運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

この頃、息子たちをフットサルに連れていっている

緊急事態宣言→まん延防止も終了し、束の間の平日フットサル再開。
もう止まりそうですが。1か月ちょっとの命だったか。
これだけ感染者増えてきたので、幾分仕方ないかな、という思いもある。ワクチン打ちたくない人が予想以上に多いかも、というのはあるけれど、9月を過ぎればそれなりの接種率に達成して、それ以降はなんとか活動継続になればいいかな。
かくいう僕も連休中にワクチン接種2回済みになる予定。

副作用が怖くないわけではないし、接種完了しても指導時にマスクを外せるようになるわけではないだろうけれど、まぁ、一応、子供への感染リスク低減にはなるだろうし、親御さんの目もあるし、打つことに関しては躊躇いがありませんでした。

そう言えば、ワクチンって危ないんですよー、報道されてないこと一杯あるですよー、としたり顔で語る人がいて、いや、僕打ちますよ、と言った途端、信じられないと言わんばかりのワクチンの危険性(ただ、ちょっと内容がオカルト週刊誌の受け売りのような感じ)を訴えてきたけれど、ああいうの、なんなんだろうね。

閑話休題
平日フットサルの話である。

メンバーに転勤が相次いだこともあり、久々で集まりも悪く、途中からオリンピックも始まりということで、最近は人数が満たないことが多々あった平日活動。
それならということで、息子2人も参加させてます。


小5の長男。
最近、どんどんパススタイルに右傾化しつつあるところに、ちょうどそのフットサルチームがパス特化なため、気持ちよくプレイしている。
周りがパス貰うために動いてくれて、そこに出して自分も動けば返ってくるのが楽しいんだろうなぁ。スポ少ではそういうシーン、稀なので(笑)

パスが出せないシーンも多く、ただその時も、足裏で上手くボールを動かしつつ、相手から触られない位置にボールを置き、自分の体でブロックしながら時間とスペースを作るようなこともやってみせて。
もちろん大人が手加減してやってるところもあるけどねー。あー、今のシーン、がつんと蹴られたらボール取られてるよな、と思うこともあるし。
ならば、その大人の手加減をしないのが親の務めと、ガチに取りにいったら上手にキープされてボール取れなかったり、それならばと深追いして足だすと、すっとボールを動かして、かわされたり。
長男のプレイスタイル的なところもあって、待ち構えているところを抜かれるということはないんだけど、ちょっとこれ、ボール取るのがなかなか難しくなってきたぞ。この域に達するのは、中学生になってからかと思っていたけど、なんとも頼もしいことで。キープだけでなく、相手のポジション見つつ、イニエスタみたく密集をするすると突っ込み、相手の足が出てきたところを抜いたりしてみせて。
じゃあ、なんでスポ少ではあんなボール取られるんだよ(笑)
よりチャレンジしてるっていうことと、やっぱりフィジカルコンタクトされたときの弱さっていうことでしょうね。

あと、上手いなぁ、と思うのはトラップ。
フットサルボールだからやりやすいのはあるだろうけれど、斜め後ろから来たボールでも体の角度作ってぴたっと前向くし、技術の高さだけでなく、そういった意識の高さも長男の良いところ。
次男の軽く飛んで勢いを吸収するトラップもサッカーにとっては大事なんだけどね。次のプレイにどう繋げるか、というところまで考えているかという観点では圧倒的に長男に分がある。

フットサル特有のマンツーマンディフェンスもよく理解していて、ボールにプレッシャーをかけるところ、外された後もついていく姿勢。凄くいいです。
若干、ディフェンス時のポジショニングが間違っているのが気になるけどね。外に立っちゃうことが多い。ディフェンスは中から、中から。スピードないので縦を切りたくなるんだろうけれど。声をかけ続けて、辛抱強く修正中。

それと、足りてないのはパスの強さ。
視野は十分ある。ちょっと気づかないかな、これは、という裏への走りもちゃんと見えていて、スルーパス狙ってくれるんだけど、いかんせん、パスが弱いので途中でカットされる。
筋力の問題もあるんだろうし、本人曰く、強く蹴ってるつもり、らしいんだけど、おかしな体制から無理くりパスを出そうとしていることはなく、きちんとしたフォームから蹴れてるんだから、ここはもっと強いパスを出してほしいよなぁ。受け手にやさしいパスを、と思っているんだろうけど、大人のフットサルだからね、子供のキックなんて強いぐらいでちょうどいい。

総じて長男は、少なくともこのチームにおいては、入っても全然迷惑をかける感はなく、今のように人数足りてない状態ならぜひ来てくださいと言われるレベルにある。


一方、小3の次男。
全然ダメ(笑)。

パスを出さないわけではないけれど、タイミングは遅い。しょーがないけどね。まだ低学年だし、ドリブル得意だし。
ただ、お兄ちゃんと違って、変な体制から出そうとしてフォームも汚いし。無理ならいったん足裏で動かして体の向きを作ればいいのに、技術が足りてないんじゃなくて、これはずぼらな性格によるもの。

ドリブル得意と言っても、次男の得意なのはあくまで抜くドリブル。体を大きく揺らして相手の逆を取り、ボールと相手の間に自分の体を入れつつ、というのが彼の良くやるプレイですが、それ、そうそう大人相手には通用しないですよね。重ね重ね書くけど、まだ3年生。

守備の概念もイマイチ。ボールに突っ込むだけ。
マンマークって判ってる?
うん、判ってる。
じゃあ、なんで出されたパスをそんなに必死に追いかけているのかな。

まだまだ低学年だからなのか、お兄ちゃんとのプレイスタイルの違いなのか。
それこそスポ少でもたまに混ざって試合してて、子供同士の中では、むしろ次男坊のほうが輝くこともあるぐらいなんだけど、大人フットサルになると、そこには歴然とした差が。
正直、まだまだ次男坊は足手まとい感が大きい。それなりに人数確保しているなら、つれてくるの控えようかな、と思うぐらい。

これは次男が悪いというよりは、長男がフィットしすぎというべきか。


やはり僕の将来の夢って、あいつらが大人になった際に一緒にフットサルしたいってのがあるけれど、まさかこんな早く、しかも長男に関しては程よいレベルでやれたのは嬉しいところ。
むしろ、あと5年もしちゃうと、息子どものほうが圧倒的にうまくなっちゃうんだろうな。
このほど良い楽しさをもっと楽しみたいところだけれど、きっとこれでしばらく体育館も閉鎖になることでしょう。