってちゃいかんのか。でも、なぁ、僕の場合、そんな感じなんだよなぁ。なんかヤバい(笑)みたいな。

危険なスペースに敵が入ってきそうで、人数的に足りてないってのを捉えてるってことなんだろうけど、僕自身、言語化できていない。

なので、僕の教え方が悪いのだけれど、ここは正直できてる子は少ない。トレマ中、しつこく声かけて出来つつあった子が、公式戦では全くできてなくて、対戦相手が強いこともあって、慌てて交代したり。

 

まぁ、これからですね。

継続性が大事だから、来れる時は練習に来てほしい。

一点差での勝利

次男坊学年、ついに公式戦始まる。

 

いや、ごめんなさい。嘘です。

実は春口にカップ戦戦ってました。次男坊、怪我で出場できず、1回戦敗退。

背番号も適当付で、僕もイマイチなモチベーションだったので、これがスタート。

 

barbarca.hatenablog.com

 

背番号の話はどこかで書くとして、試合の内容について。

 

長男6年生のメインコーチもたいがいくじ運が悪く、毎回なんじゃこりゃ見たいな対戦相手とばかり当たってきたのだが、人のこと笑えない。僕も稀有なくじ運を発揮して、超激戦ブロックを引き当てる。

完全に死の組。

ヘッドコーチから、次から他の人に引いてもらったほうがいいんじゃない、と言われる始末。

 

超強豪チームと当たりませんように、とばかり願っていたけれど、違うんだよね。

そこに大敗したところで、そこ以外から勝ち点稼げたほうが結果的には順位が良くなる。

今回入ってしまったグループのように、(もちろんその年によって強弱は変わるんだろうけれど)うん、これ、あからさまに弱いとこいないよね。むしろ、これ、全敗する可能性もあるのでは、ってとこ引き当てたほうがまずい。

 

まさに、それ。

 

これ、ガチでやばいよなぁ。

今のチーム状況的に、平均的なブロックに入ったとして、3試合に1試合ぐらい勝てれば御の字かなぁ、と思っていたぐらいなので、こりゃ、マジで全部負けて、子供たちも自信喪失、これまで以上に保護者から白い目の可能性大。

 

とはいえ、そんな素直な心境を子供たちに吐露するわけにもいかないし、けれどもそこで結果残せるように日々の練習、少し背伸びしたことやっていかなきゃいけないし、でも、こちらの思い伝えてないから、休む子も多いし、イマイチ気合の入ってない子もいるし。

 

ああ、大変。

プレッシャーが凄い。

 

前回のトレマから1か月。

縦へのドリブルばかりでチームとしてボールを運ぶことができていないので、まずは取られないように運ぶこと、その間にしっかり顔を上げて味方を探して展開することをテーマに練習続けて、それなりに出来つつあるのかなと思いながらも、それを試す試合もないまま、ぶっつけ本番に。

 

初戦の相手も、スポ少。

ただ、6年生はめちゃくちゃ強い。トレマでは、簡単にスイープされていた。

いや、でも、さぁ、学年によるじゃん、そんなの。ってヘッドコーチに聞いたら、でも、ここ、最近どんどん強くなってるぞとのコメント。

うん、向こうが格上決定。

 

こりゃ、慎重に入るしかないよね。

 

背も大きくてスピードもあり、交互にセンターバックを任せていた二人。片割れをそのままセンターバックで、もう1人は右サイドバック

中のカバーも早いし、最終ラインからのボールの運びもできる次男を左サイドバックに。

 

はい、超守備的布陣です(笑)。

いや、もうとりあえず前半は守るよ。

 

もしかすると個の能力高い3年生は、けれども4年生優先にしよう、まずはベンチで控えてもらう。

もう1人の主力には、ミッドの真ん中を任せる(この子はフォワード気質で、運動量も少なく戻りも遅いので、基本ディフェンスラインは任せられない)。もともと守備が好きって言ったけれど、フォワードやらせてみたら顔出しが上手かった子を前線に。なかなかそこから単独突破は難しいけれど、まずは取られないことを最優先にしてみて、と声かけたらキープして繋げてくれるようになってきた。

推進力ある子が右のミッド得意だけど、この子はポジショニング判ってないし、守備時は帰ってこないので、この子はベンチ。他二人でミッドのサイドを固める。

 

さぁ、これでまずは前半様子見。

 

 

で、試合スタートしてみると、うん、さすがにディフェンスライン安定。相手キーパーがやたらとパントキック飛ぶので、その際に裏とられかかってたけど、それ以外は安心して見てられる。

少年サッカーあるあるのゴールキックが飛ばない→相手にかっさらわれるの無限ループも、前半キーパー任せた子が、むしろ自分のキック力の無さを自覚してるので、遠くに飛ばさず左サイドの次男坊に渡す。次男坊が運びつつ、サイドのミッドの子が開いて受けようとしてそこにマークが付いた隙に、中のミッド中央に渡してそこから展開と、むしろチャンスシーンに。

 

っていうか、うん、これ、相手、そんなに強くないよね。

チームとして成熟しているわけでもないし、ドリブル切れ味いいのが二人ほどいたけど、まぁ、圧倒的ではないわな。

こっちも重心低くしてるから、シュートチャンス作れるほどではないけれど、前にボールが運べないレベルではない。

これなら前半からメンバーチェンジして前厚くしても、と思った矢先、隣のコーチから、いい感じですね、前半はこれで戦えますね、と。あ、うん、そうだね。その声を無視して、前半から動く度胸は僕にはありませんでした(笑)。

 

前半最後に満を持して次男坊が左サイドオーバーラップし、エリア付近まで。その折り返しが少し後ろに流れてしまい、ミッド真ん中の子が反転してシュートを放つも枠を外れたのが最大のチャンス。

 

前半最後に点とれなかったのは残念だけど、これは勝てるぞ。いや、むしろ、これは勝たなきゃいけない試合。

だって、下手するとこの後、全敗するかもしれんのだから。

 

とはいえ、前回カップ戦で動きすぎて負けたので、サイドブレーキを外すまではしない。

唯一4年生ベンチだった子を、その推進力に期待して右ミッドに。

3年生だけど、体も大きくてポジショニングも判っていて、左利きでサイドが得意な子を左サイドバックに置いて、次男坊をミッド真ん中に配置。ミッド真ん中やってたフォワード気質な子は左のミッドに。フォワード気質だけど、左に流れたがるし、左足で蹴るのも苦にしないので、この子のベストポジションはむしろここ。守備に帰ってこんけど。

 

もう1枚ディフェンスラインから上げても、とは思ったけれど、ここは我慢。

後ろ髪惹かれながらも、リスクマネジメント重視。

 

ただ、わずかでも重心を前に出した効果てきめん。

後半は押しっぱなし。

なにより次男坊がボールを運べる。そこからパスで展開を変えられる。惜しむらくは、中盤で1枚剥がしてスペースのある中、スピード乗った状態で一番突破しやすいシチュエーションであっさりボール取られたり、エリア内で横にずらしてシュート打ったり、そこから囲みの外にパス出せばいいところを、最後まで突破にこだわり得点まで至らないところ。

 

守備面でも次男坊貢献。もともと広範囲に動くなので(スタミナないけど)、ガンガンボール回収。高いボール来ても、なんかあいつ、落下地点が読めるのか、後ろに逸らさずトラップしてマイボールにするんだよなぁ。

 

そんな状態なので、波状攻撃。

が、シュート入らず。

それなりに決定機はあったが、左からのクロスがこぼれて超至近距離で打つチャンスがあったのにフォワードの子が宇宙開発、右サイドから切れ込んでシュートまで持ち込むもキーパー正面。普段決定力の高い左サイドの子が枠を外し、3年生左サイドバックがオーバーラップし、そこを次男坊が使うも、同じくゴールには至らず。

ボールを受けるのはうまいが、突破まで至らないフォワードの子を3年生に変えて、とにかくゴールだけ狙わせるも結果には結びつかず。

うーん、これはもう絶対に勝たねばならない試合。

 

2バックにして、右サイドバックだった子をフォワードの片割れにするか、まで考えた。

残り3分。博打打とうか、悩んだ。

 

でも、思いとどまった。

 

長男学年の事。

彼ら、公式戦で1点差ゲームを勝った試しがない。

勝つなら大差。

1点差で勝ってても逃げ切れないし、点を奪いに行っても決勝点もぎ取れない。あまつさえ、そこで逆に点とられて負けたりする。

巡りあわせなのか、なんなのか。

ただ、決定的に言えるのは5年生との差はそこ。彼らは1点差勝負は勝つ。

その勝負弱さ、払拭しておかないといつまでたってもまとわりつく。

 

それが判っているからこそ、勝ち切りたい。

ただ、ここで逆にやられると、そのジンクスにはまり込む。

だから、悩んだ。

今までだったら、チャレンジ優先。動かない後悔を避けるようにしていた。

でも、この試合、抑えた動きにしていることで、これまで上手くいっている。まだ初戦。長い目で見るなら、このいい流れをもしかしたら捨てることになるかもしれない決断は避けるべき。

 

うーん、任せた。

残り3分、お前らに試合預けた。

 

 

そして、その時は訪れる。

またもや次男坊が中盤でボールを運び、ディフェンスラインに突っかけようとする。

中を締めてくる相手。

突っ込むのではなく、左に運び、空いたサイドにボールを流し込む次男。

それを受け取る左ミッドの子。

今日この形で何度も外したが、最後のシュートは見事ネットに突き刺さる。

残り1分での決勝ゴール。

 

ようやくこじ開けただけ。

けれど、結果としてこじ開けれたことは、しっかりと評価してあげねば。

 

 

その決めた子。この子の父親も同じくパパコーチ。

幼稚園が一緒で、当時から体大きくて遠くからバンバンシュートを決めていた。対して次男坊は体小さいものの年中終わりごろからバンバンドリブルかますようになり。

卒園する頃は、有名な二人組。

その幼馴染コンビでもぎ取った初勝利。

 

いやぁ、感慨深いものがあるね。

出会って7年後。同じスポ少で勝利に貢献する活躍を見せてくれるなんて。

こんな日が来るなんて、7年前には夢想だにしなかった。

 

 

長男学年に無い勝負強さをとりあえず見せてくれた4年生に対し、翌日、勝負強さ云々の前にリーグ戦大敗2連敗した6年生。

いよいよこっちが深刻になってきた。

 

 

2021-22 バルセロナ総括 FW

デンベレ B
うーん、最終的には好調で終わったけれど、前半のあのゴタゴタ思い返すと、なんだかなぁ。
このパフォーマンスなら残ってほしいと思いつつ、また同じこと繰り返すのかな、とも思うし。右サイドできる選手が少ないからなぁ。残留がファーストチョイスになるんだろうけれど。


デパイ C
チーム内得点王だし、前半戦を引っ張った立役者は間違いなく彼ではあるけれど、尻すぼみ感はあるので。
オランダ代表でのそれと同じく、自分が中心になった時にこそ輝く選手なんだろうけれど、左サイドで使うならフェラン・トーレスやアンスー・ファティ起用したいところだし、中央はオバメヤンがいる。スーパーサブの立ち位置でもパフォーマンス維持できるか、もしくは中央でももっと存在感を出せるかが来シーズンの鍵。


アンスー・ファティ D
チーム期待の10番様、驚異の得点ペースといっても、これほど欠場期間が長いのはダメでしょ。
彼に関しては、とにもかくにも長い間プレイしてからでないと評価くだせない。


アダマ・トラオレ C
彼の加入後、わっかりやすいプレイスタイルとその活躍ぶりで、我がフットサルチームでトラオレ真似のプチ祭りが発生しましたが、1か月ほどで何事もなかったように収束(笑)
突破率が低いわけではないので、クォリティ不足なのではなくて、チームとしてあのスタイルはフィットしないということか。いや、全体のクォリティでいうと不足か。
緊急事態であれば使いたい選手だが、平常時にわざわざ出す選手ではない。
このままウルブスに戻って右のウィンガーやるより、噂になっているコンテ・スパーズに行って、ぜひウィングバックに挑戦してほしい。


ブレイスウェイト E
クォリティ不足は判っていたけれど、ここまで出場できないものか。EUROでは頑張っていたので、途中からそこそこ出してもらえるものだと思っていたけれど。


ルーク・デ・ヨング B
獲得の際は正気かと思いましたが、結局、今でも思ってます。
スーパーサブ的に点も取ってるし、実際のところ、僕自身も低い評価を下しているわけではないですが、うーん、それでもやっぱなぁ。バルサには似つかわしくない。
来シーズン残っても、使い道はあるだろうし、それなりに点は取るんだろうけれど。


フェラン・トーレス C
まさかのネタキャラ化。
フェラン・トーレスって何がいいのか判らんよねー。でも、なんか、あいつ、点とるよねーと加入直後に友人と喋っていたのはいい思い出。ポジショニングセンスがいいのかやたらとシュートシーンに絡む様を見て、ようやくフェラン・トーレスの良さに気づいたのだが、同じく長所だった決定力の高さが全く発揮されない事態に。ホームのナポリ戦でさんざん決定機を外し、涙ぐむ姿を見せていたが、泣きたいのはこっちだとツッコんだバルセロニスタは数多といたでしょう。
とはいえ、チャンスに絡んでいるのは事実なので、普通に決めるようになってくれれば十分得点王だって狙えるだろうし、そこからより決定力が高くなった日にゃあ、と期待される。点の一歩手前まで来ていることは事実なので。


オバメヤン A
若かりし頃のスピードは無いにしても、得意の左サイドからの崩し、フィッシュを期待していたが、ポジション的にデパイ、フェラン・トーレスと被るからどうかな、と訝しんでいたら、まさかのセンターフォワード、ストライカーとして大活躍。
決定力の高さ、利他的にも振る舞い、まるでルイス・スアレスが帰ってきたよう。
何より1番貢献度が高いポイントは、ポストプレイの成功率かな。ポゼッションサッカーを貫きつつ、とはいえどうしても苦しい時に放たれたロングボールをかなりの確率でマイボールにしてくれる。このプレイがあることにより深さが生まれ、より中盤でボールを回せる好循環。
ドルトムントでも、アーセナルでも、加入当初は鬼神の如き活躍を見せつつも、残念極まりない失速を披露している彼なので過度な期待は寄せませんが、せめて来シーズンぐらいまでは戦力として活きてくれることを願う。