運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

長男の学年もついに2チーム体制に

後期から長男の学年も2チーム体制に。

人数的にはそれぐらいいるのだけれど、普段の出席率からすると2つに分けるのは厳しいかな、といったところだったが、なんか、みんな、(練習試合も含めて)試合となるとほぼ全員が来るという(笑)
ならば、2つに分けても、ということになりました。

メインコーチから、案を2つ相談された。
あけすけもなく言ってしまうと実力差で上と下に分けたチームと、ごちゃ混ぜ均等に分けたチーム。

これまでも書いてきているように、僕は平等でやっていきたいタイプなので、まず最初に思ったのは均等チームで、というところ。
1年前なら何も考えずに、そう主張したでしょう。

ただ、やっぱしこういう経験もしてきたので。

barbarca.hatenablog.com

  • 結局、ごちゃ混ぜにしても、上手な子ばっかり触ることになってしまうのでは?
  • それで、あればそうじゃない子たちだけで、自分たちでやるんだ、という環境を作ってあげたほうが、彼らのためにもなる?
  • 別に僕自身は勝ちたいという気持ちが強いわけではないけれど、1day大会であれば優勝してトロフィーはゲットできそう。
  • そういった目に見える何かが残って、そのチャンスがあるのなら、そうしてあげるべき?


色々思いはしました。
けど、まぁ、率直な心情を書き連ねると、8:2ぐらいで均等チームに気持ちは移っていた。

本人たちは感じてるだろうし、リフティングの数という文句のつけようのない物差しで測っているとはいえ、この段階で明確に上下を子供たちに示す必要はない。
結局、上手い子が中心になってしまうのだろうけれど、その中でも、チームの一員として勝利を目指すという感覚を味わってほしい。今まではおんぶにだっこで、なんとなく勝ててしまってたところを、そうじゃないよ、みんなで頑張らないと勝てないんだよ、という気持ちを覚えてほしい。
上手い子にしたって、これまではそんな連中で固まっていたから勝てていたけれど、もっと自分たちが頑張って引っ張っていくんだぞ、という時間を持たせたい。
そんな中で、勿論彼らの成長を願っている。どうすればいいのかを積極的に考えるようになってほしい。

ちょっとおふざけの理由も書いてしまうと、いい加減、リフティングの数でチーム固定化していたので、たまには違うメンツで見て見たいというのもある。
ましてメインコーチが案として出してきた分け方の1チームのほうが、うん、なんかみんな、前に行っちゃいそうだよね。これ、誰、守るのよ、という人選だったので、そのカオスっぷりを見て見たいという(笑)。
まぁ、そこで色々と守りのことについても考えていってほしいんだけどね。


と、自分の中ではどうやっても均等チームに心移っていたのだが、最後、踏ん切りをつかなかったのは、長男のことを思ったからだ。

長男にとって、レベル分けチームのほうがいいからではない。
あいつにとってこそ、均等チームでプレーさせてやりたかったからだ。

上に書いた、上手い子こそ、自覚をもってチームを引っ張っていってほしい。
これはまさに、長男に当てはまることで。

これまではディフェンスの真ん中やることが多かったのだけれど、幸い、前が強いので、それで点とってくれる。攻められる数も少ない。
運動能力の低さを、両サイドのディフェンスがカバーしてくれる。
後ろからサイドにパス出しておけば、なんとなくピンチを脱せられる。

その環境に甘えてる、なんて思わないけれど、長男にはもう一歩先に進んでほしい。

自分が止めなきゃ失点するんだぞ、という意気込みを持ってほしい。
自分が主導権握って、周りに声かけるぐらいになってほしい。

そのためには、確実に均等チームのほうがいい。

だからこそ、大手を振って、均等チームで、と声をあげることができなかった。

みんなのこと思って均等チームで、という判断。でも、それは本当は長男のことを思っての判断になっていないか。
公(チーム)のためには私(長男)を犠牲にする気では普段からいるけれど、それを実践できているのか。


長男にとってどちらがいいか、というのがあからさますぎて。

だから、回答するのに30分ほど置いた。

その間、本当にみんなにとって、いい判断になるのか、というのを何度も何度も思い返した。



ようやく出した答えは「均等チームで」。

やっぱし今の段階で、というか気持ちの上では最後の最後まで、僕は彼らに優劣をつけたくないし、横一線の中でのプレーというのもさせてあげたい。

それに、このチーム編成、いつまでできるか判らない。もしかすると、最後の可能性だってある。
やれるときにやっておかないと。


来月の2試合は楽しみです。

一応、そこで公式戦審判デビューしそうです。