運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

スクデットと口にしない

最近あまりこの手の話を聞かないけれど、セリエAではあまり軽々しくスクデットという単語を口にしない、という話がある。

例えば、前半戦に調子良く冬の王者で終わったチーム。
スクデットを狙えますね、なんて記者会見で問われた監督は、けれども、その単語を口にしない。
その言葉を口にしてしまうと、スクデットが逃げてしまう、などというジンクスの為だ。
近頃の自分の心がけも同じ。
やっとのことで梅雨が明けて、週末に練習試合が待っていても、あえてそのことを考えないようにする。
このブログに書かないようにする。


だって、もう一瞬先は闇の状態なので。
書いたが最後、叶わないような気がしてしまって。


しかも、そんな中、愛知県、緊急事態宣言。
オワタ、これ。
フットサル出来なくなるのは百歩譲っていいとしても、せっかくの試合楽しみにしてた子供たち、可哀想。
アホらしい、あと数日、もたすことできんかったんかい。


お盆中の規制に関する自粛だから、スポーツ施設は大丈夫なはずだよ、なんて楽観視するフットサル仲間もいたけれど、いや、いや、騙されんぞ。そんな希望的観測はもたない。
だって、裏切られると悲しいから。


などとヤサグレていたが、あれ、中止の連絡いつまでもこんな。
体育館も閉まらず、結局フットサルやれとるし。


‥‥‥これ、もしかしてやれるんか?


ということで、スクデットと口に出さなかったおかげで、無事、練習試合をこなせることに。


まぁ、3学年合わせての合同練習試合だったのと、クソ暑かったのもあって、出場時間は極めて短かったけど、とにもかくにも試合ができた。


僕自身は、いつも通り次男坊の二年生を見ることに。

どうせぐっちゃぐちゃになるだろうな、とは判っていたけれど、せっかく広いコートでやるし、こういう機会も少ないだろうから、ポジションも決めてやってみることに。
前の試合で攻めやった子は次守りね、といった感じで、なるたけ色んなポジションやってもらえるように。


まぁ、予想通り、始まっちゃえばカオス状態になりましたが。

でも、うん、うん。それでいいよ。だって、練習もしてないのに、できるわけないじゃん。

それでも1試合目終わった後にミーティングして、ゴールキック時に「自分のポジション確認してみよっか」と声かけると、ちゃんと規定ポジションに戻るちびっ子たち。一応、頭の中には入っているみたい。


まだまだ小さいけれど(小さいからこそか)、自分の色が出ている。

次男坊も含めて、上手い子、3人。
順繰りに中盤の真ん中やらせてみた。

3人とも広範囲に動いてくれたんだけど、1人は横に広く動いて、1人は前のほうに広く動いて。
次男坊は後ろ側に広くかな。幼稚園の頃からそういう傾向あったけれど、カバーする意識も強く、上がりがちだったセンターバックを追い越して飛び出した相手を捕まえてくれて、そこから広い方向に逃げての陣地回復能力は相変わらず。
こういうそれぞれのプレースタイルを練習試合通じて見極めていかなければ。


守備に興味を示さず、攻めの時だけ動く子。
FWでスペースへの持ち出しが上手な子(ただし、最終的にはドリブルが大きくなってとられる)。
ドリブルは上手くないんだけど、ボールを怖がらず突っ込んでくれるから、相手を止めるのに長けた子。それが自分でもわかってるのか、DFをしたいと最終的に言い出す。
僕が最初にポジションの話をしてしまい、それをきちんと守ろうとしたがゆえに、逆に動かなくなってしまう子。長男みたいだ。


とりあえず試合やれてよかったです。
おおよそ予想通りだったけれど、皆の特性も見れたし。

ただ、特性があるからそこをやらせるんじゃなくて、色んなポジション経験してほしいし、特性がある/なしに関わらず、本人が希望するポジションもあるだろうし。


また、今日から子供たちを導いていけるように頑張りましょう。