運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

究極の選択、ってほどのことでもないが

あなたならどちらを選びますか

少年サッカーの話です。


たまたま同日に大会が被ってしまいました。
2チーム編成できるだけの人数がいたので、大事な方の大会にはいわゆるAチームを。
ローカル大会にはBチームで参戦。

Aチーム、早々と負ける。
Bチーム、なんと快進撃で決勝まで残る。


ここで、問題発生。
Bチーム参戦のローカル大会に、Aチームメンバーのうち3人がエントリー表に登録されており、その3人、駆け付ければ、決勝に出場可能。
もちろん、Aチームメンバーなので、実力あり。出場すれば、優勝する確率、ぐっと高くなる。

あなたなら、この3人、参戦させますか?

我が家の回答


僕:参戦させない。せっかくBチームで頑張ったのだから、最後まで彼らにやらせる。


妻:参戦させる。だって、勝てたほうが嬉しいじゃない。そっちのほうが子供も喜ぶわよ。


長男・次男:Bチームだけでやりたい。


子供たちには追加で質問。
君たちはBチームの中で、主力です。だから、Aチーム3人来ても、出場時間が短くなることはありません。
上手じゃない子の代わりに上手な子が入るので、勝つ可能性が高くなります。
それでも、Aチームの子たちは要りませんか?


長男:それでもBチームだけがいい。
次男:(考え込んだまま、答えず。たぶんAチームに入ってほしいと思ってるっぽい)


条件付きではあるけれど、子供の中でも答えが分かれる結果に。

何を重視しているかで答えが変わる

過去ですが、実際にあったようです。
その結果がどうであったかは、ここには書きません。


また聞きでしかないので、正確な判断が下せない、というか何処までいっても正解なんてなさそうなので。
その時のBチームの子供たちの状況・どんな子たちが集まっていたのか、優勝することによる彼らへの意味が幾許のものだったのか。それにも寄るだろう。
普段の試合出場時間。あまり出れてないのか、平等とは言わなくてもそこそこ試合に出れていたのか。
Aチーム・Bチームの実力差。


勝つこと・優勝するということの意味をどのように捉えているか。
実力によってメンバー人選されるのは当たり前、試合に出たいのなら人一倍努力しなさい。その悔しさが子供を成長させる。
そんな風に考えている人と


勝ち負けより大事なことがあるはずだ。
せっかく試合に来てくれたのだから、みんな、平等に出してあげたい。
そんな風に考えている人と


僕は完全に後者で。
ただ、それはその人の出自によるもので。
僕の場合だと、運動部の経験もなく、普段はエンジョイレベルのフットサルで皆、平等にプレイしている環境で。
そもそも会社サッカー部もやっていたけれど、(僕はきちんと出ていたけれど)プレイ時間に不平等があったし、好きなポジションでプレイできないし、練習もせずに試合やってるだけで特にサッカー経験ない人なんか動き判るわけないのに、経験者から叱責されて。
それって楽しくはないよなぁ。結局、参加者減ってきて、なんてのを目にしているわけで。

もちろんそれを覚悟でサッカーやってるんでしょ、という言い分は重々承知のうえ、少年団なんだし、小学生にそこまでさせる必要ある??
厳しさによって急成長する子がいるのだろうけど、その陰でサッカーやめちゃう子がいるんだとしたら‥‥‥。


まぁ、僕は僕の信じる道を行くだけです。
僕の足りない部分は、そういった人たちが埋めてくれると信じて。
逆に、その人たちの足りない部分を僕が補完できればよいのではなかろうか。