運動音痴のサッカー好きが大人になったら

かろうじて小学校はサッカー部。その後は文化部だった運動音痴が、それでもオタク的なサッカー好きに成長して、フットサル、息子の所属するスポーツ少年団でパパさんコーチをこなす奮闘記

3年生大会 予選の出来

長男が見事、部活で背番号10をゲットして6年生のお別れ試合に臨んでいる裏で、次男の試合に向かいました。

 

 

ここ2年、我がスポ少が余裕綽々で予選突破してきた3年生大会。

 

いきなり強豪チーム引き当てる僕の運の悪さにドキドキ、アタフタしておりましたが、結果から書くと、その慌てぶりは何だったんだというぐらいに軽々と予選突破決めました。

 

例年強いチームでも学年によってマチマチなのか、試合に向けた特別練習が効いたのか、常日頃からの鍛錬が良かったのか。

まぁ、全部の相乗効果でしょうね。

 

保護者に、これは突破できたら次もある試合なので、全員2試合とも出しますが、出場時間が凸凹するかもしれません、ごめんなさいと語ったあれは何だったのか。

前半のうちから4点入り、もう途中からサブの子も投入。取っ替え引っ替え余裕で出来て、結局、全員バランスよく出場。

実は、メンバー選定に関し、コーチ陣で揉めに揉めて、ぶっちゃけ大喧嘩に発展。次があるから勝ちたいよ、勝たせてあげたいよ。でも、全員出てほしいじゃん。スタメンはベストメンバーで行くけど、結果がどうであれ後半はいじるね、と主張する僕と、いや、勝ちに拘りたいと主張する他コーチ。

ベストメンバーで行って勝ってるのに、後半入れ替えて負けたら保護者は納得しませんよ、等と言われたが、そんなん僕がごめんなさいするだけだし、出られなかった子達の親こそ納得できんのでは。

地域のスポ少が集まるだけの小さな大会だぜ。子供達の出場機会奪ってまで、気合い入れるもんかね。

 

これには裏話があって、どうもパパコーチ二人の息子、揃って4月からクラブチームに移籍するつもりだったみたい(その息子から聞かされた)。

そういうことね。チームメンバーの育成なんか関係なくなったから、上手い息子を出ずっにぱりにして、有終の美を飾りたかったらしい。

 

そんな気がまるで僕にないのが判ったのか、1人のほうは、この予選の翌日に退団していきました。もう1人も時間の問題かな。

そんな状況ですが、ヘッドコーチからは一応話し合いしようか、と。まぁ、いいんじゃないです。クラブチーム行けば彼らも関わり合いが薄れて、あの子達にとってもいいことでしょう。でも、性根入れ替えてくれんと、帰り道で地獄の説教が待ってるぜ。それって子供にとって不幸せでしょう。

それもそうですね。教え子のために頑張りましょうか。言ったって響かないと思うけど。

 

 

閑話休題

 

色々コーチ陣でありましたが、そんなのは子供にとっては関係なし。

 

すごく大人びたチームになってるな、と感じました。

具体的に言うと、ポジション守ってパスコース作っているし、そこにパスが出てくる。もちろんそうじゃない子もいるし、そうじゃないシーンも多々あったけれど、例えば長男5年生が3年時にはここまでできていなかった。団子状態の局地戦でも負けない個人技あって、大きな展開もできるとあれば、そりゃ、勝てるでしょ。

審判からは、走らされて疲れました、強いわ、と言われました。

 

前述の通り、主力が2人抜けて正直大幅ダウンでありますが、もっと上のレベル目指したい子が移籍していくのは折り込み済みだし、だからこそ全員出して底上げを図っているとも言える。

 

サイドハーフが得意な次男は、チーム事情で1試合目前半はセンターハーフで起用。どうもサイドに流れたがる癖はありましたが、いいふうに捉えるなら広範囲に動いているということ。守備でも必死に追っかけてくれたしね(逆に言うと、追っかけ過ぎで下がってくるのでフォワードには向かない)。

しっかりボールキープして、ドリブルで運んでくれて、サイドからのセンタリングでアシスト。自分に引きつけておいてのパスでの展開も良かったと思います。

 

後半&2試合目は、これまたチーム事情と、前やりたい奴多数だったので、ディフェンスで。

なのに、3点あげるという。

闇雲に上がってるようなことはなく、回りの状況判ったうえでオーバーラップしてる。だから、逆に裏取られてピンチになることもないし、いざ上がったときはエリア近くでフリーでボールが回ってくる。センターバックのときでさえ点取りやがったしな。

スクール側で試合に出させてやってるので、これぐらいのことはしてみせて、チームに還元してもらわなきゃ困りますが。

 

失点は2つあったけど、ショートコーナーでスタートされ、うん、なにあれ、ボール取りに行っていいの、と戸惑ってるところにミドル決められたのと、ゴールキックのスタートがマズくてやられたのと。

うん、まぁ、いいんじゃないの。何が良くなかったのか判りやすいし、次に向けた反省しやすいし。

今度の練習で、皆に話し合いしてもらいましょう。

 

 

結果が良かったことは、もちろん嬉しい。

でも、それ以上に嬉しいのは、試合間のアップ中、子供同士で仲良く一杯喋っていたこと。

この間のワンデイ大会が良かったのかなぁ。丸1日一緒にいて、昼御飯も、みんなでおにぎり食べて。

その時もよく喋るようになったなぁ、と思ったけれど、うん、それ以上にコミュニケーション取れるようになっていた。

いいと思います。サッカー上手い、強い以上に、そうやって仲いい友達作って一緒に頑張る、その環境のほうが大事なので。

そうやって楽しい関係作ってくれれば練習にも参加してくれるだろうし、それが続いて上手くなってくれれば、それでいい。

 

上手く、強くなきゃ駄目かなぁ。

やってて楽しい。それがスポーツ。

 

ガチで子供に期待かけて、時間もお金もかけてる人からしたら、それが耐えられんのかな。

考え方は変えないけど。

全員が最大限になることはありえないよ。その中で最大公約数探していきたいけれど、それを無視して自分の息子を優遇するのはどうなんだろう。やりたきゃ、やればいいけど、それだけの汗は流そうや。

コーチライセンスも審判ライセンスも、とってないよね。スポ少のイベントにも参加してないよね。それらが息子の成長に直接的に繋がらないのは判ってるから、やらない。その考え方はいい。否定しない。だが、そんなのにメインコーチ任せないでしょ。