運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

少年サッカー・困ったちゃんシリーズ2 試合中に怒鳴るコーチ

これもよく聞く話ですね。


とある大会時に、うん、まぁ、なんか吠えてるなとは思っていたけれど、観戦中のお母さま方は「あれ、ひどいよね」と囁きあっていたらしい。


サッカー素人の僕からすると、そもそもサッカー経験者の言葉ってきついわけですよ。
試合中の指示なんてのは、勝つためには当たり前のものだから、するのは当然のこと。一瞬の判断が求められる中で、優しい言葉なんか使ってられないでしょ。
逆にそういうものだと理解しているから、いい意味で後腐れのないもので、どんな言われ方しても、その試合の中だけのもの。
そんな共通理解を経験者内で持っているように感じる。


でも、それ通じるの、経験者同士の中だけだからね。


サッカー素人にはきつい叱責にしか感じないし、いわんや子供たちにとっては。



ただ、これまた部外者の言葉でしかないわけで。
要するに、普段の練習でどういったことを教えているのか。
こういう言い方するとあれだけど、判断も何もさせず、とにかくこう動け的な練習をさせているんだとしたら、試合中にできていないのなら(それでも吠えるのはいかがなモノかとは思うけれど)怒りたくなる気持ちも判らんでもない。
小学生低学年にそんな練習させている時点で間違いだけど。


まぁ、難しいわけですよ、サッカーなんてのは。
同じようなシチュエーションであっても、味方の位置・敵の位置で正解が変わるし、そもそもそれぞれのサッカー観によって、その正解が人によって変わったりもする。
僕も長男に教えているときに思うことあるもん。この間と真逆のことを言っている、と感じてんだろうなぁ、って。でも、それは状況が違ったりしているわけで、その場合分けを経験もない子供たちが精査できるなんてことはあるわけなく。


だから、一つ一つ教えていくしかないわけで。
どうやったら正解なのか、なぜそれが正解になるのか。そこにコーチング技術を入れ込めればベスト。
理由も言わずに、「なんで〇〇ができないんだ!!」なんて怒鳴ったところで、何も生まれない。
なぜ〇〇をしないといけないのかが判ってないのかもしれないし、他のことをやろうとしていたのかもしれない。しようとしていたのだけれど、スタミナが切れて動けなかっただけかもしれない。



勝ちたい、勝たせてあげたいっていう気持ちは判るけれど、子供たちにサッカーを楽しんでほしいという気持ちがあるのなら、あんな怒鳴りは出てこないと思うけれど。