運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

日曜日のダブルヘッダー

というわけで、日曜日。
週中から雨予報で、前日深夜も1時間ごと天気予報でも変わらず雨で、雨雲レーダーも朝から完全に雨雲に覆われるという有様で。
で、それがどうして、こうなった(笑)


見事な、秋晴れ。


なんでこんなに天気を気にしていたかというと、次男坊のスクールの試合が午前中にあったから。

どうもスクールの方とは兄弟ともに相性が良くなく、半分ぐらいは雨で中止に見舞われるという。
そもそもスポ少とかぶったらスポ少優先なので、そもそも機会が少ないというのに。
せっかく珍しく巡ってきたチャンスを、けれどもいつも通りに雨か、そんなふうに思っておりましたが。


長男はもちろんついてこさせるとして、色々迷った挙句、妻と生後八か月の娘も連れ添い、いざグラウンドへ。


事前には聞かされていなかったが、メンツを見る限り、1・2年の試合みたい。
スクールなので近隣の子が練習に来ていることもあり、数週間前にダービーで顔合わせた子もいたりして。


ちゃんとユニフォームも渡されました。
1年前に園児生での大会時には10番を貰っていたが、さすがに上級性もいて、今回は貰えず。
ただし、エースナンバーで9番を背負うことに。
自分としては好きな番号ではないですが(笑)、まぁ、次男坊のキャラクター的には合っている。


そして、試合が始まる中、見学と言いつつ脇で練習させよう(実際にさせてた)とフル装備の格好させてきた長男に対して、「〇〇も試合出る?」と声をかけられる。
いや、いや、こいつ、3年生だからダメでしょ、と言うと、どうもぶっちゃけ、あまり上手じゃない3年生には声をかけていて、何人か混ざっていたらしい。
「〇〇は上手だけど、まぁ、いいよ(実際に事前にこえをかけられていない、ということは、上手だと思われている証拠)」と許可をもらい、棚ぼた的に長男も試合に出れることに。


試合の感想。まずは全体を通して。

ほっとしました。まだまだ団子サッカーで。
別にそれはうちのスポ少も団子サッカーで、うちが劣っていなくて良かったという意味ではなく。
たまに、この年代でもすんごいことやらせてるとこ、あるので。それって子供たち、楽しいか?っていうところもあるので。

うちのスポ少と比べると、たまにパスを出す子も見られたかな。消極的なパスではなく、よりよい態勢の子がいれば任せよう、ってパスで好感が持てました。
それと、特に相手チーム、キックの練習もしているのかな、大きいボール蹴れる子も多かった。うちの子たち、パントキック、あんなに飛ばんな、きっと。
相手はクラブチーム?だったためか、あー、ちょっとこの子はまだボール蹴れないかな、という子もいなくて。
でも、まぁ、贔屓目に見て、うちのスポ少のほうが強いかな(←わけのわらない自信)。


長男について

後で聞いてみたところ、上級生だというのはちゃんと理解していて、やはりかなり気を使っていたみたい。まぁ、運動能力があれなので、気を遣わなかったとしても無双できるわけではないが(笑)
ボールコントロールはさすがに上手なので、一枚剥がして、でも、そこで最後まで行くわけでもなく、味方にパスというシーンが多かったです。
団子になっている中、最終ラインに残ってケアしたり、サイドに広がってパスコースを作ったり。まぁ、2年生以下の試合なので、いい位置にいてもパスが出てくるはずもなく(苦笑)。けど、そういった動きがきちんとできていて、成長の証は見られたかな。
気になったのはロングボールの処理。前述のとおり、相手に蹴れる子が多かったので、何回かロングボール来たんだけど、最終ラインで後ろにこぼすシーンが2度ほど。なかなか慣れていないシチュエーションではあったけれど、もうこれは、絶対にやっちゃいけないプレー。必ず前にはこぼすようには言い聞かせました。

ちなみに、基本後ろ目に位置していた長男だったが、次男坊が1点取ったとたん、このままだと僕に何言われるか判らないと、急にポジションが前目になったのには笑いました。結局、点は取れなかったけどね。


次男について

2得点。
1点目は、サイドから攻め込み中にエリア内の混戦を避け、後ろ気味にポジショニング。ボールがこぼれてきたところをミドルシュート
狙ってた?と聞くと、狙ってた、との返答。
うーん、だとしたら、ちゃんとシュート打ってほしいなぁ。
全然ボールを呼び込めてなくて、シュートポイントがかなり前。そのおかげでボールが浮いて入っただけで、威力的には全然。QBKであわてて打ったなら仕方ないけれど、狙っていたのだとしたら、もっと上のレベルを求めたいなぁ。
もう1点はゴール前の混戦で押し込み。

1試合目こそイマイチでしたが、その後は得意のドリブルをどんどん披露。お兄ちゃんよりかは早いとはいえ、スピードは人並み程度なのでぶっちぎるようなことはできなかったけれど、上手く横に逃げながらスペースを作り、サイドから縦に突っ込むという形が様になってきました。親の贔屓目ありで言うと、陣地回復率はチーム1だったんじゃないかな。

もう一つ驚いたのは、パスを出していたこと。
例えば、ドリブルしていく→詰まる、そこで囲みの外にいるチームメイトにパス、というシーンが何度か見られた。
スポ少ではパス禁止を謳っていて、次男坊もパスすることはないのだけれど。
後で聞いてみたら、スクールの試合だからパスもしてみたんだって。

まぁ、僕自身、ドリブル下手くそで、ドリブル身に付けるのは小さい頃だよなと身を持って感じているし、そんな中でもつい蹴ってしまう子もいるなか、明確にパス禁止を謳って、それこそ能動的にパス出させる子も禁止させて、というほうがいいのかな、とも思っていたのだけれど、二枚舌になることは意識した上で、そういった子達にはパスを解禁させてもいいのかな、と感じた。
もちろん前向きなパスに限ってだけど。

当然、最終的にはパスも必要になっていくのだから、出来る子限定になったとしても、彼らを優先して前に行かすのも悪くないかな。
そんな宗旨変えをしたくなるような出来事でした。



その日の午後は、ダブルヘッダーでスポ少の練習があり。
疲れてるなか頑張っている次男についほだされてしまい、試合中は優先的にパスを回してしまいました。
普段むしろ厳しく接してんだけどな。
僕も、人の親ということ。
たまには、ということで、多目に見てやっておくれ。